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shi3zの長文日記 RSSフィード Twitter

2016-07-30

誰も見たことがない、一番見たかったゴジラ。そしてこれは、人間、庵野秀明の集大成である。 11:32

 ゴジラは日本が産んだ世界的コンテンツである。


 だが・・・


 誤解を恐れずに言えば、ゴジラは常に「期待はずれ」だった。


 謎の巨大生物の襲来


 だがゴジラは第一作のインパクトがデカすぎるが故に、迷走した。

 正直言って僕が過去28作のゴジラの中で、好きなゴジラ映画は三作しかなかった。


 昭和29年、元祖「ゴジラ」と、平成元年の「ゴジラ」、そして「ゴジラvsビオランテ」である。


 この他のゴジラは、迷走の軌跡でしかない。

 シェーのポーズをするなど、もはや怪獣でもなんでもないところまで堕落し、馬鹿にされ、飽きられた。


 そして2000年代に入っても作られ続ける「ヌルい」ゴジラ作品の数々。

 もはや誰をターゲットにしているのかもわからない。


 バカバカし過ぎて子供にさえ馬鹿にされ、それでも一部の特撮マニアのノスタルジーのためだけに作られ続けるゴジラ。



 世界的コンテンツであったはずのゴジラは、長い時を経て僕から見れば、場末のバーでシャンソンを歌うレベルまで堕落していた。


 誰もがゴジラをゴジラとして、巨大生物として描くことを怠り、様式美に逃げた。荒唐無稽なストーリーと、地底人や未来人、宇宙人といったものが脈絡なくやってきて、呼吸するように日本語を喋ることに違和感を持たない世界観で、まあハッキリ行って、手抜きをしていたと思う。



 むかしからの友人が、深夜上映を見に行く、という連絡がLINEで入った。

 彼は8つ上だが、普段はゴジラとかを絶対にみない人だ。


 それが、深夜にシン・ゴジラを見に行く。


 彼なりになにか感じることがあったのだろう。


 そして二時間後、「良かった。ビオランテ以来の傑作だった」という一方が入った。


 そのとき僕の背筋にビビッと衝撃が走った。



 「ビオランテ以来」



 それはある種のゴジラファン、いや、ここは敢えて「シンのゴジラファン」と呼ぼうか。

 ゴジラの話をするとき、どのゴジラが好きだったかで意見が別れる。



 エリックは2000年以降のゴジラが好きだという。

 だがオレは怪獣プロレスになど興味はない。


 巨大生物の襲来ということに対して、人類がどう立ち向かうか。

 それが見たいのだ。

 つまりゴジラとはパニックムービーである。

 そこにへんな小さい双子の美女や、地点人や宇宙人が出てくれば、せっかくのシリアスな設定が台無しになってしまう。


 元祖ゴジラの産んだ感動とは、原爆が生み出してしまった悲劇の巨大生物を、さらに原水爆を上回る究極兵器オキシジェン・デストロイヤーを開発し、これが軍事利用されることを嫌って、ゴジラもろとも自爆を図った一ノ谷博士のヒロイズムではなかったか。


 そのヒロイズムを継承したのは、残念ながら平成ゴジラと、「ゴジラvsビオランテ」までではなかったか。


 若くして死んでしまった自分の娘の遺伝子と、ゴジラ細胞の融合、禁断の研究に手を出してまで、娘を生かしたかった白神博士の苦悩。


 そして生まれて待ったゴジラと同じ細胞を持つ巨大食獣植物、ビオランテ。


 みんな真剣だった。

 

 「ゴジラとビオランテ、どちらが勝つのでしょうか」


 「関係ない。勝ったほうが人類の敵になるだけだ」



 このニヒリズム

 痺れる。

 スーパーX2は頂けないが、全体を流れるトーンと緊張感は素晴らしい。


 僕はゴジラVSビオランテのワイヤーフレームを見て、リアルタイム3Dの世界に入った。

 子供だった僕は、世界の何処かにはあれをリアルタイムで処理する機械があると信じて疑わなかった。




 再放送されるたびに目を皿のようにして見たビオランテ。

 ところがそれに続いたゴジラVSキングギドラは衝撃的な駄作だった。駄作にまた戻ってしまった。

 


