浅草仲見世・九重「あげまんじゅう」

本所吾妻橋から、浅草へ。

もうお腹いっぱい、さすがに夜勤明けで腹がたまると、歩いていても眠くなってくる。でも、甘いもの、甘いもの。ということで、仲見世は「浅草寺から三軒目」が謳い文句の九重の「揚げまんじゅう」を戴く。

人気は人形焼と二分しているかも知れないけれど、出来立てが美味しいと、わたしがおもうのは、やっぱりこちらの「揚げまんじゅう」。きょうは黒ごまのこしあんまんじゅうを2つ、買う。

前歯を立てながら食べるとまわりの、サクッ、フワッとした、ころもの歯ごたえと、ごまの香ばしさ、ほのかにつぶあんの甘さが口のなかの小宇宙に漂う。前夜からのなごり雪も止んで、さっと晴れ渡った空の下では、それも心地よい。

店先からちょっと離れて、向かいの伝法院の柵の前で、まんじゅうをほうばっていたら、地面におちたまんじゅうの、ころもを狙って鳩がさっそくツツきにやってくる。それを見つけて、九重の店の女の子か、「鳩に餌やらないで下さいね」と言った。

九重

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