Hatena::ブログ(Diary)

シェイブテイル日記改め 西武輝夫日記 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2012-01-18

国会議員定数削減の意義

| 22:33 | 国会議員定数削減の意義 - シェイブテイル日記改め 西武輝夫日記 を含むブックマーク 国会議員定数削減の意義 - シェイブテイル日記改め 西武輝夫日記 のブックマークコメント

現在国会では国会議員80名削減問題が熱く議論されています。
削減すれば、55億円の年間予算が削減されるとか。 

それは、大事な話だ。

なんて思っている人は算数能力に問題あり、です。
なぜか。

今の国の長期債務は1000兆円に近い額で、毎年30兆円以上純増しています。
それに対し55億円削減とは?
1億分の一にして考えると
1000万円の借金がある人が、毎年30万円利子が増える中、年間55円の経費削減できるかどうかで寄ってたかって何日も議論しているようなものです。55円の経費削減って、この1000万円の借金ではわずか2時間分の金利分にしかならないんです。

そんな議論している暇があったら、「経済学の基礎」という教科書を読むか、このブログデフレの項目を読むほうがずっと生産的でしょう。 
自分が考えている問題の「桁」が分からない人は、大きな意思決定には参加しない方が国民と本人のためです。



    では数の多い公務員ではどうでしょうか?
   

公務員などの人件費削減の意義
上で指摘しました55億円規模の国会議員人件費削減とは異なり、公務員は、それに準じて人件費が決まる人々が750万人います。 公的資金から人件費が払われる人も(非正規雇用含め)900万人とか。
これらのうち、年収700万円を超える人々に対し、20−30%程度人件費削減すれば10兆円単位で毎年予算が浮きます。
これは国会議員数削減と異なり長期債務1000兆円に対し、純増を止める程度のインパクトはあります。
国民が待ち望む政策です。
橋下さんが次期総理に期待される理由でしょう。 

ただし。
本格的に公務員人件費を毎年30兆円程度削減したとすれば、これは直接GDPの引き下げ要因となります。
国債は維持されるかもしれませんが、景気は悪くなる。 
国民からみれば、消費税アップは悪、公務員人件費削減は善、のようにみえますが、
デフレで実施する政策としては筆者はどちらも似たようなもの(悪)と思いますが如何でしょう。


もし消費税アップや公務員人件費削減で、民間に流れるマネーの量を減らす政策を採るのであれば、それをやや上回る量のマネーを民間に流す政策、例えば国債日銀直接買い入れまたは政府紙幣日銀券への両替を原資とした財政政策、あるいは減価する地域マネーを実施しないとデフレがひどくなるでしょう。 要するに、流通するマネーの量は物価で測定し、CPI=2-4%のマイルドインフレを達成しつづければ、国民生活に支障が生じることはないでしょう

【関連記事】 国会議員定数削減の意義

shavetail1shavetail1 2012/01/19 05:11 このような「正論」を唱えるブログもあるようです。

>議員定数を削減すると、議員の当選に必要な票の数はそれだけ増える。逆に有権者から見ると、一票あたりの値打ちが減る。
一人の議員が当選するのに100万票必要な場合と、1万票で当選できる場合と、どちらのほうが我々の「選挙権」が議員にとって重みがあるか、比べてみよう。
当選に100万票必要な場合、我々の選挙権の価値は、100万分の1票である。
当選に1万票必要な場合、我々の選挙権の価値は、1万分の1票である。
100万分の1と、1万分の1で、数字の大きいほう、つまり我々の票の価値が高い方はどちらか? 1万分の1の方が100倍大きい。

つまり、議員定数削減とは、我々の選挙権の一票あたりの価値を削減することを意味する。
さらに言うと、日本の国会議員の数が減ると、相対的に、日本の官僚の力は強くなり、同様に外圧は今までよりスムースに通りやすくなる。
議員は減るが国家公務員・地方公務員削減には言及なし。
公務員こそ給与を減らせば750万人〜900万人の給与が減るのに。
これも霞が関の陰謀?

shavetail1shavetail1 2012/01/19 14:41 nminoru さま

上記ブログのURLは以下のとおりです。

http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20120117/1326807155

筆者としては賛成の部分とそうでない部分がありました。

2011-11-12

仕事が速くなるコツ(2)

| 05:53 | 仕事が速くなるコツ(2) - シェイブテイル日記改め 西武輝夫日記 を含むブックマーク 仕事が速くなるコツ(2) - シェイブテイル日記改め 西武輝夫日記 のブックマークコメント