 その後のゴジラは「ファミリー路線」の錦旗を掲げて荒唐無稽さを増していき、どこにもいない子供を適当にたぶらかす観客不在の子供だましが横行した。なにしろ僕はその当時子供だったのだから、毎回、ろくでもない脚本と設定にガッカリし、それでも「次こそはビオランテ」と諦めずに映画館に通い、そして通う度に落胆するということを繰り返していた。


 興行成績そのものは上がっていったらしいが、テレビでゴジラVSビオランテを再放送した影響もあったのではないかと思う。それくらい、ゴジラVSビオランテのインパクトは大きかった。僕の世代には。


 そこで旧知の友人の「ビオランテ以来の傑作」という報告の重みがわかるだろうか。

 オレたちはずっと待っていたのだ。


 ビオランテ以来の作品を。シンのゴジラを。人類とゴジラの真正面からの戦いを。






 そう思うと、居ても立ってもいられない。

 どうしても見たくて、予定を繰り上げて飛行機に飛び乗って、ロサンゼルスから日本に帰ってきた。


 そしてシン・ゴジラを見た。


 感動した。

 これだ、これがずっとオレが見たかったゴジラなんだ。


 元祖「ゴジラ」、そして平成「ゴジラ」と「ゴジラvsビオランテ」、この三作品が好きな人は確実にハマる映画だろう。



 そして、「トップをねらえ」以来の庵野秀明ファンは、「そうか、これがやりたかったのか」と膝を打つこと請け合いの出来である。



 これでもう「アニメ監督は実写では駄作を作る」といは言われないだろう。

 

 これが、こういうゴジラが、見たかったのだ、オレたちは。

 ずっとずっと、見たかった。



 この作品は、単に賞賛するというレベルには値しない。 

 ビオランテ以来の傑作、いや、全てのゴジラ作品の中で最高傑作であることは間違いない。少なくともオレの中で。異論は認めん。


 だが、全ての日本映画の中の最高傑作かといえば、そこは疑問が残る。海外で一般受けするかといえば、まだ厳しいだろう。


 正直言えば、不満も少なくない。もっと演出をがんばれたのではないか、という疑問もある。けれども、けれども、どうしても、これだけは言いたい。


 よくぞ、作ってくれた。

 


 トップ、ナディア、エヴァ、のぼう、進撃・・・・全ては、この作品のためにあった。

 庵野秀明という人間の人生の集大成とも言える映画だと思う。



 まさか、旧劇場版エヴァンゲリオンよりも「集大成」という言葉が相応しい作品が出現するとは思わなかった。



 今回に限っては、樋口真嗣は"監督"に徹し、庵野秀明の描く世界観を忠実に描ききることだけに専念した。だから画面作りは樋口真嗣であっても、物語はあくまで庵野秀明である。そしてそれは、想像を絶するほど素晴らしいものだった。


 ある若い庵野秀明ファンは、劇場で涙したらしい。

 泣くようなシーンは一切ない。


 けれども、長年のファンならば、感極まって涙腺が緩むこともあるだろう。



 全ての庵野秀明ファンが見るべき映画であることは間違いない。


 もういちど、言う。


 よくぞ作ってくれた。



 ありがとうございます。



D



 

2016-07-28

元ケータイゲーム屋が思うポケモンGOとIngressのイノベーション 09:36

https://i.gyazo.com/6deb8e1c32254d9eb10d503c45ac741f.png

 いま、オレはビバリーヒルズの高級ブランド街、ロデオドライブのカフェでこの原稿を書いている。

 なんだろう、こういう書き出しをすると、敬愛する落合信彦先生っぽい文章になる気がする。だいたい、ビバリーヒルズ自体が高級住宅地なんだから、その中の高級ブランド街であるロデオドライブはどんだけ高級なんだという話なのだが、どのくらい高級かというと、ヴァレーパーキングが二時間まで無料である。


