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ドキドキ上海日記 RSSフィード

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6月25日(日)【1DAY】まの卒業式
何の前フリもなくこのお店の話題が出ることがあります。
ていうか、そればっかりです。

2017/05/24 (Wed)

『同級生』25周年!(『To Heart』20周年)

昨日が『To Heart』の発売日から20年目だったのだそうでえらく盛り上がってました。

「てことは同級生20周年はとっくにすぎてるじゃん! そっちのが歴史的に重要なのにスルーしやがって!」と自分を棚に上げて憤慨してたんですが確認したら同級生はちょうど25周年じゃないか(笑。

というわけで個人的に同級生メモリアルイヤーを盛り上げて行くことにしました。

DMMで配信してます。是非ともWin版ではなくオリジナル版をプレーして下さい。シナリオが全然違うので。もちろん同級生2もやろうね。

昔も To Heart のこと書いてて同級生の話になったことあったなーと思って確認したらこの日記の過去記事にあるんですけど、関係ない話題から展開してるし痛々しいのでさすがにリンクするのは控えとこう……。もちろんヘッダから検索すれば出るんですけど。

『To Heart』は川澄綾子(as神岸あかり)の出世作とされていますが、俺がやったのは最初のWin版なので声はなかった。俺にとってファースト川澄綾子キャラがいきなり千影だったのである(笑。シスプリ原作のG'sマガジン誌上では不動の人気双璧だった咲耶・千影のキャストに『To Heart』のマルチ・あかりが対応しているのは偶然ではあるまい、……と当時から思っている。もともと川澄綾子の地声は高いほうで、基本的にそのまま正統派ヒロインを演じていたのが千影でいきなり思い切って低い声になった(笑。でも千影を経由したことで川澄綾子の芸の幅は広がったと思わない? もとより一時期は“オーディション荒らし”と呼ばれたという逸話のあるくらい対応力のある人なので、いずれいろんな役を演じることにはなっただろうけど、最初に振り幅を見せたことで使いやすくなったというか、それこそFateのセイバーみたいな男前な喋りも、あかり=千影間のどこかにバランスとして位置づけられるでしょ?

と、ここまで書いて川澄綾子は同級生には全く関係ないことに気づいた。

同級生2は移植先の機種によっていちいちキャストが違っててアレだったなあ。高田由美が(以下略

2017/05/23 (Tue)

影山ヒロノブ『Stellar Compass』

ID-0』EDテーマ。

ちょっと『夢光年』を思わせるいい曲なんだけどリリースがない。

7月25日に出る影山ヒロノブデビュー40周年記念オリジナルアルバムに収録とのこと。

EDだし地味だし英詞だしシングルで出すような曲ではないかもしれないが配信はしてもよくない?

このアルバムももう発売まで2ヶ月なんだからタイトルくらい決まっててもいいのに、発売決定からリリース情報が出るまでの谷間みたいなタイミングということなのか……。

D

CM動画とかもなかったので(リリースしてないから当然だが)同じアニメのOP貼っとく。

これも良い曲だけどね。

2017/05/22 (Mon)

ねむい(暑い)

毎日寝落ちして

なにもできない

たすけて

2017/05/21 (Sun)

ニチアサ

今年(今期?)は久しぶりに日曜のTV番組をほぼ全ブッチしている。朝は7時半から戦隊、仮面ライダー、プリキュア、題名のない音楽会、30分空いて将棋フォーカス、NHK杯、まで観て、夕方アニメは前期ならオルフェンズ観て、大河ドラマ観て、だったのが以上全部観なくなってしまった。かつ、録画はまだ全部してる(笑。

主に2月から3月にかけて仕事がクソみたいに忙しかったせいだが、おんな城主とか仮面ライダーは最初の何話かは観た。キュウレンジャーは観よう観ようと思って今に至る。プリキュアは1話だけ観たかな……。題名のない音楽会はいつの間にか司会が五嶋龍から石丸幹二に代わってた。保険のCMとか出てるし好感度は高いんだろうけど、俺の中ではいまだに半沢直樹のクソ上司なのでイメージがよくない(笑。将棋フォーカスは佐藤天彦名人の講座からほとんど観てなかったけど、ふなえもんこと船江恒平六段に代わってどんなもんかなーと一回は観た。