【要約】 今回の仕事が速くなるコツは、取り敢えず入社してそれほど経たない社員を想定して書いていますが、少なくとも幾つかはそれ以外の立場の方にもお役に立つことがあると思いますよ。

【初級編】仕事に慣れていないケース
1.当たらずとも遠からず方式*1を実践する
2.教えてもらった仕事は体験が色褪せないうちに、「自分マニュアル」を作る
3.ホウレンソウを確実にし、教えてもらうことに対してはしっかりお礼を言う
4.情報リテラシー
 ブラインドタッチやネット情報収集など、現代社会では当然の技量がないなら、自学で2週間位で目鼻をつけること。この辺はどれだけでもKH本あり。

【中級編】仕事に慣れてきたら
1.ToDoリストを作り、優先順位をつけながら仕事をする
  実はこのToDoリスト、大変奥が深く、十分1冊本が書けるほどです。
2.優先順位は急ぎが先、重要は後。それ以外の仕事は放置して、時々暇な時の暇つぶしや大事な仕事の疲れ取りにとっておく。
3.仕事に慣れてもやはりホウレンソウは大事。ひとりよがりの仕事は自由業の特権でサラリーマンならNG。
4.2割の時間で8割の完成度の仕事はできる。ここで上司などの依頼者に方向性が正しいか確認。
  そこまででOKがでることも多いもの。 また時には仕事の方向性の間違いが判ることも。

【上級編】部下など指導する相手ができたら
1.できるだけ部下に仕事をやらせる。ただし任せた仕事の全容は掴んで。
  部下の苦労に対しねぎらえるなどEQ値を高める努力も管理者には必要。
2.ホウレンソウができない部下はできるまで指導する。
3.仕事がうまく回らないパターンを掴む。失敗にパターンがあるようなら、常識化した仕組みを疑う
  仕事は1つでも1種でも1年でもPDCAのサイクルが廻せるもの。
  PDCAとはP・計画-D・実行-C・チェック-Aアクション(=フィードバック)
ですが、チェックまではしてもフィードバック、つまり仕事の仕組みまでは変えようとしない人は多いもの。
仕事の仕組み(普段使っている書類のフォームから業務の規定などまで)を変えると速さだけでなく、仕事の質まで大きく向上することも。

shavetail1shavetail1 2011/11/13 06:12 一日に2つの記事を書いたら、くっついた表示になったので、いろいろいじっていたらツイッターなどで紹介したリンクが切れてしまいました。 お手数ですが、ホームページから記事にアクセスしてください。

2011-11-06

再考・バカの壁-なぜ政治家や官僚にはバカが多いのか-

| 08:03 | 再考・バカの壁-なぜ政治家や官僚にはバカが多いのか- - シェイブテイル日記改め 西武輝夫日記 を含むブックマーク 再考・バカの壁-なぜ政治家や官僚にはバカが多いのか- - シェイブテイル日記改め 西武輝夫日記 のブックマークコメント

【要約】
政治家官僚がバカに思えることは少なくありません。
・そう思えるのは政治家官僚の「バカの壁」のせいかもしれません。


バカの壁」。
言うまでもなく、脳科学者養老孟司氏による2003年の著書で、400万部のベストセラーとなりました。 
端的に言えば、「人間同士が理解しあうというのは根本的には不可能である。理解できない相手を、人は互いにバカだと思う」というのが本書の要点でした*1
ではなぜ立派な人同士が理解できないのでしょうか。

人がモノをしっかり考える時には枠組みというものが必要となります。 この枠組みにより前提条件が決まり、この前提条件の下で解を探します。
枠組みがない人(例えば小さな子ども)には緻密な計算は無理です。ただし「自由な発想」で「裸の王様」を指摘することはできますが。
しっかりモノを考えようとしたら、可能性(possibility)があること全てを枠組みの中に入れて考えるのではなく、どうしても蓋然性(probability)がある程度高いことに絞って考えるしかないのです。

