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2013-09-01 政府債務を100兆円単位で純減させる方法 このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

 今年8月上旬、国債などの政府債務残高が1,000兆円を超えたことが話題となりました。 増税論者からも、8%や10%への消費増税では政府債務が目に見えて減る、という話は聞こえてきません。
 ではこの政府債務を短期間に100兆円単位で減らすことができる策があるとしたらどう思われるでしょうか。


図表1は日本国債等の残高推移です。棒グラフの方は、そのうち日銀保有高の推移です。
日銀は、財政再建を目的としてではなく、デフレ脱却の手段として市中から大量に国債買入れを進めています。

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図表1 日本国債等の残高と日銀保有高推移
出所:日銀資金循環統計 2013年以降は日銀発表資料からの推定。
政府債務の大半を占める日本国債*1は2013年に1000兆円を超えた。(破線は予測)
そのうち、日銀保有分は今年6月に128兆円に達した。
異次元緩和で、2014年末には200兆円を超えるペースで増加中。(薄い水色部分)

ただ、日銀政府債務を多量に保有することで、政府債務問題を緩和している面もあります。

というのは、中央銀行国債を買入れて日銀券を発行する場合、日銀バランスシート資産側の国債からは利子を得るのに対し、負債側の日銀券には利子支払いが発生しないため、この差額の大部分を国庫納付することが可能です。政府から見れば、中央銀行にも国債の利子を支払いますが、その大半が納付金になって政府に還流してくるため、日銀保有国債については利払費増大の問題は生じないことになります。

そこで今度は、政府が500円玉のような政府貨幣を大量に発行して、日銀保有国債を買い戻した場合を考えます。

日銀国債政府に売却する場合に、その対価として受け入れた500円玉(政府貨幣)は、日銀自身が発行した日銀券が日銀債務であるのとは対照的に、日銀からみれば資産です。 
そして、日銀バランスシートの資産側では、国債などの政府債務が減った分、政府貨幣が増加し、政府債務の一部が政府貨幣で置換されたことになります。

そしてこの政府貨幣発行益を財源に、政府が買い戻した国債を消却すれば政府債務は純減します。(図表2)

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図表2 政府貨幣による政府債務の置換を示した政府日銀のバランスシート
日銀保有の、国債などの政府債務を、政府が500円玉のような
政府貨幣で買入た場合のバランスシート変化(左図から右図へ)
政府貨幣を発行すると、額面と発行コストの差が通貨発行益となる。
その政府貨幣政府日銀国債などを買入れた場合、
日銀のバランスシートでは、その一部が政府貨幣に置換される。
政府貨幣発行益を財源に、政府が買い戻した国債を消却すれば政府債務は純減する。

100兆円単位の政府債務を500円玉で買うのはまどろっこしいので、政府政府紙幣100兆円札1枚を発行して日銀保有の国債を買入れてもいいでしょう。そして政府が買入れた国債を消却すれば、たったこれだけの操作で、政府債務を100兆円減らすことができます 日銀が対価として受け取った政府紙幣は利子支払いの必要はなく、債務ではないので返済が必要となることもありません。

今議論のある消費税を8%や10%に上げても、本当に政府債務が減るかどうかさえ定かではありません。筆者は、デフレの現在税収弾性値が約3と大きいため、消費税増税により、1997年の橋本増税後と同様か、それ以上に税収は減るのでは、と懸念しています。

一方政府貨幣を使った、たったこれだけの操作により100兆円単位で政府債務を純減させることもできます。

政府債務と家計の債務違いについてはこのブログで何度も取り上げましたが、債務者の意思で簡単に大きく減らせるなどということは、政府債務ならではのことであり、家計の債務では想像さえできません。 

 ここまで書くと、では政府債務を全て政府貨幣で置換すればいいではないか、という方が必ず出てきます。確かに政府債務問題だけならば、それで解決しますが、金利のつかない政府紙幣が1000兆円市中に出回れば、今度は利息を求めて不動産・商品などに大規模な投資が行われ、一挙にバブル・高インフレとなる可能性が高いでしょう。過ぎたるはなお及ばざるがごとし、ということですね。

興味深いことに、Wikipedia英語版で財政(public finance)を調べると、その財源として税収・国債通貨発行益の三つが載っていますが、ウィキペディア日本版の財政では通貨発行益の話は出てきません。