あと夕方アニメはヒーローアカデミア2期が日曜と今の今まで思ってたんだけど確認したら土曜だったのか。1期は観てたんだけど今期は自然にスルーしてしまった。

大河ドラマは、『八重の桜』も『花燃ゆ』も最後まで観続けたというのに今年は脱落してしまった。柴咲コウが出る前に挫折した気がする(笑。そういえば先日何かの拍子に海音寺潮五郎の『西郷隆盛』が読みたくなってKindleチェックしたらちょうど角川文庫で新装版が出ることになってて、よく考えたら来年が西郷どんだったね。しかも変態仮面が主役だっけ。閑話休題。

なにしろHDD容量が圧迫されるので、大河ドラマなんか録画終わった瞬間に消すくらいの勢いで削除しているが(じゃあ録画すんなよ)、キュウレンジャー、プリキュアはいまだに全話保存してある。アイカツがアイカツスターズになってから1話も観てないにも関わらず全話とってある。既に丸一年分を超えた。

仮面ライダーもまだとってあるけど、エグゼイドはライダーがみんな医者ってのが何かな。一つの業界の中で完結しちゃってるのって世界が狭い感じがして苦手。

あ、深夜アニメはちゃんと(?)観てます。

オチはない。

2017/05/20 (Sat)

早稲田松竹(行ってない)

今週のプログラムがイーサン・ホークと音楽の時間で『シーモアさんと、大人のための人生入門』/『ブルーに生まれついて』だということに昨日の夜に気づいて、行こうかなーと思ったのだが起きられんかった。

早稲田松竹に行く時は土曜の朝一の回で最前列中央の席を確保する、というパターンをずっと守っているので、それ外しちゃうともうダメ。まあシーモアさんとやらを朝一で観る人はそんなにいないだろうからその次の『ブルー〜』の回からで行けるかもなと思ったが、そこまで頑張る必要もないかなと……。起きられないのも観る映画のモチベーションによるところが大きい。あと上映週が土曜〜金曜なので上映が始まってから気づくと次の週末はもう変わっちゃうので間に合わないことが多い。

『ブルーに生まれついて』ってチェット・ベイカーの伝記映画なんだけど、同じ年(2015年)にドン・チードルのマイルス伝記映画もあって、去年菊池成孔のライブに行った時MCでずっとこの二つの映画の話をしてたので、早稲田松竹で『ブルーに生まれついて』をやると聞いた時とっさに「併映は『マイルス・アヘッド』か!?」と思ってしまった。そんな濃いジャズ伝記映画を二本一緒にやるわけなかった(笑。 菊池成孔は普通に聞くと悪口ばかり言ってたが、何だかんだかなり長い時間この映画の話をしてたので、観るべきものはあるのではないかと。いわく、この映画はチェット・ベイカーのオリジナル音源は一切使っておらずイーサン・ホークが歌ってるのだが、キーが違いすぎて全然チェット・ベイカーっぽくないとか。でもよく考えたら俺チェット・ベイカーのボーカルものって聴いたことないし何ならトランペットもほとんど聴いたことなかったわ。そんなわけで観に行く気力が出なかった。マイルスの方なら絶対観に行ったのだが。ドン・チードルも全然マイルスに見えないけど。

まあ、俺が自分で積極的に観たい映画というのはジャンル単位で偏っているので、たまにはそうでないものを観る機会として早稲田松竹の二本立ては有効なのだが、ワケわかんない映画はまだいいんだよ。実際、今まで『π』とか、サム・ライミ監督の『スペル』とか、よくわからんものも観てきた。というより二本とも観たいというケースがむしろレアで、大抵は片方が本命、もう一つは知らんという感じである。