しかしこの枠組みの外側こそがいわゆる想定外というやつです。
M8.5までしか想定していなかった原子力施設の専門家にはM9.2の地震は想定外でした。 有史以来最大の地震1960年チリ地震のM9.5でした。
ならば有史以来最大の、M9.5まで考えておけば地震対策の漏れはなさそうですね。
ところが地球上で起きうる地震の最大規模はM10とか。
更には6500万年前、ユカタン半島に落ちた巨大隕石による地震はM11以上だったとか*2

M8.5でもM9.5 にも想定の枠組みつまり「バカの壁」が存在し得て、その枠組みの外にいる観察者から見ればあり得る前提を外して考える壁の内側の人はバカに思えるのです。 それは、たとえ壁の中の人東大を出ていようが、優秀なジャーナリストだろうが、経産省日銀財務省などの優秀官僚でも同じことです。

行政に携わる人々は自分がルールを作る側と思っていますから、警察官僚を除けばルールの外側で起こることには関心が薄いように思えます。
だから政治家官僚には国民から見て「バカ」が多いのでしょう。

政治家官僚の方々へ。
折角天から与えられた優秀な能力と地位とを活用するためには、時々立ち止まって、自分の想定が狭すぎないか、想定外を想定することが必要でしょう。 そうすることによって、一生懸命バカなことをする政治家官僚から国民から尊敬される人になれるのではないでしょうか*3
f:id:shavetail1:20111106080049j:image:w360
     バカの壁は誰にでもある

バカの壁 (新潮新書)

バカの壁 (新潮新書)



【関連記事】
日本の政治家とアメリカのセネター(上院議員)の違い

*1ウィキペディアより

*2ウィキペディアより

*3:偉そうにこう書く私にだって勿論思考の枠組み、つまり「バカの壁」はありますよw

shavetail1shavetail1 2011/11/06 08:17 「目からウロコ」って言葉がありますね。
あれって、自分のバカの壁が破れたってことでしょうね。

ばしくしばしくし 2011/11/15 21:55 なるほど。
目から鱗…の件は、自分が馬鹿だったと気付くことなんですね。
謙虚な姿勢は大切ですね。どれだけ偉くなっても、謙虚でありたいものです。

shavetail1shavetail1 2011/11/15 22:43 ばくしさま
コメントありがとうございます。
「バカの壁」って、語感は悪いですが、自分がバカかもしれないと思うものだけが成長を続けられるように思います。
 民間に比べ政治の世界や官僚・役人の世界が非効率であるのは、自分たちがバカかどうか疑ってみるメンタリティが薄いから、という気がします。
 連続投稿になった件、私も時々やっていますので

2011-11-03

「当たらずとも遠からず」方式によるTPP参加の是非

| 22:30 | 「当たらずとも遠からず」方式によるTPP参加の是非 - シェイブテイル日記改め 西武輝夫日記 を含むブックマーク 「当たらずとも遠からず」方式によるTPP参加の是非 - シェイブテイル日記改め 西武輝夫日記 のブックマークコメント

【要約】
TPP参加問題。大変複雑な問題です。
・こうした複雑な問題では「当たらずとも遠からず」方式で出口が見出されることがあります。



環太平洋戦略的経済連携協定、いわゆるTPPへの参加問題。参加すべきかすべきではないのか。
問題は複雑ですね。
対象は工業製品・農業・医療・金融などなど多岐に亘っており、置かれた立場により、積極賛成から絶対反対まで意見は分かれるでしょう。
正直、私も詳細に検討してこれが正しい、という結論を導いたわけではありません。
ただ、直感(いい加減な響きですねー)では現在の日本でTPPに参加するのはまずい選択だと思います。

なぜか。
それはTPP参加により、必ず日本の消費者の選択肢が増えるからです。
なぜ日本の消費者の選択肢が増えてはまずいのか。
それはデフレ日本で選択肢が増える、とは価格の下落に直結するためです。
TPP参加により、モノ・サービスは今以上に価格が下がりやすくなり、雇用は一層失われていく。
そのように思います。

今回、TPP参加問題について、冒頭に書いたように問題は複雑過ぎて、個別に課題の分析を積み上げても私には正しい解が出そうには思えませんでした。
そうした場合、私がこのような複雑な問題に直面した時には「当たらずとも遠からず」方式を適用して問題を解決するようにしています。
「当たらずとも遠からず」方式とは、現在得られる範囲の情報で知恵を絞って結論を出すことです。
そうすることによって、自分以外の専門家の意見も取り入れ易くなり、本当の解に近づくのが容易になります。 多くの人々は真面目であるため、結論を導くまでにできる限り情報を集めようとします。しかし結論を出すタイミングというものは待ってくれないことが多いものです。