 この邪悪にして自由の国、アメリカくそったれ合衆国のルールその1、「駐車場が無料なのはド田舎かカネを大量に落とす場所だけ」ラスベガスのホテルがクソ安いのは、当然、カモからカジノでカネを巻き上げるためだ。


 さて、オレはこんなところにきて、ポケモンGoをやっている。

 アホなのか、と思うかもしれない。

 しかし、ビバリーヒルズの、それもロデオドライブである。

 ポケモンもおのずと高級ポケモンが出るんじゃないか。レアポケモンが出るんじゃないかと思っていたら、案の定、カビゴンをゲットした。


https://i.gyazo.com/8d4cdb55abb6bb8601d8bcd27a428579.png


 トム・クルーズニコラス・ケイジあたりも、このへんでポケモンをゲットしてるに違いないのだ。なにしろ連中ときたら、昼夜問わずロデオドライブで油をうるくらいしか楽しみがないらしいからな。


 だめだ。落合信彦先生風の文体は疲れる。

 そして落合信彦先生の文体からすると、落合陽一くんがあんなに善良なのが信じられない。

 どうやったらあんな子に育つのだ。実はマイホームパパなのか?落合信彦先生。


 ・・・ま、いいやそれは。



 いやー、それにしても、ですよ。


 ポケモンGo面白いわ。

 頑張ってるけど出張で飛行機に乗ったりしなきゃなんなくてまだやっとこレベル16。

 課金しまくりでジム戦でたまに勝てる、くらい。


 で、元々僕はケータイゲーム屋だった。

 あのころできることと出来ないことがあって、もちろんできることは少しずつ増えていったんだけど、それでも、やっぱりポケモンGoが全世界に旋風を巻き起こしているのは、その革命の黎明期を体験した人間として素直に嬉しい。


 そこで極めて個人的ではあるが、(かつて世界の最先端のモバイルゲームと言われた)日本のケータイゲーム屋としてポケモンGo(とIngress)の何が凄いと思ったのか、羨ましいのか、当時の状況と比較してまとめておきたい。



 僕が最初に位置情報にケアしたモバイルゲームを作ったのは、1999年のことだった。

 その頃、ドワンゴはまだ20人弱の小さな会社で、たかが数百万の開発費さえ清水の舞台から飛び降りるような気持ちで開発に着手した・・・らしい。その頃の僕はただのコゾーで、大人たちの事情など興味もなかった。


 最初に作ったのは釣りゲームだ。

 ただしこのゲームには、現実の釣り場が登場する。


 これは当時NTTドコモのゲートウェイビジネス部担当部長だった夏野剛さんのアイデアで、彼は「テキストベースのバーチャルリアリティ」と呼んだ。


 この頃はケータイが位置情報をとることが根本的にできなくて、従って、位置情報を一切使わずに現実の地図や地形と連動したゲームを作ったわけだ。


 技術的に不可能というか、倫理的に不可能だった。

 位置情報を出すには、キャリアは機密情報である基地局の情報を或る程度明らかにしなければならない。


 だから、最初は位置情報は使わせてもらえなかった。


 とはいえ、本当の位置情報を使ったゲームが登場するのはわずか一年後の2000年で、この頃はJ-Sky Webというのが、J-Sky Stationだったかなんだかの位置情報サービスを開始するので当時ケータイゲームのヒットを飛ばしていた(信じられないかもしれないがそうなのだ)僕は、J-Phone(今のソフトバンクモバイル)から依頼されて位置情報を使ったゲームを企画することになる。


