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shi3zの長文日記 RSSフィード Twitter

2017-08-15

髑髏城の七人 見てきた  あとスパイダーマン 05:05

 朝、ジムに行って筋肉痛バキバキの中、IHIステージアラウンドトーキョーでやっている髑髏城の七人 鳥を見てきた。


 すごい。なんだか夏休みっぽい。


 劇団☆新感線のこの演目は、過去に何度か見ているんだけど、そもそも同じ演目で何度も何度もやるのが凄いし、そのたびにパワーアップしているし、今回のはこれまで見てきた「演劇」という枠を大きく超えるものになっていてそれがとてつもなく凄い。


 もちろん演技も演出も凄いんだけど、やはり観客席が360度回転するという仕掛けによってものすごく精緻に作り込まれた美術と演出で、異次元の内容になっていた。これはもう見に行かないと何が凄いのか絶対わからないのでエンターテイメントに絡んでる人はぜひ見に行ったほうがいい。


 映像と、芝居と、笑いあり、涙あり、ラストシーンの壮大さは素直に感動する。


 今回は花鳥風月の四回の公演になっていて、毎回キャストが違う。今回は阿部サダヲ森山未來、松雪泰子だったけど、次の風は松山ケンイチ向井理田中麗奈生瀬勝久、その次の月は福士蒼汰に渡辺いっけいという豪華キャスト。


 何度も見たくなってしまう。


 芝居を見て泣いたり笑ったりできるのは幸せだなあ



 そういえば「スパイダーマン ホームカミング」も見てきた。


 僕は普段はスパイダーマンを見に行かない宗教の人なんだけど、今回はやはりダントツに面白かった。シビル・ウォーに唐突にスパイダーマンが出てきたときは「え?なんで?スパイダーマンってやってたっけ?」と混乱したのだが、やはりトニー・スタークはいい。


 非常識な筋肉バカばかりのアベンジャーズという組織にあって、普通の社会ではあきらかに奇人変人の類であるはずのアイアンマン(トニー・スターク)が一番まともというアングルも秀逸。


 しかしなぜ「ホームカミング」がタイトルなのか、という謎もアッと驚く脚本で納得させられる。

 あと、いちいちチョイ役で出てくるキャプテン・アメリカが笑える。


 あまりにも面白くて、帰宅してシビル・ウォーをもう一回見たくらいの傑作。

 最近のマーベル・シネマティック・ユニバース作品の中でも珠玉の出来じゃないかな。


 トニーの大きな愛、スパイダーマンの成長、そしてほろ苦い初恋。うーむ、まさに青春。まさに夏休み映画。


 見る前にシビル・ウォーで復習しておくといいよ



 マーベル・シネマティック・ユニバースを全部見てなくてもぜんぜん楽しめます。

2017-08-14

Amazonはなんでこれを日本人に見せたいのか。かつてない頻度でJAPが連発されるドラマ 06:35

 Netflixもいいけど結局、新しめの作品は有料でも見たいのでAmazonプライムビデオも見てしまう。

 Netflixオリジナルドラマがあるのと同じようにAmazonオリジナルドラマもある。

 ・・・が、これが謎なのだ。


新世界

新世界


 Amazonプライム会員なら無料で見れるので第一話だけでも見て欲しい。


 この物語は、第二次大戦でナチスと大日本帝国が勝利した後の世界を描いている。いわばパラレルワールドものである。


 この手の設定は、ゲーム(RED ALERT3とか)ではたまに見るトンデモ設定だが、真面目にドラマにまでしてるというのは初めて見た。まあアメリカ人がアメリカ人の妄想のなかで楽しむのはかまわないと思うが、なぜ数ある作品の中からこういう作品をプライム会員専用作品としてリリースしたのか。



 被占領下にあるにもかかわらず、二言目には「ジャップ」と口にするアメリカ人たち。もちろんコンプレックスの裏返しという設定なんだろうけど、すげーディストピアなはずなのにみんな発言が自由。これならわりといい国じゃん。