「当たらずとも遠からず」方式。 解決困難な問題にぶつかった時には試していただければ、出口が見えるかも知れませんよ。

【関連記事】仕事が速くなるコツ(1) 当たらずといえども遠からず方式

shavetail1shavetail1 2011/11/03 22:38 「当たらずとも遠からず」方式では、解が当たっていることには重きを置いていません。大して調べていないのでは当然解が不正解ということも多いでしょう。ただ、取り敢えずでもいいところまで思考を進めておけば、第三者の意見をその「アンカー」から眺めることができ、正解の回りで思考を深めることができるのがミソなんですね。ですから、情報が蓄積していけば、「当たらずとも遠からず」解にこだわらず、より正しい解に乗り換えるべきです。

2011-03-21

福島原発事故は人災なのか(3)  Is the Fukushima nuclear plant accident a man-made disaster or a natural disaster?

| 06:53 | 福島原発事故は人災なのか(3)  Is the Fukushima nuclear plant accident a man-made disaster or a natural disaster? - シェイブテイル日記改め 西武輝夫日記 を含むブックマーク 福島原発事故は人災なのか(3)  Is the Fukushima nuclear plant accident a man-made disaster or a natural disaster? - シェイブテイル日記改め 西武輝夫日記 のブックマークコメント

北海道新聞にこのような記事があったようです。(以下引用)  福島原発設計 元東芝の技術者 「津波全く想定せず」(03/17 10:22) 東京電力福島第1原発を設計した東芝の元技術者、小倉志郎さん(69)=横浜市=が16日、東京の外国特派員協会で記者会見し「1967年の1号機着工時は、米国ゼネラルエレクトリック社(GE)の設計をそのままコピーしたので、津波を全く想定していなかった」と明かした。 三陸沿岸は津波の多発地帯だが、津波が比較的少ない米国技術が今回の被害の盲点となった可能性がある。  日本の原子力発電は英米の技術輸入で始まり、福島原発はそのさきがけ。小倉さんは1、2、3、5、6号機の冷却部分などを設計し「1号機は、日本側に経験がなく無知に近い状態だった。地震津波の多発地帯とは知っていたが、批判的に検討、判断できなかった」と話した。2号機からはGEの設計図を改良したが、「マグニチュード8以上の地震は起きない、と社内で言われた。私の定年が近くなってやっと、地震対策の見直しをしたが、それでも大地震は想定しなかった。責任を感じる」と述べた。(引用終わり)
 この記事の内容を図示してみました(下図)。これをみると東芝内で「M8以上の大地震は起きない」前提で安全対策をしていたというのが事実なら認識が甘すぎたと言わざるを得ません。
f:id:shavetail1:20110321073009p:image(北海道新聞の文面から作成)
f:id:shavetail1:20110321072118p:imageウィキペディア
f:id:shavetail1:20110321222413g:image
(ドイツ誌シュピーゲル掲載シミュレーション)

関連記事:
福島原発事故は人災なのか(1)   
福島原発事故は人災なのか(2)
シュピーゲルの日本特集記事 


今週のお題東北地方太平洋沖地震

2011-03-20

福島原発事故は人災なのか(2)--ディベートの題材として--

| 15:11 | 福島原発事故は人災なのか(2)--ディベートの題材として-- - シェイブテイル日記改め 西武輝夫日記 を含むブックマーク 福島原発事故は人災なのか(2)--ディベートの題材として-- - シェイブテイル日記改め 西武輝夫日記 のブックマークコメント

shavetail1_FAN さんという方からコメントをいただきました。 

今回の震災での『想定外』は全く通じません。過去の歴史においてマグニチュード9.0以上の地震が過去になかったか?10メートルクラスの津波が無かったか?と考えると明らかです。
世界ではM9.0以上の地震も過去にありますし、津波に関しても20メートルとも30メートルとも言われる災害がこの日本で起きたという歴史があるようです。また、大津波警報でも10メートル以上の設定があることからもこの原発事故は人災であることが断定できます。
 (以上引用)