カナダ中央銀行パンフレットでは通貨発行益について一般向けに説明したものがありますが *2日銀では国庫納付金の説明として通貨発行益の一部(市中発行国債の買入れに伴う利益)が説明されているだけです。

財政健全化のための消費税増税の是非という重要事について国民の判断を求めるのであれば、官僚振り付けの消費増税集中点検会合などよりも、政府財源には税収・国債以外に、通貨発行益というものもあることを周知する方がずっと有益のように思います。

【参考】 
政府貨幣の仕訳については、UFJ総合研究所(2003年当時)の村田雅志氏によるペーパーが参考になります(図表3)。

http://www.murc.jp/thinktank/economy/archives/investigativereport_2005/archive_20030512
図表3 政府貨幣仕訳について解説されたペーパー(リンク)
ペーパーへはこのサムネイル画像をクリックしてアクセスしてください。
著者はUFJ総合研究所(当時)の村田雅志氏。

shavetail1shavetail1 2013/09/01 19:38 このエントリーと類似の政府紙幣の保有について聞かれた白川日銀前総裁の言。
「政府紙幣が市中から日銀に還流してきたときにも、仮に政府がこれを解消せず、日銀に保有させ続けるという形で政府紙幣が発行されるというケースを仮想的に考えてみると、この場合、確かに政府は回収のための財源を必要としないことになる。しかし、この仕組みも日銀に無利息かつ償還期限の無い政府の債務を保有させる点で、これは無利息の永久国債を日銀に引き受けさせるということに等しく、これは大きな弊害が生じる。弊害の中味だが、日銀券の裏づけとなる日銀の資産として、無利息かつ転売不能な資産を保有することになり、円滑な金融調節が阻害されたり、日銀の財務の健全性が損なわれることへの懸念を通じて、通貨に対する信認が害される恐れがある。また政府が、日銀による国債の直接引き受けと同じ仕組みにより、恒久的な資金調達を行うことが、国の債務返済にかかる能力や意志に対する市場の懸念を惹起して、長期金利の上昇を招く恐れがある。政府紙幣の発行については政府が判断する事項ではあるが、以上言った点を踏まえると、非常に慎重な考慮を要すると考えられる」
http://p.tl/meFH

白川さん、後任の黒田さんは実質白川さんのご心配だったことに近いこと既にしてますぜ。白川さんの心配は実質無限国債、黒田さんは見通せる範囲での国債の保有。 でも、日銀券つまり円貨は今も100円以下の通貨高。白川さんの心配は杞憂だったわけです。

shavetail1shavetail1 2013/09/01 21:01 chintaro3さんのブクマコメント。
>この話がうまく行くなら、最初から500円玉で公務員の給料払えばいいんじゃね?

そうですね。私もそう思います。ただ、白銅貨の500円玉で給料を払うと、材料の銅・亜鉛・ニッケルの高騰を招くでしょう。
そうなると、1万円政府紙幣が妥当、といったことになるでしょう。
ただそうすると、同額面で日銀券と政府紙幣の2種のマネーが市中流通するというちょっとやっかいな状況になりますね。
結局、100兆円政府紙幣を1枚印刷(あるいは電子発行でもいいですが)して、日銀で日銀券に「両替」してもらう方が良さそうです。

でも考え方として、政府債務を減らす目的で、政府貨幣で政府支出を賄うという考え方は検討に値する正論でしょう。

 平時の日本で政府債務が世界的にも珍しいほど積み上がったのは日銀がデフレであっても日銀券の発行を渋ったためであり、これを解消するには債務性のない政府紙幣の活用がふさわしいと思います。

shavetail1shavetail1 2013/09/01 21:08 政府紙幣の豆知識 政府紙幣ウィキペディアより。

中華人民共和国の香港特別行政区の法定通貨である香港ドルは、香港金融管理局の監督の下で民営銀行3行が紙幣を発行しているが、10香港ドル紙幣(ポリマー紙幣)だけは香港特別行政区政府の発行する政府紙幣である。このように銀行券と政府紙幣の双方が発行される場合もある。
確かに香港では複数の同額紙幣が流通し、その中でも透明透かしの政府紙幣は印象に残ります。 
こういった実例がある以上、日銀券と政府紙幣の同額紙幣混合流通でも意外に問題は生じないのかも知れません。

wawa 2013/09/01 21:58 円天レベルの詐欺話わろた。
中央銀行なんて必要ねーじゃねーか。
まだ部分デフォルトでもしたほうがまし。そんなことしたら円自体が壊れてドルとか下手したら元で買い物せなならんわ。
金融工学は別に虚業だとは思わんがこういう馬鹿がいるから虚業だ何だといわれるんだよ。