 ちなみに本当に大日本帝国が勝利していたら、密告と特高が横行するスーパーディストピアのファシスト国家になってるので、自宅であろうがジャップと口にしたら翌日には強制収容所送りであることは間違いない。そもそも旧アメリカ合衆国民が英語を喋ることは禁じられるはずだ。


 Amazonにとにかく日本とドイツが嫌いな人が居たんだろうなあと予感させる作品。これ潜在敵対顧客を作ってないか。大丈夫かな、と思いながら見てしまう。わりと短めなのでお盆の暇つぶしには悪くないです。話としてはそれほどヒネリもなく普通の内容なんだけど

 


 

2017-08-10

トマト農家ではないほうのイケハヤ 疾風の勇人 06:56

 Kindle本はいいよね。何度でも読み返せるから。

 そろそろお盆休みに入ろうという木曜日、皆様いかがお過ごしですか。


 海外旅行?国内旅行?まあ皆さんいろいろと楽しい予定が詰まっていることと思いますが、旅のお供に、最近僕がハマってるマンガをご紹介いたします。


 最近ハマってるのは、このマンガ

疾風の勇人(1) (モーニング KC)

疾風の勇人(1) (モーニング KC)


 大和田秀樹によるイケダハヤトさんが主人公のマンガです。

 といってもどこぞのトマト農家の人の話ではなくて、元、内閣総理大臣、「池田勇人」の若き日を描いたマンガです。


 さすが「ムダヅモ無き改革」シリーズで熱い政治家パロディで鳴らした作家だけあって、もしやウソかホントかはどうでもよくなる熱血と楽しさ満載のマンガになっていますが、残念ながら今年の6月で連載打ち切りになってしまったようです。


 部隊は第二次大戦の直後、かつて日本はGHQに支配される占領地だった。その時代、日本の独立のために影に日向に奔走した官僚や政治家達の話です。


 ある程度は史実に則っているため、日本の戦後史を垣間見れるという点でも秀逸な作品で、歴史がキライな僕でも楽しめました。


 池田勇人を中心にその当時の吉田学校の政治家、佐藤栄作田中角栄なんかも登場して、なんかみんないい仕事してます。


 大和田秀樹さんというば、ガンダムの秘話を描いた作品も有名です。



 これもやたらと富野監督がカッコイイので新幹線や飛行機の中で読むのにオススメです。


 ああ、しかしついに始まってしまう。なにもしないお盆休みが。

 お盆休みになにをするか、今から考えておかないと退屈で死んじゃいそう。


 はてさて

2017-08-09

創業15年目の抱負 10:55

 2003年、人工知能の研究開発を行う、という定款のもとスタートしたUEIも、昨日で14周年を終え、これから15年目が始まる。長かったような、短かったような、いろいろと思いを巡らせるとキリがないのでやめておくけど、本当にいろいろあった。


 来週からいよいよいろいろ始まるのですが、今思うと自分の今の状況は必然的なものだったなと思います。自分が昔からそうしたかったというよりも、こういう性格の人間がああいう風に育ってこういう環境に居たら、むしろ他の道は有りえなかったんだろうなと。


 こっから全速力で行きたいと思っていますが、まだまだ人が足りてませんので全職種絶賛募集中です。


https://www.uei.co.jp/recruit/

2017-08-08

日本棋院があるように、日本数学院や日本物理院もあったほうがいいんじゃないかと妄想する 08:15

 今月の日経サイエンスが面白い。


 なんと大好物、マルチバース特集である。


 マルチバースとは、ユニバースの反対にある考え方で、ユニバースが、唯一無二の宇宙を表すとして、マルチバースは宇宙は沢山ある、という考え方だ。


 これまでエヴァレット解釈のマルチバースはあまり一般には解説されなかったが、ようやくこういうものが一般常識として知られるようになると嬉しい。あとはニュートンがこの手の話題をムックにしてくれたらいいのに、とか、NHKがアインシュタインロマンを作り直してくれたらいいのに、とかいろいろ考えた。