 これは正直なところ、すぐどちらかに結論がつくという話題ではなさそうです。
 そこで議論を深めるため、ディベート形式で考えてみます。shavetail1_FANさんのお考えを「人災派」と呼ばせていただきます。 私の方は「天災派」。勿論私も人災だろう、と思っている部分はありますが、あくまでディベートとして天災派としての考えを書きたいと思います。
 さて、ご指摘の点ですが、まず、「最大とは何をもって最大か。」という点があります。 先の大震災より大きな地震としてはチリ地震M9.5(1960) が知られていますね。今回の震災の6倍ほどでしょうか。
ところが、時々地球には小惑星などが降り注いでいます。例えばユカタン半島に落ち、恐竜絶滅を招いた小惑星ではM11、実に今回の地震の1000倍のエネルギーです。ではこれが最大か、といえば、おそらくグレートインパクトと呼ばれる、火星ほどの星が地球に衝突しその衝撃で一旦地球は粉砕され、月が誕生したものが最大でしょう。 また小惑星の衝突などは稀というほど稀ではなく、その証拠に月は小惑星衝突で穴だらけです。 となると、過去にあったか、という基準では地球が壊れるほどのインパクトもあった、といえます。要は可能性(possibility)の問題ではなく、蓋然性(probability)の問題です。ここは費用対効果で対策案が決まっていくのではないかと思います。
 次に津波の高さは、リアス式陸前高田市辺りでは20mであったとしても、福島第一原発の場所では10m程度と、地形の影響を大きく受けます。震源地に最も近かった原発、女川原子力発電所では意外に被害が小さかったですね。 あれはリアス式海岸の中にある女川では10mの津波は想定内であり、山が迫っていることもあり標高15mの現地に建てたのではないでしょうか。 一方平坦な海岸線の福島第一ではリアス式のように津波がせり上がる現象がないため、5m以上の津波などは想定外の上、地形が平板なため、海水を取り入れる必要がある軽水炉の制約(海から離れられない)と過去の現地での津波の記録から標高5mの現地を建設地に選ばざるを得なかったのではないかと。 このあたりはディベートとして、調べずに書いていますので、間違いがあれば是非指摘していただければありがたいところです。
関連記事:福島原発事故は人災か
福島原発事故は人災か(3)
これより下に家を建てるな
f:id:shavetail1:20110320153427p:image
f:id:shavetail1:20110320153627p:image

shavetail1_FANshavetail1_FAN 2011/03/20 19:12 こんばんわ。

そういう観点を一度でも取り出すとおそらく水掛け論になるでしょうね。

ただ、隕石に関しては論点のすり替えであります。

まず、日本は地震大国。
福島原発で想定された津波はわずか5メートル。
私はこの5メートルを「たった」と感じました。
地球の大きさ、海洋の大きさというものを(漠然とですが)考えるとこの5メートルはほんのわずかなものと思うからです。
そして、核というものを扱う以上、起きうる事象の平均値ではダメなのです。
この5メートルというのは現代の歴史のなかでの直近のほんのわずかな期間、せいぜい100年くらいのものでしょうか。
人類、いや、地球の歴史で考えるとどのくらいになるでしょう?
そのくらいのスケールで考えなければいけない問題だと思います。

設計においては通常安全率というものを設定します。
一般的な製品なら2〜3とか。
人命に関わるもの、エレベータですとか飛行機なんかもそうだと思いますが、10〜20の許容範囲を設定するのが通常です。
また、規模が大きいものに関しては経済的観点から逆に安全率を低く設定するようです。
だとしても、福島原発の5メートルに関して言えばおそまつと言わざるを得ません。
静岡の浜岡原発では想定している津波は1.6メートルだとか。。。
過去に日本で起きた津波などを鑑みて、私自身は想定される津波を20メートル以上にすべきと考えるのが自然だと感じています。
ただ、このあたりはエンジニアの裁量やセンスの問題もあるかと思います。
ですからこのディベートは水掛け論になるだろうと思われます。

shavetail1_FANshavetail1_FAN 2011/03/20 19:28 補足。。。

なんでもかんでも想定外で済まされるとこれからの日本社会、非常に危険であります。

過去、ライブドアの頃に『想定の範囲内』が流行語になってから自己責任論が非常に騒がれた記憶があります。
今度は『想定外』。
この流れでいくと世間はどういう方向にすすんでいくでしょうか?
考えてみてください。
自己責任よりぞっとします。

shavetail1shavetail1 2011/03/20 20:13 今回の福島第一原発事故について、津波の大きさは確かに水掛け論となる話かと思います。
ただ私個人としては多重安全をうたいながら、一発の津波を被るとそれら全てが一様にダウンする点については想定外では済まされないと思っています。
「失敗学」につながる話題で、ここは奥が深いので、別途稿を改めたいですね。

(参考)
失敗学 …畑村 洋太郎

shavetail1shavetail1 2011/03/21 18:24 海底原子力発電という発想があるんですねー!