shavetail1shavetail1 2013/09/01 22:14 border-dwellerさんのブクマ
>財政ファイナンス?
財政ファイナンスというものの、書かれた定義を見たことはありませんが、通常、中央銀行が政府の債務をマネタイズ(マネーに変える)することを指すと思います。
これに対し500円玉のような政府貨幣は元来政府が貨幣の一部を自ら発行しているもので、発行体が違いますし、また法で禁じられてもいません。ただ、100兆円といった高額政府貨幣発行は法改正が必要でしょう。

T-norfさんのブクマ
>通貨発行益にしても、国債の中銀買いにしても、額が増えると結局は通貨の信認の限界は来る。

 通貨そのものに対する信認とは、昔の金貨であれば品位という意味があったでしょうが、不換紙幣の現代では贋金に対する意味以外にはありません。 極端な話、ドイツ・ハンガリーのハイパーインフレでさえ、貨幣は信認され、放棄されなかったので、物々交換ではなく、パン一個にトランク一杯の紙幣、という逸話が生まれたわけです。
これらのハイパーインフレ事例や、ジンバブエでも分かるように、通貨価値が著しく落ちる高インフレは、通貨発行量がその通貨の通用地域での商品生産力を大きく超えて流通した場合に発生しています。
要するに、通貨に対する信認ではなく、生産力に対する信認が失われた場合に高インフレが発生します。

現在の日本はデフレ。物価上昇率はこの15年間では世界最低です。国債金利も世界金融史上稀な低金利です。
これらは日本の経済がハイパーインフレから世界で最も遠い国であることを物語っています。

名無しの投資家名無しの投資家 2013/09/01 22:32 申し訳ございません、誤字が多かったので修正再投稿します。

世界最低水準の物価上昇率(デフレ)、有事の度に買われる通貨(円)、世界最低水準の金利(国債)、

恐らく、世界で財政破綻から一番遠い国が日本です。

片方で通貨の信認が失われると叫びながら、片方で「比較的安全な資産である円が買われました。」という矛盾を垂れ流すマスコミ。

みんなが,『通貨の信認』とか言ってるのは,ありゃいったい何のことかって?答えはだねえ,残念ながら要するにそいつら,たいがいは自分が何言ってんだか,まるっきりわかっちゃいないってことよ。

いつになれば通貨の信認が崩れるのですか?

wawa 2013/09/01 22:45 金融政策は結構だし、デフレ克服しなきゃいけないし、20年デフレ放置して債務拡散させた国はあほだが、中銀の独立性は大切だってことはわかってますかね。最近日銀は政府の意向でどうにでもできる痛いな勘違い野郎が多すぎる。いま、日銀はあくまで日銀の方針としてインタゲやってるわけ。インタゲ2%を市場の様子を見ながら直球(日銀砲)と変化球(口先介入)やら駆使しながらやってくものなの。魔法の薬をつかうんじゃねーよ。

shavetail1shavetail1 2013/09/01 23:13 現代の不換紙幣の体系、管理通貨制度で、中央銀行が形式的には一般政府から独立しているのは、一般政府には財政出動拡大の動機があり、マネーを政府債務⇒中央銀行券と二段階で発行することでインフレ化を防いでいるわけです。だから政府紙幣はそれを一段階に省いてしまっていて、インフレ化が懸念されますね、インフレ国では。 しかし日本は金融史上の物笑いの種になるほどの、15年に渡るデフレ経済を自ら作り出しています。過去のインフレに苦しんだ先進国、あるいは現代の発展途上国の政府なら、インフレにする方法は誰でもしっています。 

世界の常識が日本の非常識というわけです。

tugatuga 2013/09/01 23:19 ネタとしては面白いです。金貨の類ならともかく、政府紙幣を発行した時に受け取る相手が存在するのかどうか(日銀を含め)。これはやってみないと分かりませんねー。

m-matsuokam-matsuoka 2013/09/01 23:24 tugaさん
>政府紙幣を発行した時に受け取る相手が存在するのかどうか(日銀を含め)。

法定通貨を受け取らないのは犯罪行為です。

伊勢の水源伊勢の水源 2013/09/02 06:26 shavetail1
<金利のつかない政府紙幣が1000兆円市中に出回れば、今度は利息を求めて不動産・商品などに大規模な投資が行われ、一挙にバブル・高インフレとなる可能性が高いでしょう>