 タイトルは「誰でもスパイ気分」というもので、たしかボードゲームIncognitoにインスパイアされた企画を立てた。このゲームは、近隣にいる複数のプレイヤーがアトランダムに選ばれ、マッチングされ、ひとつのミッションをこなす。


 現実の場所を移動しなければミッションは成功せず、現実にどのような場所があるかは手動ではとても間に合わないので、プレイヤーに自己申告させる方式だった。つまりプレイヤーはスパイという設定だから「エージェント●●、現在位置を報告せよ」というと、その人が自分の位置を報告することでデータベースが勝手に増えていくというものだった。Ingressでいうポータルの仕組みだが、Ingressと違ってポータルを審査する仕組みそのものが弱かった。だからうまくいかなかったんだね。他にもいろいろ企画的な無理があって、当時のプログラマーと丸投げしてしまったディレクターには迷惑をかけてしまった。

 

 ところがこれはあまりうまくいかなかった。

 僕自身が企画を立てただけで完成まで立ち会ってなかったのもあるけれども、それ以前にJ-Sky Station対応機種が少なすぎて遊べるほどユーザーが集まらなかったのだ。


 空けて2001年、僕は「サムライロマネスク」という世界初の携帯電話向けMMOで同じミスを犯す。

 全国300箇所のリアルな地名(しかも伊能忠敬が書いた80万円もする地図の復元版を日本橋図書館に買ってもらってそこから抜き出した)と町を作った。企画人員は僕とダーワとあと一人か二人くらいで、実質的に作ったのはダーワなので、彼はほとんど死んでた。


 けれども、当たり前だが新機種用のゲームだから、初日からそんなにユーザがいるわけない。

 結果、300もある町は誰にも会わない広大すぎるマップとしてゲームバランスを大きく崩した。


 それでもちゃんと遊んでくれる人がいて、何年もあとに「あのとき最初に天下統一したのは私です」と名乗りでてもらったときは嬉しかった。


 このゲームは気象衛星と連携していて、ゲーム内の場所が雨が振ると実際に鉄砲が使えなくなったり、騎馬が不利になったりする。

 

 要はお遊びなんだけど、現実の天気予報を見ながらゲームの戦略を練る、みたいな展開があればいいなと思っていた(実際に天下統一した人は天気予報を見て攻撃する国を選んでいたようである)。


 たぶんこれと平行して最初の頃のバージョンのコロプラが生まれて、「ケータイ国盗り合戦」なんてのも出てきた。ケータス国盗り合戦にはヤラれたとおもった。なにしろゲーム性がほぼ皆無なのにものすごく流行ってるのだ。


 ケータイ国盗り合戦は、国盗り合戦という名前の割に、合戦の要素はほぼ皆無で、ただ基地局を移動して「国盗り」みたいなボタンを押すと「盗った!」と表示される。ただそれだけ。


 こんな「ただそれだけ」のゲームなのにこれは流行った。

 無料だったのも大きいと思うけど。


 このゲームのためにツアーが組まれるほどだった。


 その後、時代はずっと下り、iPhone3Gが日本で発売され、3GSが出る頃に、僕らは「クリムゾン・フォックス」というA/ARゲームを作った。Alternative / Augmented Reality Gameの略だ。海外で単にARGというと、オルタナティブ・リアリティ・ゲーム、要するに代替現実感ゲームを意味する。そこに拡張現実感を意味するAugmented Realityの要素を付け加えた。


 これは、現実の渋谷をフィールドとして、総務省と東急の協力を得て、渋谷のあちこちに宝物を意味するARコード(これはソニーCSLの暦本先生が開発したKARTを使った)が隠されており、iPhone3GSをかざすと、それが認識されてスコアに加算されるというゲームだった。


 ゲームの仕組みそのものはくだらないし、プログラムもものすごく簡単だったが、現実の渋谷で遊ぶというのが面白そうなのでやってみた。


 ポケモンGoに少し物足りないのはしいて言えばこの要素で、ARをやるならケータイをかざすとポケスポットやポケモンが見える、くらいの演出があっても良かったのではないかと思わなくもない。