それにしたって、『シーモアさんと、大人のための人生入門』て何なのよ。なんか最近こういう、マイペースに生きてる爺さんが出てきて「こんな生き方もいいよね」みたいな映画多くね? 早稲田松竹の傾向として多いだけかしら。

2017/05/19 (Fri)

笑うカドには福きたる

誤解するカド ファーストコンタクトSF傑作選』を買おうとしたらKindle版がないんですよ。ハヤカワ文庫のSFなのに。というのは一種の偏見かもしれないけど、これだけ電子書籍も普及したんだからさあ〜、電子版が出るのか出ないのか、出るならいつ出るのかはハッキリわかるようにしてほしいっすよね。と思って検索したら早川書房の電子書籍一覧てのが出てきた。てことはこれで全部なのか。目録が1ページで済んじゃう分しか出てないんか。しかも著者名と書名が並んでるだけで電子版なのにリンクすら張ってない。【主要取扱い電子書籍ストア】とやらがいっぱいあるので特定のストアにリンクするのは控えたのかもしれんが、自社サイト内には刊行物に対応する紹介ページないの?

まあハヤカワだけを槍玉に挙げるのは不公平というもので、実際はどの出版社のサイトも同じく役に立たない。ので、最初からAmazonのKindleストアで検索して、なければ紙バージョンのページから「Kindle化リクエスト」をクリックしておしまい、である。

電子書籍についてはまだまだいろいろ言いたいがまたの機会にしておこう。

気を取り直して、上記は編者の野崎まどがシリーズ構成を務めるアニメ『正解するカド』にちなんだタイトルですけど、同作の番外編みたいな短編でも書いてそれが表題作なのかと思ったら違った。SFアンソロってやけに凝った書名つけるのが多くない? 創元社の日本SF年刊傑作選も『超弦領域』とか『虚構機関』とか「SFっぽい造語の四字熟語」しばりだった。ネタ続かなくなって途中でやめてたけど。ってそっちも大森望が編者だったような。

ちなみに野崎まどは『ファンタジスタドール』のノベライズを書いた作家でもある(笑。

しかも同じハヤカワ文庫だけどそっちはKindle化してる(笑。

2017/05/18 (Thu)

松坂大輔3年契約12億円プラス出来高(推定)

時事ネタだから早く書こうと思ってたんだけど、先月、博多のみずほ銀行支店前で現金3億8000万円が強奪されるという事件がありました。

3億8千万円奪われる=空港で韓国人発見、聴取−現金下ろした会社員被害・福岡県警

同日、福岡空港で現金7億5000万円超を海外に持ち出そうとしていた韓国人らが捕まり、当然これが犯人かと思いきやどうやら結局無関係の別口だったようです。数億円の現金持った人がそのへんにゴロゴロいるなんて福岡は景気がいいですな。

まあそもそも被害者の会社員がそんな高額の現金を下ろして持ち歩こうとしてたのが不自然じゃないかとか、明らかに計画的犯行なのでなぜ現金が運ばれるのを知られてたのかとか、金(ゴールド)を密売すると納めずに済む消費税8%分が丸ごと利益になるので流行ってるとか、いろいろ怪しげな話がありましたが、本題はそこではなく。

みずほ銀行福岡支店前、3億8000万円強奪事件から垣間見える背景と膨らむ妄想 : 市況かぶ全力2階建

「福岡」「3億8000万」というキーワードからなぜか松坂大輔選手に連想が(笑。

最近プロ野球は全然チェックしてないので松坂の近況も何も知らなかったんですが、株ネタまとめブログで見ることになるとは思わなかった。貧乏人なので個人的に株なんぞに縁はありませんが、死人が出かねないような金額がバカみたいな理由で動く、そんな株式市場をあくまで笑いごとにしていく、株クラスタの方々の強靭なユーモア精神には敬意を覚えること頻りです。なるほど球団から見ると高額の年俸を出して成果が未知数な選手との契約は株式投資のマインドに通じるものがあるのかもしれない(適当。