この方法で、政府紙幣が市中に1000兆円といわれますが、それは間違いではありませんか?
正しくは、市中にではなく、日銀当座に1000兆円が積み増しされるということでは?

perfectspellperfectspell 2013/09/02 11:52 通貨(政府)の信認は徐々に失われていくのか? 突然失われるのか? を考えたら後者だと思われ。
だから旧日銀の量的緩和は その効果を信じられず失敗したし、
今回の円安は去年10月から今年5月まで急激に進んだ(現在も同程度量的緩和しているが、円安は進んでいない)
又は巨額の政府債務はあったものの収支はプラスだったイタリアが突然国債金利が上昇した例を思い出しても良いかも。

shavetail1shavetail1 2013/09/02 12:40 perfectspellさんのいう、「通貨の信認」って一体何を指していますか? 
終戦直後の日本・ドイツ、近年のジンバブエでは全て高インフレとなりましたが、共通しているのは、その通貨が通用する地域で、商品・サービスを提供する生産力が通貨量に見合うだけあるのか、という点でした。 通貨自身が信じられるかどうかという意味では、500円玉の代わりに重さを調整した500ウォン玉を使うような贋金については意味があり、まさに通貨の信認でしょうが、ハイパーインフレでさえ、通貨は「通用」していたでしょう。 

イタリアは、欧州危機のさなかにあります。なぜ欧州危機か、といえば、PIIGSと呼ばれた諸国から見て、ユーロは自国通貨当局がコントロールできない実質外貨だからです。日本は自国通貨円が流通していて、比較しても全く意味がありません。

蛇足ですが、イタリアの国債金利急騰を根治したいのならば、欧州中央政府が徴税権も含めた財政金融権限を、イタリアなど地方政府から委譲してもらうしかないでしょう。あるいは、逆にリラを復活させるかです。国際金融のトリレンマは欧州の問題。日本には全く関係ありません。

BoomerBoomer 2013/09/02 12:44 >インフレにする方法は誰でもしっています。 
>
>世界の常識が日本の非常識というわけです。
世界的にディスインフレといわれて久しく、また日銀は世界に先駆けて金融政策を実施してきたと高い評価を得ていると認識しておりますが、何か間違ってますでしょうか?

mhmdmhmd 2013/09/02 14:39 @1@ ((( アッラーのほかに神はなく、ムハンマドはアッラーの使者である)))


(私はアッラーのほかに崇拝に値するものがないことを証言します。)

( そして私はムハンマドがアッラーの使者であることを証言します)

イスラムの紹介

http://alslamjp.blogspot.com

okeraokera 2013/09/02 17:44 こんな馬鹿なこと許せるか!と仰っている方は感覚的にそう感じているのでしょうし、その感覚は大きくは間違っていないかと思います。

ただ、政府債務というのはこういった方法でいくらでも弄れるものであり、その絶対額の大きさに何も意味はないことの裏返しでもあるのかと。

大事なのは生産力とそれを支える技術力であって通貨の発行量ではありませんからね。それさえしっかりしていれば1京円刷ったところで大して問題になりませんよ。まぁ既存資産価値は一気に目減りするでしょうが、それこそ1億総中流の再来かと(笑い)

伊勢の水源伊勢の水源 2013/09/02 18:57 shavetail1さま、
前投稿において敬称が抜けておりました。失礼しました。

shavetail1shavetail1 2013/09/02 20:19 Boomerさま
>世界的にディスインフレといわれて久しく、また日銀は世界に先駆けて金融政策を実施してきたと高い評価を得ている

そう評価したのは白川さんらで、要するに日銀当局者の自画自賛ですね。

リーマン・ショックよりも前の速水総裁時代に日銀が量的緩和を実施したのは事実です。しかし、99年3月に量的緩和を提案したのは中原伸之委員で、速水総裁ら残りの委員は執拗に反対していました。そして景気低迷の中、2000年にはゼロ金利解除さえ実行しました。
ところが、橋本デフレが進行する中、我関せずと金融引き締め気味の日銀に批判が集まるや、一転して組織防衛のために量的緩和を全員一致で決めます。

また、2006年の段階でさえ、上方バイアスがあるCPIで、0%を狙って、達成しています。(日銀「物価の安定」についての考え方)
先進国では、上方バイアスのあるCPIならば、2-3%程度を狙うのが常識です。