 このゲームはものすごくウケたが、同時にテストプレイやらARコードを置かせて貰う地権者やお店との交渉やらで僕が疲れ果ててしまい、結局、一回きりで終わってしまった。


 さて、そうした状況が全て終わったあとでIngressがでたとき、最初は少し馬鹿にしていたことを認めざるをえない。


 なにしろ新しいと思う要素がほとんど見当たらなかったからだ。

 Ingressは僕を含めて、いろいろな人が過去に試したことの寄せ集めに見えた。

 それどころか独自の言葉や世界観が多くて分かりづらいとさえ思った。



 しかし実際にプレイしてみると、それは大きな勘違いだということがわかった。


 ポータルにレゾネーターを刺す楽しさ。他のプレイヤーの刺したレゾネーターをリチャージする連帯感。

 なにより、敵のレゾネーターが密集する秋葉原のどまんなかで、レベル8ブラスターを連射する快感。


 畜生

 と思った。


 畜生、おもしれえじゃねえか。


 Googleが背景にあることも間違いないが、やはりNitantecのゲームデザインが光っている。

 そしてポケモンGOの登場である。


 正直、あのPVはやりすぎだろと思った。

 誇大広告じゃん。まるでセカイカメラじゃないか。


 けど、果たして、いざ遊んでみると

 なるほど、脳内ではあのPV光景がまるごと再現されるのだ。


 モンスターボールを投げる感覚。

 今となっては古臭くさえみえる、雑なカメラパススルーのARに、可愛いモンスターが浮かび上がる。


 ゲームのためにARモード切ってたんだけど、ロデオドライブに来たらまたONにしちゃった。

 旅の思い出の一部なんだよな、もはや、ポケモンてやつは。



 そして、ソーシャルゲームのガチャと合成をうまく咀嚼した進化システム。

 これはほんとに見事だと思う。


 ソシャゲーのガチャは、やはりあまりに直接的すぎた。

 いかにも「あそばされてる」という感じが拭えない。


 だから艦これ式の、ガチャはガチャでも、ガチャそのものには課金せず、ガチャのための素材に課金するという方式がウケたのだと思う。


 そしてポケモンGoは、その遥か上を行く。これは間違いなくイノベーションだろう。


 ルアーモジュールを刺すことで、その場にいるみんながガチャ(ポケモン)の出現率Upを体感できる。

 なんで思いつかなかったんだろう。


 天才的である。いや、おれ最近の位置ゲーやってないからコロプラで既にあるよ、とか指摘されてもこまるけど、これを考えたやつは天才だなと思う。


 そうするとどうなるか。

 自然、周囲よりちょっとお金をもっていて、ポケモンGoをやってるプレイヤーは「よし、おれがルアー挿してやるよ」とちょっとした優越感にすら浸れるのである。


 こんなゲームはいままでなかった。少なくとも僕が体験した範囲では。


 デートで「あ、ここポケストップあるからここでお茶していこうぜ」とカフェに座り・・・いやもうこの際、マクドナルドでもいい。


 そこにおもむろにルアーを刺す。

 するとマクドナルドにハッピーセット目当てにやってきたそのへんの子供が「あ!誰かルアー刺した!やっべー!」と大興奮。


 彼女もポケモンゲットで大興奮。

 見ず知らずの人みんなで盛り上がれる。すげーグルーヴ感じゃないの。


 本当はこういうことをやりたかった。

 フラッシュモブみたいな位置ゲームというか。


 それがもう、残念ながら世界最強のキャラクターであるポケモンとともに実現してしまった。


 僕はもうゲームを作るのをしばらくやめているが、かつてのゲームデザイナーとして、ポケモンGoには脱帽である。すごすぎて嫉妬する気さえ起きない。


 だからおれは課金する。

 見ず知らずの人のためにルアーを差し、おこうを振りまきながら歩く。


 それがなんだか知らないが、このゲームを楽しむ大人としてのノブレス・オブリージュなんじゃないかと思うからだ。


 ポケモンGo、バンザイ。

 くっそー、面白いぜ。

 