【パリ時事】仏造船大手DCNSは20日、原子炉を積載した筒状施設を海に沈めて発電し、沿岸に電力を供給する「海底原子力発電所」の開発計画を明らかにした。通常の原発より大幅にコストを抑制できるのが特徴で、2013年の早い時期に試作機の建造に着手、16〜17年ごろの本格稼働開始を目指している。
 「フレックスブルー」と名付けられた海底原発は、長さ約100メートル、直径12〜15メートルの筒状で、重さ1万2000トン、出力5万〜25万キロワット。沿岸から数キロ沖合の深さ60〜100メートルに沈めて陸上から遠隔操作し、海底ケーブルで送電する。(2011/01/21-05:34)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201101/2011012100076

shavetail1shavetail1 2011/04/14 01:02 岩手日報に、石碑の話が出ていたので、失敗学に出てくる三陸地方の石碑の話をアップしました。
http://d.hatena.ne.jp/shavetail1/20110413/1302707236

2011-03-19

放射線量と臨床症状

| 07:30 | 放射線量と臨床症状 - シェイブテイル日記改め 西武輝夫日記 を含むブックマーク 放射線量と臨床症状 - シェイブテイル日記改め 西武輝夫日記 のブックマークコメント

原発事故の報道では放射線による人体への影響の尺度としてシーベルト(Sv)という単位がでてきます。ただ、Svという単位が大きすぎるため、ミリシーベルト(mSv)やμシーベルト(μSv)という単位が使われたり、1時間当たりの放射線量を示すmSv/h(時)やμSv/h(時)といった単位が出てきて私たちは混乱します。
そこで、どの単位なら、どの数値を目安に安全と考えるべきか、というリミットを表にしてみました。

f:id:shavetail1:20110319070528p:image
報道では「北茨城市で5μシーベルトを観測!」などと言っていますが、正確には5μSv/時という一時間当たりの放射線量であることが多いです。 この表をご覧いただくと、放射線業務従事者や世界で放射能の高い地域(インド・中国・ブラジル)に暮らす人々が日常的に浴びる放射線量がほぼ5μSv/時です。ですから、北茨城市での最大放射線量がここまで上がったから、といって人体に影響は全くないと考えられます。 臨床的に急性症状が出始める放射線量は、その約5倍の量を1年間浴びた場合です。 亡くなる人が出始める放射線量は、更にこの10倍。 
 このまま事態が沈静化に向かうとすれば、福島原発事故での死者は0となることが期待できます。
f:id:shavetail1:20110319072929p:image

1999年、東海村JCOで作業員が放射性物質をじかに扱い、多量の放射能で被曝した事故がありました。このJCO臨界事故で亡くなった作業員が浴びた放射能は6から17Sv(=6000〜17,000mSv)という恐ろしい量でした。これは極端な事例でしたが、その場にとどまれるかどうかの基準は先ほどの5μSv/時、あるいは50mSv/年前後だと思います。

関連記事: 
放射線量と臨床症状(2)
放射線量と臨床症状(3)

今週のお題東北地方太平洋沖地震

匿名匿名 2011/03/21 07:11 労作ですね。ありがとうございます。
http://xkcd.com/radiation/
この図が解りやすいと思いました。
数値データへのソース(リンク集)もあり信頼できそうです。

shavetail1shavetail1 2011/03/21 09:00 コメントありがとうございます。
最近でこそ報道が落ち着いてきていますが、単位も桁も判然としない放射能数値?を連呼する視聴率>>安全性認識報道が多かったので、作ってみました。

shavetail1shavetail1 2011/03/21 13:42 21日のエントリーで匿名さまから教えていただいた図を紹介させていただきました。 どうもありがとうございます。
http://d.hatena.ne.jp/shavetail1/20110321/1300679824