こうした日銀の政策は、バーナンキFRB議長からも「extraordinary poor」と評されています。

名無しの投資家名無しの投資家 2013/09/02 23:24 はっきり申し上げて、手段と目的とが逆転している人が多いですね。

国債や日銀や円は日本国民の経済的利益を最大にするために存在するのであって、政府や国債や円の為に国民が犠牲になる事は本末転倒だと思います。

国債や日銀や円のために失業者がふえたり、賃金が低下するというのはどう考えても異常でしょう。

tugatuga 2013/09/05 23:22 > 法定通貨を受け取らないのは犯罪行為です。
決済手段としては受け取るでしょうが、金融機関が保有し続ける
メリットは無いわけで。政府貨幣は全て家計が保有するということ
だと、代わりに日銀券の流通が減るだけに思えてしまいます。
※技術的には、自動販売機で使えるか等の問題もあります。

現状はインフレを起こしたい状況なのでwelcomeなアイディアだと
思いますが、永続性という意味では疑問を感じます。まさか日本の
デフレの原因は経済成長と貨幣量のアンバランスが原因だと考えて
おられるわけじゃないですよね?

年間30兆円以上の財政赤字と比較すれば、通貨発行益なんてゴミ
のように考えてしまうのですが。

shavetail1shavetail1 2013/09/06 05:37 tuga さま
コメントありがとうございます。

政府貨幣は、デフレ脱却に大変効果的ですが、今回そこには封印して、あえて財政再建手段としての政府貨幣発行について考えてみました。

そこで、市中へは全く流通させず、民間経済に影響が「ない」ように、中央銀行保有の国債だけを政府紙幣で買入れます。
500円玉では資源量の問題と市中流出の問題があるなら、法改正で100兆円札1枚でもいいでしょう。

さて、問題の>通貨発行益なんてゴミ、ですがおっしゃる通りです。しかも、現在もそのゴミの金額の発行益は、日銀から政府に殆ど納付されて、政府が日銀に支払う金利と相殺されて、損得なしです。 つまり実際には「経済に何の影響もない」という政府紙幣の使い方を敢えて案出しています。
それなのに、名目上、政府負債残高は粗債務でも、純債務でも100兆円単位で減らせます。 

財務省・マスコミ・御用学者はこぞって、政府粗債務残高が1000兆円で財政破綻が近い、と煽りますが、債務者の政府が実はその残高を100兆や200兆、国会議決ですぐに減らせる、という点を強調し、財政再建のための消費税増税・緊縮財政の愚をお伝えしたかったのです。

通りすがり通りすがり 2014/10/01 17:54 随分以前の記事に今更ですがw
別に政府紙幣の発行自体は問題在りませんし法的にも政府の権利ですから議論の必要はないでしょう。
実際アイスランドやハンガリーでは政府紙幣の発行で財政再建してますし英国も導入の為の議論はすでに行われています。
政府紙幣を発行するにしても1000兆は要らないと思います。
そもそも政府が全ての国債を償還などする必要が無いですしした場合困るのは国民です。
誰かの借金は誰かの利益なのですから耳をそろえて返されては困るわけです。
また発行した場合日銀に政府資産として計上されるだけですしバランスシート上も同じです。
また、政府の負債ではなく政府による日銀に対する給付という形でもかまわないわけです。
後、財政再建と言いますがそもそも論として財政再建など必要がないです。
もちろんこのままで言い訳ではないですが財政均衡をするということは政府支出を減らすと言う事でGDPの拡大に繋がる分けがありません。
財政均衡の論拠としてのロゴフ論文はすでに破綻していますし意味がないでしょう。
必要なのはデフレ脱却による経済成長ですしその原資として政府による有効需要の創出は結構な事ですが、現在の様に金融緩和と財政出動と消費税増税というインフレとデフレ政策を同時にしてしまっては意味がありません。
経済規模が拡大すれば自然増収により政府財政は勝手に均衡化します。
また日本のように巨大なデフレギャップを抱える国ではインフレ懸念は軽微でしょう。
日銀が出来る以前は政府紙幣が発行され財政の95%をまかなっていましたがそれでもインフレは最大15%でした。
ところが日銀が出来て以後の最大インフレ率は20%でしたのでハイパーインフレだとか円の暴落などあり得ないでしょう。
もし起きたのならそれで論文書けばノーベル賞ものでしょうね。