2016-07-27

今年のSIGGRAPHも見どころいっぱい。VR/ARを始めとした最新技術の見本市 00:42

SIGGRAPH 2016 - Computer Animation Festival Trailer- NEW - YouTube

https://www.youtube.com/watch?v=Uz6dh6Ky8p8&list=PLUPhVMQuDB_bY3U7xhYJSIPFQxEjYxEHq



 ですなあ

 Fast Forwardの映像みてるだけで楽しい。

 

 今年はディープラーニングが随所に使われるようになったけど、まだまだ活用の余地はあるだろうなあという感じがする。


D


 今年のEmerging TechnologyはNTT、スマートニュース、そしてもちろんドワンゴが協賛して盛り上がってます。


 やっぱVRとかARとか語るならSIGGRAPHくらい来ないとねー


 ちなみにVRとARはもともとひとつのものが発展した形で、ARとMRの区別も微妙。これは坂村健先生の超機能分散システムとマーク・ワイザーのユビキタス、のように、技術の発展期にはよくある、「概念と用語がカブる現象」なので、どちらかが花型でどちらかが日陰者というのは完全にスジが違う。


 インタラクティブ・コンピューティングというジャンルでいえばその全てはユタ州立大学のアイヴァン・サザーランドの研究室に端を発する訳で、今のGUIGPU、もちろんHMDやVR、ARといった概念全ては拡張人間(Augmented Human)という概念に端を発し、Human Enchancementというコンセプトに発展する。


 そういうわけでARを日陰者扱いした新清士日経新聞は勉強が足りないと思うね

日陰者「AR」に脚光 ポケモンGOが進化を後押し  :日本経済新聞

http://www.nikkei.com/article/DGXMZO05270210W6A720C1000000/


 日経はいつも刺激的な(他社に対して攻撃的な)タイトルをつけたがるけど、僕は「そんなタイトルで載せるなら原稿を引き上げる」と交渉するけど、それが飯の種になってるジャーナリストの方々は編集部の言いなりになるしかないのかね。しかし、外部に記事を委託している以上は、その表現が専門家として正しいかどうか問われてるはずなのに、それをスルーするってことは新清士はARを日陰者だと思ってるんだよね?それはものすごく失礼な話でしょ。自分だってVRでなにか実績があるわけじゃないのに。もう新清士は「ジャーナリストですから」と逃げられるポジションじゃないんだよ。東京VR Startupsで資金調達したプレイヤーなんだから。そこんとこわかってんのかな


 新清士にプライドはないのか。そして、真面目にARを研究している人たちに対して失礼だとか申し訳ないとか思わないのかね。そんなこと言っておいて、あとでARがごく普通の技術になったときに新清士が擦り寄ってきたら絶対に許さないと思うけどね。そもそもVR研究者とAR研究者はかなり人も被ってるのに、こんなに頭の悪い記事を書いて取材拒否とかされるようにならないか他人事ながら心配だよ。


 それって権力に屈しないとか真実を追求し報道するというジャーナリストに求められる姿勢とは全く正反対で、むしろメディアという大樹に寄り添い、言われるがままに原稿を書いてるのって自分の価値を貶めているということに気づかないのかな。

2016-07-26

朝ごはんに毎日悩む 22:16

 出張で悩むものとしてはやはり、朝ごはんをどうするか、いつ食べるかということだったりする。

 

 だいたい時差ボケで午前3時くらいに目が覚めてしまう。


 昨日寝たのは1時過ぎなので、ぜんぜん眠れてない。が、頑張って寝ようとしても眠れない。これは困った。

 そして今日は午前9時45分集合のE-Techツアーがある。つらい。いや、むしろこのまま寝ないで午前9時45分まで粘ったほうがいいんだろうか。しかし2時間睡眠では身体に悪い。


