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shi3zの長文日記 RSSフィード Twitter

2017-08-22

やはり冬のオーストラリアに来るものではない 07:00

 オーストラリア名物ってなんだろう?と思って調べるとロブスターと牡蠣らしいのだが、その2つの旬は夏。オーストラリアの夏というのは日本の冬。日本が夏ならオーストラリアは真冬。ということは、要するにロブスターも牡蠣も旬を逃しているから食うべきじゃないということ。


 どんな酔狂が真冬のオーストラリアで学会を開くことにしたのかと考えたら、学会って、日付というか開催時期がだいたい決まっていて、あとは単なる誘致合戦が行われるみたいなんだよね。


 まあ確かに「今年のSIGGRAPHはオーストラリアでやるから12月な」と言われたら困る人続出しそうだし。


 ということは南半球でやる学会は冬の学会のほうが良いんじゃないか。NIPSとか。


 もう全ての学会は常夏の島出開催してほしい。ハワイとか。

 ハワイが好きな日本人の気持ちがわかんなかったけど、ハワイいいわ。暖かいし、海だし、美女沢山いるし。



 メルボルンの街を歩いていて不思議なのはこのクソ寒いのにホームレスがあちこちにいること。もっと温かいところに行け。ケアンズとか。地続きなんだから。


 寒いところで敢えてホームレスをする人の気持ちがよくわからない。札幌にもいるのだろうか。都会なら小銭くらいは貰えるかもしれないしな。



 もしかすると温かいところだとお金がもらえないのか?競争率が激しいのだろうか。


 ホームレスを見ると「ああはなりたくない」と思うよりはむしろ「あれでも生きていけるのか」と思う。田舎にはホームレスはいない。効率が悪いからだろう。都会にホームレスが集まるのは、ホームレスでも生活できる隙間がどこかにあるに違いない。


 ニートとホームレスの違いは家があるかどうかの違いなのだろうか。でも都会のホームレスは意外とカネを稼いでいるという説もある。


 まあ人には色んな事情があるからな。


 メルボルンに出発する前に、なんとなく平和島に行った。目先の変わったことがしたかったから。それにほら、なんとなく夏っぽいじゃん。しかしアッキーナはいなかった。


 舟券を買って、一度外して、二度目に当てた。ROEは200%。だけど駐車代はらったらチャラ。

 平日の真っ昼間だというのに、舟券を握りしめた人たちが大勢いた。ふむ。人には色んな事情がある。


 早く帰りたいと思いつつ、IJCAIは今日からが本番。

 オーストラリアは寒いけど、IJCAIは楽しみである。まあそっちが好きな人が集まってるわけだからな。オフシーズンなら航空券も安いし

2017-08-21

自著が図書館で借りられて、それで本を読まれて傷つく著者なら本なんて書かなければいい 07:50

稲垣えみ子「『図書館で借りて読みました!』、私の本を読んでいただいたのはありがたいのだが……」〈AERA〉 (AERA dot.) - Yahoo!ニュース


先日、とある行政機関に呼ばれて大勢の方の前でお話をする機会に恵まれたのですが、現地へ行き、担当の方と顔を合わせ、よろしくお願いしますと頭を下げたら付箋のいっぱいついた私の本を持っておられたのでお礼を言おうと思ってよくよく見ると、なんと図書館で借りた本!


 こんなことは初めてで、予期せぬ光景に私、思いもよらぬほど動揺してしまいました。顔を殴られたような感じがしたのです。必死に気持ちを立て直してなんとか元気にお話をして帰ってきましたが、どうにも心は沈んだまま。


 そう、私は傷ついていたのです。


 要は自分の本をタダで読まれたから傷ついたと。


 じゃああなたのYahooのこの記事はオレもタダで読んでるけど別にいいのかとか、思わなくもないが、本当にそれで傷つく人は売文業に向いてないと思う。


 図書館は全国に5000未満しかないし、開架図書はわずか22万冊。置いてもらえるだけ光栄だと思ったほうがいい。そもそもその一冊は図書館がお金を出して買ってるんだし。


 僕の本を一冊も読んでもないイベント主催業の人から「出版記念イベントやりましょう」と言われるよりはマシ。


 仮に全部の図書館が買ってくれるとしたら、なんと5000部もの売り上げ。オイシイでしょ著者としてはむしろ。


 そして図書館で出会って、「この人の本をずっと手元に置きたい」と思ったら同じ本だって買ってくれるんだからさ。複数冊本を書いていたら、「他の本も読んでみよう」と思ってくれるし、そうやって作家は固定ファンを増やしていくわけで。


 映画監督が「TSUTAYAにおれの映画がレンタルされてた。傷ついた」とか「テレビでおれのアニメが放送されてしまった。傷ついた」とか言ったら商売にならない。まあ放映料は入ってくるだろうけど。


 それで傷ついちゃうとかナイーブだなと思うわけです。

 あと、この人本当に本を書いてそれだけで生計立ててるのかな?