 この話の流れで、先日、とある大学の物理の先生と話をしていて、「日本ではホログラフィック宇宙論やループ量子重力理論など、それまでの直感に反するような理論の研究がなかなか進んでないのはなぜか」という話になった。


 単純に理学系の研究室の絶対数が少ないというのはあるだろうけど、日本のシステムの場合、飛び級がないことに遠因があるのではないかという話題になった。


 欧米の場合、数学や物理の天才的な発想を持っている子供は、飛び級制度によって16歳までに大学院を卒業して研究者や教授になることができる。学位さえあれば論文を発表したり研究室を持ったり出来るし、年がら年中研究に没頭できるので革新的な理論を受け入れやすい。


 宇宙論で新しい発見がなされるのは大半は数式を弄っている最中だ。ある前提条件があり、数式を進めていくと何らかの矛盾に到達する。


 矛盾に到達したときに、その矛盾をどのように解釈すれば矛盾でなくなるか想像力を働かせる。たとえばリチャード・ファインマンは、マクスウェルの電磁方程式を解く際、過去からのエネルギーだけではどうしても物質が必要とするエネルギーの半分しか満たされないという矛盾を解決するため、残りの半分は未来から来るのだという「先進波」であると説明した。


 エネルギーが未来から来るという根拠は特に示されていないが、どうしてもマクスウェルの電磁方程式を解くとエネルギーが半分足りない、という矛盾は示されている。ファインマンがこのアイデアを発表したのは25歳の博士論文である。また、ノーベル賞をもらうきっかけとなったファインマン・ダイアグラムの発表は30歳のとき。


 要は頭が柔らかくないとこういう話についていけない。


 ファインマンは飛び級していないが、飛び級制度で有名な人物といえばスティーブン・ウルフラムがいる。

 ウルフラムは英国人で、15歳で素粒子物理学の論文を発表、17歳のときにオックスフォードを卒業し、在学中に10本の論文を執筆し、18歳でカリフォルニア工科大学(カルテク)に進み、20歳でPh.Dになった。その後、カリフォルニア工科大学、プリンストン高等研究所、イリノイ大学で教授になり、29歳で世界中の研究者に使われるようになる研究ツールMathematicaを開発。


 ウルフラムのソフトウェアはiPhoneのSiriやMicrosoftのBingなどに採用されている。


 数学や物理といったものは頭が柔らかいうちにどんどん勉強してしまったほうが理解が早い。数学も物理も一種のゲームだから、全員が同じ発達段階で勉強していく必要はない。適正がない人はかなり早い段階で脱落するし、適正がある人はみんなと同じ学校で学ぶだけでは物足りなくなってしまう。


 日本にはなぜかゲームに関する飛び級制度がいくつかある。日本棋院を代表する囲碁と、奨励会を中心とする将棋だ。いずれも難関だが、プロテストに合格すれば対局料がもらえる大会に出場できる。


 日本にも数学の天才や物理の天才を育てるべく、こうした組織があったほうがいいのではないか。日本の教育システムにいきなり飛び級を導入するのはかなり無茶なので、学校とは別の枠組みで、20歳以下の子供の数学的能力や物理学的能力に等級を付け、たとえば数学初段、物理初段以上だったら大学卒業相当と見做す、という仕組みがあってもいいのではないか。


 昇段するにはもちろん試験があり、試験勉強するには学費が掛かる、ような仕組みでもいい。


 日本で合法的に認められている飛び級の唯一の制度として大学院入試があるが、こういう外部的な仕組みがあると日本の科学対応力を底上げすることができるのではないか。



 なあんてことを考えた。暑いからね。



 と、ここまで書いてから、同じことはプログラミングというスキルにも適応可能かもしれない、と思った。

 もしかしてやろうと思えば実現できるんだろうか。