去年も松坂の記事があった。ソフトバンクだけに3年契約を携帯電話の2年縛りにかけてたりして、相変わらずうまいことを言うw

3年12億円の松坂大輔さん、ソフトバンクに年縛りの辛さを体を張って伝える : 市況かぶ全力2階建

さて松坂大輔投手とソフトバンクホークスとの契約金額は3年12億円プラス出来高(推定)だそうですが、その1年目の2015年シーズンから肩の故障で一軍での登板ゼロ。プロスポーツ選手にとって怪我はつきものですし基本的に不可抗力ですから、両者そのリスクも踏まえて契約するわけです。よく鳴り物入りで来日した高額年俸の助っ人外国人選手がろくすっぽ活躍しなかった場合なんかに、年俸を安打数で割って「ヒット一本あたりン千万円」なんてやってたりしますが(野球ファンはそういう計算が大好き)、特に年齢的に全盛期を過ぎて衰えが見え始めた選手に対しては、金額面でもそうですが球団側は複数年契約をしたがらない傾向があります(俺は野球そのものではなくこういうことには興味がある)。加齢によるパフォーマンス低下はケガと違って確実なリスクだし。大物中の大物とはいえメジャー帰りで現役生活の晩年にさしかかろうという年齢の松坂とソフトバンクがなぜ破格の契約を結んだのか、事情はよく知りませんが、案の定、給料泥棒と呼ばれてしまっているのが現実。

まとまった記事がなぜかITmediaにあった。

何もできない松坂大輔を、孫正義オーナーが見捨てない理由 (1/4) - ITmedia ビジネスオンライン(2016年05月19日)

ボロボロになりながらも、引退しない松坂大輔の末路 (1/4) - ITmedia ビジネスオンライン(2016年10月05日)

まず、ケガをして出場できなくても契約年俸は満額支払われるけれども、引退するとその時点で支払いは終わるんですね。当然といえば当然ですがそれが頭に入ってなかった。金額は年俸だけど支払いは月単位だとか(未確認)。たいていの選手は引退間際は単年度契約になるし、シーズンを終えたところで引退するのが普通だから、問題になることは少ないが、松坂が「引退しないこと」に対する批判を受けているのは、一つにはプレーせずに高額の年俸を受け取り続けていることが理由なわけだ。記事中でも「返上」という言葉が使われているけれども、単に選手としての引き際ということ以上に、年俸の額が額なので道義的な問題と見られている部分が大きい。

でも、おそらく松坂本人は今さら数億程度の年俸に固執しているわけではなく、もっと単純にまだプレーできるはずという思いを捨てられないんだろうなあと思うんですよ。かつての名選手であればあるほど、本人が往年のイメージに捉われるのも致し方ないかなと。

また、そういう内容の契約を締結してまだ有効である以上は貰えるものは貰うだろというのもシビアな稼業のプロとして当然の考え方ともいえる。上記の記事では城島の契約途中での引退が美談みたいに扱われているけど、ハイリスクで不安定な職業であればこそ契約上の権利はキッチリ行使していかないと選手全体の不利益に繋がりかねない面もある。

何が言いたかったのかというと、周囲は高額年俸を問題にしてるけど、本人にとっては(おそらく)金銭面はどうでもいいことで現役でのプレー自体に拘っているという、立場によるすれ違いが哀しいなあと思ったのでした。

と書くつもりだったんだけど、上の記事が本当なら松坂本人もあまりプレーに対してやる気があるわけじゃないのか。よくわからん。

2017/05/17 (Wed)

蓬莱学園の回想!

中津氏はその筋では有名な(?)蓬莱OBだが、ドラクエⅩプロデューサーよーすぴこと齊藤陽介氏もそうだったのか?