 といいつつも、メールをチェックしたりFacebookメッセンジャーに答えたりするともう六時になってる。やっぱり寝たら9時45分には起きれそうにない。ここは一度起きて、ツアーに参加したあとにまたホテルにもどって眠るべきか。しかし会場とホテルで歩くと20分くらいかかるんだよなー。


 さらに朝飯である。

 ホテルの朝飯。


 もちろんそういう手はある。

 が、内容に比較してどうしても高過ぎると思う。

 しかも食い放題といえど、パンばっかりそんなに食えないし。


 すると、となり(と言っても徒歩10分くらい)のiHopか。男一人でワッフル食べるのか・・・いや、いいんだけど・・・。


 円高とはいえ、アメリカはインフレなんじゃないの?と思うくらい何もかも高い気がする。

 ペットボトルの水が一番安くて2ドルくらいする。


 もうデニーズでいいか・・・

https://i.gyazo.com/cb27dd886876301d663e7830880617e7.png


 ちなみに日本と違ってデニーズはすげーガッツリしたものばかり出てくる


 悩ましい

 そうしている間にも時間はどんどん過ぎていく・・・ 

SIGGRAPH初日と2日目 08:53

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 さすがにSIGGRAPHが始まっちゃうとポケモンとかしてる場合じゃなくなってくるわけです。

 安全な日本の皆様と違い、ここは危険な街、ロサンゼルス近郊アナハイム

 Ζガンダムのうまれたアナハイム・エレクトロニクスもここにあります(たぶん嘘)


 論文発表者が一気に発表する、Fast Forwardでは落合陽一くんが頑張っておりました。


 そしてSIGGRAPHでは恒例行事となった、東京大学の河口洋一郎先生のSake Partyに今年もドワンゴがスポンサーしております。


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 川口先生、100個の升に必死で直筆サインを書いております。

 さすがアーティスト。

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 ポケモンはまだレベル14です。

 ポッポマラソンしてもなかなか追いつきませんね

2016-07-25

ポケモンGo祭りに参加したいけどなかなか難しい 02:42

 ポケモンGoがスタートしたのが出張の二日前で、頑張ってすぐにレベル6までいったんだけど、飛行機に乗らないとなんなくてぜんぜん進まないまま機内WiFiでネットの情報を見てると、みんなあちこちで楽しくモンスターをゲットしてて羨ましい。日本は超楽しいことになってる。空港でポケモン使ってナンパしてる奴までいる。


 ・・・なんだこの疎外感。おれもポケモンでウェーイしたいのに。そしてロスについてもひとり。


 ポケモンGoを一人で遊ぶのはいいのよ。でも東京に居たらもっと楽しいかもしんないじゃん。

 そりゃ、こちらがわでも流行ってますよ。でも既にちょっと落ち着いてるわけ。

https://i.gyazo.com/9f724d075aa7ce1d58097448c5b58f8e.png


 ポケストップもあるよ。ディズニーランドだし。


 というかなぜディズニーランドにいるかというと、遊びに来たわけでもバカンスでもなくて、なぜか今年のSIGGRAPHはディズニーランドの隣でやるんだよ! なんでオンシーズンに! ホテルも高いしいいことないよなー


 と思ったけど、ロサンゼルス近郊のなかではディズニーランドのあるアナハイムは比較的夜まで安全なのでいいのかもしれないが・・・。


 でも東京の安全性には敵わないよなあ。

 東京すごいよ。


 Facebookのタイムラインに東京の皆様が楽しそうにポケモンGo祭りをやっている様子が流れてきて生きるのがつらい。


D


 シン・ゴジラも出張と被ってて初回が見に行けない!試写にもいけない!

 なんてこった!


 今年のSIGGRAPHはとにかく間が悪いなあ。

 

 まあいいや・・・仕事しよ