 出版社にもよるけど、一冊二冊の印税なんて誤差でしょ。1000円の本で100円。目の前の人がたった100円くれなかったからって傷つくの?


 僕なんか好きになったら同じ本何度も買ったりして、友達にあげたり自分の行く複数の場所に置いてあったりするから、図書館で読まれようがなんとも思わないどころか、買ってくれた図書館に感謝しかないんだけどなあ。


 最近は僕が本を出す度に、地元の図書館に購入申請だしてくれる同級生がいるんだけど、それだって彼は自分で自分のぶんは買っているわけで。彼は地元の子供達や地元の人達が少しでも僕の本に触れてくれればという思いやりでやってくれてると思うんだよね。


 僕はむしろ図書館で借りた本に付箋をいっぱい挟むほうがどうかしてると思うが(劣化するし、他の人も読むし)、これ、返却する時にぜんぶ付箋とるのかね

2017-08-20

海外出張がつらい 10:43

 海外出張がつらいのは、ネット環境がプアだからだ。


 最近になってようやくヨーロッパでも4Gが使えるようになってきたけど、ホテルのネット環境はどこも控えめに言って最悪。ネット環境が速いというのがウリのホテルチェーンができたら1.5倍くらいの値段でもそこに行く。


 オーストラリアを欧米と呼ぶかどうか。まあ欧米でいいのかな。


 オーストラリアの地図は北と南が逆さまだという都市伝説を信じていたのだが、どこにある土産物も、北が上の形をしており、逆さ地図はその名も「逆さ地図(Upside down world map)」として売られている。なんだか馬鹿にされた気分だ。


 なぜかといえば、あたりまえだがメルカトル図法の地図が作られたのはヨーロッパであり、オーストラリアを開拓したのもヨーロッパ人なのだから、オーストラリアは地図が作られたその瞬間から、北が上の形をしているのであり、逆さ地図は、ちょっとシャレのわかるオーストラリア人がジョークで作ってみたらそれだけが取り出されて日本に入ってきたということだろう。


 学会参加のために来てるのでメルボルンのRMITという大学でネットをつなぐ。大学はさすがにそれなりの速度だが、それでも僕の自宅ほどではない。こんな環境でImageNetをダウンロードしようとしたら一ヶ月以上はかかるだろう。もちろん研究室ごとに専用線とか引けば別だろうけど。


 ネット回線の速度というのは異常に重要である、と僕は思う。


 シリコンバレーのホテルでも、ネット環境が充実してるとはお世辞にも言えないが、マウンテンビュー市街はGoogleが自ら整備したGoogle WiFiがあり、これはそんじょそこらのホテルより遥かに快適だ。さすがGoogleはわかってらっしゃる。GMailアカウントがあれば誰でも無料で利用できる。


 シリコンバレーでは大企業以外は仕事の進みが遅いのは回線速度の問題があるのではないかと思ったりしなくもない。ちなみにシアトルに会社があったときも回線速度は遅かった。光ファイバー化がまだ進んでなかったからだ。まあそれも15年も前の話だから、もしかすると今はマシなのかもしれない。シアトルのアップタウンにある高級マンションの「高速」CATVネット回線もひどかった。あれだけでホームシックになる勢いだ。



 ホテルの回線が細いのは、当然、ホテルの宿泊客が大勢使うからだろう。しかし100Mbpsの「高速」インターネット回線であっても100人が同時に使えば1Mbpsでしかない。1Mbpsは実質0.13メガバイト毎秒だから、たった10MBの画像ファイルを受信するのに80秒かかるということだ。1GBのファイルなら、その100倍もかかるということになる。2時間だ。


 でも実際にはホテルの利用客が1Mbpsも使えることはほとんどない。


https://i.gyazo.com/ba49db84ba57de6f52255cfba51a908c.png


 今回のホテルの回線速度は平均259Kbps

 こんな環境では、git cloneもpip installも異常にストレスが溜まる。これだから出張は嫌いなのだ。


 もっとマシなルーターともっとマシなスイッチングハブがあればこんなにストレスが溜まるようにはならないはずだ。ホテルは自分のページに「高速インターネット回線あり」と書く前に「スピードテスト各室平均1Mbps」とか書いてアピールすべきだ。


 高級ホテルには対象の例外があって、インターネット回線が有料の場合は利用者が少ないので比較的マシな場合が多い。けれどもたかが出張で一泊5万とか10万とか払うのも馬鹿馬鹿しいから、たいていはモバイルルーターで我慢するわけだ。しかしまたこのモバイルルーターが極めてイケてない。地球を半周して、毎日ネットが自由にできなくてストレスが溜まる。早く帰りたい。


 これは国内でも似たようなことがあって、地方の安いホテルでもインターネット回線が無料でない場合の方が高速だったりする。長岡のニューオータニはよく出張で使うが、Netflixを見っぱなしにしてもまったく止まらないくらいは快適である。だから長岡への出張があまり苦にならなかったのかもしれない。