ゲームの企画書の記事になるとのことで楽しみです。

これを受けてTLが盛り上がっていた模様。

かつてのPBM(蓬莱学園)はどのようなものだったか

https://togetter.com/li/1110959

PBMガチ勢はそんなに大変だったのか……というのはこれ読んで初めて知った。

俺自身と蓬莱学園については昔Ask.fmでコメントしたのでそのまま引いておく。

確か中学の時に誘われて『蓬莱学園の冒険!』(いわゆる旧TRPG)をやったのが最初で、その頃出た小説版『蓬莱学園の初恋!』を読んでハマった感じですかね。

94年のPBM『蓬莱学園の休日!』(S-NET)には参加したので、一応公式に蓬莱学園OBを名乗れるんですが、PBMのお作法が全くわかっておらずただ漫然とリプライを出してるだけで終わった。無名の一生徒として卒業したってところか。でも『蓬莱タイムズ』は貪るように読んでたし、臨時講師採用試験とかにも夢中になって取り組んだ。要するにひたすら受け身のファンだったと言える。学園史年表とかHBCのテレビ欄とかいくら見ても飽きなかった。

逆にいうと、特に90年動乱を経験した世代はPBMを通じて自分達が蓬莱学園を作っていたという意識が非常に強いんですね。実際、部長クラスのPCだったような人が今も業界にゴロゴロいます。私はその草創期を体験していないのと、PBMのマインドを内面化できずに終ったので、蓬莱学園グランドマスター柳川房彦/小説家新城十馬(現・カズマ)を神のように崇めるファンに留まったという感じでしょうか。『蓬莱学園の魔獣!』第一部(銃士テオドール・ザールウィッツの手記)はたぶん一番影響を受けた小説だと思う。

せめて蓬莱学園FCには入っておくべきだったというか、なぜ入らなかったのかわからない。高校時代は鬱屈しすぎててその程度の行動力すらなかったのかも。

歳がバレる。

最近ではTwitterで#hourai2020という謎のハッシュタグも。90年起点だと蓬莱学園30周年にあたるんですね。

2010年の20周年の時にはSF大会(TOKON10)の企画で蓬莱学園の部屋というのがあったので参加したんですけど(SF大会に参加したのこれ一回きり)、関係者の回顧談を聴くというゆるいイベントだった(笑。 でもその時、新城カズマ先生ご本人はPBM、TRPG、小説などの作業の時系列がどうだったのかあまり記憶にない様子だったので、ちょうど(サインをもらうために)『蓬莱学園の初恋!』を持参していた俺は「あとがきにはこう書いてありますよ」などと観覧席から発言した覚えがある(笑。

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さらに余談だけどその少し前に『15×24』の発売記念イベントとして、都内書店を自転車で移動する新城カズマ先生に遭遇できたらサインしてもらえるという、著者本人による突発自主企画(笑)があって、確か池袋のジュンク堂でサインをいただいたんだけど、その時に集まったファンの一人が上記TOKON10の受付スタッフをしてたのにバッタリ再会して、蛇の道はヘビだなあと思ったものでした(笑。 懐かしい。

とりあえず、既に十数年前には脱稿済みという『蓬莱学園の革命!』2巻刊行をですね……。

  

2017/05/16 (Tue)

ロリババア専門誌『永遠娘』

COMIC LO増刊。以下リンク先はだいたい18禁。

永遠娘で「とわこ」と読ませる。創刊号(『壱』)表紙のキャッチフレーズは、「やはり女は齢八百以上に限る。

つまりそういうことである。

LOの増刊には他にドM専門誌『Girls forM』があり既に十号以上刊行されているが、永遠娘も2号(弐)の巻末で早くも3号の刊行予定が告知されており、どうやら軌道に乗りつつある模様。

ドMやロリババアでジャンル誌が成り立つのだからエロマンガの裾野は広い。

もっとも、中途半端なジャンルで縛るよりむしろ思いっきりニッチを狙った方が却って固定客を掴みやすいのかもしれない。本誌LOにしろ、ガチロリは他とは相容れない側面があるので独立させる意義はあろうが、たとえばコミック髙は「女子高生オンリー」とのことだが、ヘタするとエロマンガ全体のうち半分くらいはJKヒロインなんじゃねえの? と思われるくらいメジャーというかありふれたジャンルなわけで、あえてそれを専門にする意味あるか? と思ってしまうのである。いや雑誌としてはクオリティ高いと思うし好きなんですけれども。閑話休題。

