吉田秀和FM最終回

■FM
■2012年12月30日(日)
■午後0:15〜午後5:00(285分)
番組情報

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[ステレオ] 名曲のたのしみ 最終回スペシャ
大林奈津子

ソナタ ロ短調 L.449(K.27)」
D.スカルラッティ作曲
(4分55秒)
(ピアノ)エミール・ギレリス
<BBC BBCL 4015−2>

ソナタ長調 L.424(K.33)」
D.スカルラッティ作曲
(2分50秒)
(ピアノ)ウラディーミル・ホロヴィッツ
ソニー SRCR 2663>

ソナタ ロ短調 L.33(K.87)」
D.スカルラッティ作曲
(4分31秒)
(ピアノ)クララ・ハスキル
<WESTMINSTER MVCZ−10065>

「ワルツ 嬰ハ短調 作品64−2」 ショパン作曲
(3分40秒)
(ピアノ)アルトゥール・ルービンシュタイン
<RCA R32C−3013>

「ワルツ 嬰ハ短調 作品64−2」 ショパン作曲
(3分09秒)
(ピアノ)ウラディーミル・ホロヴィッツ
<SONY SRCR−9705/6>

マズルカ 嬰ヘ短調 作品59−3」 ショパン作曲
(2分58秒)
(ピアノ)マルタ・アルゲリッチ
<EMI TOCE−55372/73>

マズルカ ニ長調 作品33−2」 ショパン作曲
(2分18秒)
(ピアノ)マウリツィオ・ポリーニ
ドイツ・グラモフォン UCCG−1427>

マズルカ 嬰ハ短調 作品63−3」 ショパン作曲
(1分55秒)
(ピアノ)スヴャトスラフ・リヒテル
<メロディア MELLCD 1001626>

交響曲 第2番 ニ長調 作品73から 第3楽章」
ブラームス作曲
(5分41秒)
管弦楽ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
(指揮)カール・ベーム
ドイツ・グラモフォン POCG−2676/7>

「歌劇“フィガロの結婚”序曲」 モーツァルト作曲
(3分55秒)
管弦楽ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
(指揮)ゲオルク・ショルティ
<LONDON POCL−5072>

「バイオリン協奏曲 ニ長調 作品61から 第2楽章」
ベートーベン作曲
(8分45秒)
(バイオリン)ヤッシャ・ハイフェッツ
管弦楽ボストン交響楽団
(指揮)シャルル・ミュンシュ
<RCA BVCC−37051>

「“謝肉祭”作品9から“オイゼビウス”“フロレスタン”
“コケット”」シューマン作曲
(3分52秒)
(ピアノ)アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ
<UNIVERSAL MUSIC/PHILIPS
UCCP−9237/38>

「歌劇“ピータイ・グライムズ”海の間奏曲から
第3曲“月の光”」ブリテン作曲
(4分23秒)
管弦楽)コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団
(指揮)ベンジャミン・ブリテン
<LONDON F25L−20407>

「ピアノ協奏曲 第20番 ニ短調 K.466から 第2楽章」
モーツァルト作曲
(9分13秒)
管弦楽)室内管弦楽団
(ピアノ、指揮)エドウィン・フィッシャー
東芝EMI TOCE−9406>

「ピアノ・ソナタ 第29番 変ロ長調 作品106
“ハンマークラヴィール”から 第1楽章」
ベートーベン作曲
(9分56秒)
(ピアノ)ソロモン
<UNIVERSAL MUSIC/PHILIPS
UCCP−9283/84>
ほか

調べたら、やはりアメリカのマスコミで報道されていた。
Three years ago, when Vladimir Horowitz last appeared here,
his audiences seemed to adore him, cheering with an abandon
that was most un-Japanese. Then came the reviews. They were merciless.
''Miserable,'' said Hisatsugu Shimizu, an editor of a prominent music magazine.
''A cracked antique,'' the dean of Japanese music critics,
Hidekazu Yoshida, wrote in the newspaper Asahi Shimbun.
''I could find only a fragment of the legendary Horowitz,'' he said.
ttp://topics.nytimes.com/top/reference/timestopics/subjects/m/music/index.html?offset=20&s=oldest&query=JAPAN&field=geo&match=exact
『「ひびの入った骨董品」と、日本の音楽評論家である吉田秀和が、朝日新聞に書いた。
彼によれば、「私は、伝説的人物ホロヴィッツのごくわずかな片鱗しか
見出せなかった」という。』


685 : 名無しの笛の踊り[sage] : 投稿日:2007/07/04 06:01:11id:HHuFou7o [1/1回]
・・・ところで、吉田秀和氏は「ひび割れた骨董品」とコメントしたことを相当責任を
感じていたようですね。86年にレコード芸術の「今月の一枚」で「ホロヴィッツ
スタジオ・レコーディングス1985」を取り上げたときに以下のようなコメントを
残しています。
「私とすれば、自分の職業の立場上−ことにピアノの演奏史に輝かしい足跡を
残した名人について、あんな言葉を吐いた以上、その後の彼の復活という噂さが
本当かどうか、自分の耳できいてみる必要−いや、責任があるという意識をもった。
・・・その結果は書くまでもない。
・・・本当によかったと思う。大家自身が3年前の日本公演の不出来を率直に認め、
『東京の聴取に気の毒なことをした、今度こそ自分の真価をきいてほしい』と、
前回とは違う万全の用意をととのえた上で、わざわざロンドンからニューヨークに
帰る途を変更して、東京によったというニュースが正確だとすれば、私たちにとって
だけでなく、彼にとっても、本当に気持ちの良い、よい話となった。私とすれば、
その上に、心から感謝したいような気持をもった。彼は前回の不評を悪くとれず−
あの人のキャリアからいえば、そうしたってちっとも不思議ではないのに−
虚心坦懐に受けとった上で、名誉回復のため、そうして恐らくは自分の真価と信じる
もので東京の(日本の)聴衆を喜ばせようと、はるばるやってきたのだ、81歳という
高齢にもかかわらず! ttp://g1.gaiax.com/~member/lastbbs2.fcgi?ht_02@tubox:1