 真冬のメルボルンは予想に反して昼間はいい街だ。飯もほどほどに美味い。


 しかしつらい。早く帰りたいが帰るためには10時間もネットと切り離された生活をしなければならない。はやく全ての航空会社の全ての飛行機にWiFiが装備されないものだろうか。そうすれば世界中どこに居ても楽しく生活できるようになるのだがなあ。


 Kindle Unlimitedで「新のぞき屋」が全巻でてたので久しぶりに読み返した。グロテスクで楽しげで、どこか儚い。でもなんか自由でいいなと思ってしまう。


新のぞき屋1巻

新のぞき屋1巻

2017-08-15

髑髏城の七人 見てきた  あとスパイダーマン 05:05

 朝、ジムに行って筋肉痛バキバキの中、IHIステージアラウンドトーキョーでやっている髑髏城の七人 鳥を見てきた。


 すごい。なんだか夏休みっぽい。


 劇団☆新感線のこの演目は、過去に何度か見ているんだけど、そもそも同じ演目で何度も何度もやるのが凄いし、そのたびにパワーアップしているし、今回のはこれまで見てきた「演劇」という枠を大きく超えるものになっていてそれがとてつもなく凄い。


 もちろん演技も演出も凄いんだけど、やはり観客席が360度回転するという仕掛けによってものすごく精緻に作り込まれた美術と演出で、異次元の内容になっていた。これはもう見に行かないと何が凄いのか絶対わからないのでエンターテイメントに絡んでる人はぜひ見に行ったほうがいい。


 映像と、芝居と、笑いあり、涙あり、ラストシーンの壮大さは素直に感動する。


 今回は花鳥風月の四回の公演になっていて、毎回キャストが違う。今回は阿部サダヲ森山未來、松雪泰子だったけど、次の風は松山ケンイチ向井理田中麗奈生瀬勝久、その次の月は福士蒼汰に渡辺いっけいという豪華キャスト。


 何度も見たくなってしまう。


 芝居を見て泣いたり笑ったりできるのは幸せだなあ



 そういえば「スパイダーマン ホームカミング」も見てきた。


 僕は普段はスパイダーマンを見に行かない宗教の人なんだけど、今回はやはりダントツに面白かった。シビル・ウォーに唐突にスパイダーマンが出てきたときは「え?なんで?スパイダーマンってやってたっけ?」と混乱したのだが、やはりトニー・スタークはいい。


 非常識な筋肉バカばかりのアベンジャーズという組織にあって、普通の社会ではあきらかに奇人変人の類であるはずのアイアンマン(トニー・スターク)が一番まともというアングルも秀逸。


 しかしなぜ「ホームカミング」がタイトルなのか、という謎もアッと驚く脚本で納得させられる。

 あと、いちいちチョイ役で出てくるキャプテン・アメリカが笑える。


 あまりにも面白くて、帰宅してシビル・ウォーをもう一回見たくらいの傑作。

 最近のマーベル・シネマティック・ユニバース作品の中でも珠玉の出来じゃないかな。


 トニーの大きな愛、スパイダーマンの成長、そしてほろ苦い初恋。うーむ、まさに青春。まさに夏休み映画。


 見る前にシビル・ウォーで復習しておくといいよ



 マーベル・シネマティック・ユニバースを全部見てなくてもぜんぜん楽しめます。

2017-08-14

Amazonはなんでこれを日本人に見せたいのか。かつてない頻度でJAPが連発されるドラマ 06:35

 Netflixもいいけど結局、新しめの作品は有料でも見たいのでAmazonプライムビデオも見てしまう。

 Netflixオリジナルドラマがあるのと同じようにAmazonオリジナルドラマもある。

 ・・・が、これが謎なのだ。


新世界

新世界


 Amazonプライム会員なら無料で見れるので第一話だけでも見て欲しい。


 この物語は、第二次大戦でナチスと大日本帝国が勝利した後の世界を描いている。いわばパラレルワールドものである。


 この手の設定は、ゲーム(RED ALERT3とか)ではたまに見るトンデモ設定だが、真面目にドラマにまでしてるというのは初めて見た。まあアメリカ人がアメリカ人の妄想のなかで楽しむのはかまわないと思うが、なぜ数ある作品の中からこういう作品をプライム会員専用作品としてリリースしたのか。



 被占領下にあるにもかかわらず、二言目には「ジャップ」と口にするアメリカ人たち。もちろんコンプレックスの裏返しという設定なんだろうけど、すげーディストピアなはずなのにみんな発言が自由。これならわりといい国じゃん。


 ちなみに本当に大日本帝国が勝利していたら、密告と特高が横行するスーパーディストピアのファシスト国家になってるので、自宅であろうがジャップと口にしたら翌日には強制収容所送りであることは間違いない。そもそも旧アメリカ合衆国民が英語を喋ることは禁じられるはずだ。


 Amazonにとにかく日本とドイツが嫌いな人が居たんだろうなあと予感させる作品。これ潜在敵対顧客を作ってないか。大丈夫かな、と思いながら見てしまう。わりと短めなのでお盆の暇つぶしには悪くないです。話としてはそれほどヒネリもなく普通の内容なんだけど