永遠娘・壱ではなんと、サンデーGX連載三浦靖冬『薄花少女』番外編が特別掲載された。無論これはエロではないが、それにしても天下の小学館がエロマンガ誌とコラボとは、と驚いた。本場マンガ文化の成熟を見た(嘘。

弐では『ねこむすめ道草日記』いけ先生による非エロ短編を掲載。夜の天体観測で幼女吸血鬼(?)と仲良くなった少年が彼女にプロポーズするも、10年後……、というちょっと切ないお話。よかった。

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個人的にはロリババアなら狐娘が好きなのだが、バリキオス先生のを超えるのはなかなかないな。

2017/05/15 (Mon)

内田康夫『王将たちの謝肉祭』

なんとなく存在は知ってたが、最近将棋ペンクラブブログで言及されてたんだったかな? それでふとチェックしたらKindleで安くなってたので買って読んでみた。

初刊は1986年。当時のプロ棋士を彷彿とさせる、というかそのまんまな人物が複数登場するモデル小説。なのだが、ミステリとしてはグダグダだった。冒頭、ヒロインの女流棋士が新幹線の車内で見知らぬ男から封書を預かる、というスパイ映画っぽい導入で始まるのだが、なんで彼女に渡されたのかが結局最後までよくわからない。なんだこりゃ。内田康夫ってこんなだったか?

その封書は「九段の件、〜」というようなことが書いてある念書で、プロ棋士九段の誰かが関与しているのかと思いきや地名の「千代田区九段」のことだったという脱力もののオチだった。九段の土地払い下げ利権を巡って与党の派閥争いが云々みたいなベタな社会派ミステリ風の装いで、それも投げっぱなし。前半では戦後間もなく再開した順位戦で段位の乱発が行われた(丸田祐三が四段から七段に上がったなど)「インフレ昇段問題」が出てきて、復員が遅れたためそれを不服として引退した棋士なども登場するので、戦後将棋界の闇をガッツリ扱った事件なのかと期待してたのに。

あとがきによるとミステリとかはどうでもよくて、升田幸三が書きたかったらしい。上記の通り実在のモデルがわかる書き方をしていて、柾田(升田)、大岩(大山)、吉永(米長)、中宮(中原)、真鍋(真部)といったビッグネームが登場。吉永は途中で殺される(笑。 あと最後のほうで唐突に羽生少年がワンシーンだけ実名で登場するのだが、ちょうど執筆終わる間際にNHK杯戦でデビュー直後の羽生の将棋を見て急遽登場させたらしい。おそらくそのためだろう、この小説は羽生が七冠独占した1996年に単行本が再刊されている。注目するのが早かった先見の明によってのちの羽生人気にあやかれた、といったところか。

ミステリとしてはアレだが将棋小説としては美点もある。病気休場から3年ぶりに順位戦復帰した柾田(升田)九段が中宮名人への挑戦権を獲得するのだが、末期癌で名人戦の第一局には明らかに命旦夕に迫った状態で登場。一日目の時点で誰の目にも中宮名人の勝ちと見られる形勢になり、封じ手の局面で力尽きた柾田は封じるべき手を盤上に指して意識を失ってしまう。その手は常識では考えられない桂跳ねだったため、持ち上げた駒を誤って落としたのではないか? という声も上がるが中宮名人だけはその手の真価を見抜き、また封じ手を指したのは柾田本人に不利になるのだから反則とはせず着手成立、と大岩が裁定する。倒れた升田は二日目を指すことはできず中宮の不戦敗になると思われたが、封じ手の桂跳ねが成立した局面で中宮は投了するのだった。

でも二日制の対局って、一日目の封じ手の後で駒は一旦片付けて、二日目はまた駒を初形に並べてから記録係の棋譜読み上げに従って駒を動かして前日の局面を再現し、それから封じ手を開封、ていう手順になるんだよね確か。だから惜しむらくはこのシーンは現実には起こりえないのだが(他にもいろいろ無理はあるが)、ちょっとカッコいい。