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UEI/ARC shi3zの日記 RSSフィード

2008-05-06 GWも今日で終わり

ジョブズの名言、ゲイツの名言

不思議なことに、ビル・ゲイツの言動、特に社内における言動というのは際立てて問題発言をしていないのです。むしろまともなことしか言ってない。

それに比べると、GoogleやAppleの言ってることは、普通ならもっと反発されてもいいと思います。

曰く「世界政府っていうものが仮にあるとして、そこで開発しなければならないはずのシステムは全部グーグルで作ろう。それがグーグル開発陣に与えられているミッションなんだよね」(Web進化論)

曰く「海軍に入るくらいなら、海賊になったほうがましだ」(スティーブ・ジョブズ)


など、前者の台詞は梅田望夫氏の書籍にしか出典が見当たらないので公式見解かどうかわかりませんが、普通に考えたら「世界政府?ミッション(使命)?何様なんだ」と反発しそうだし、後者の台詞は日本と違って海軍が実在して関係者も多数存在する合衆国では脊椎反射的に怒られそうです。

これに比べると、ビル・ゲイツの有名な発言は

 「指先から情報を」

まとも過ぎる。というか、何も言ってません。いや、今だって指先から情報操っているし!というかキーボードが普及してからずっとそうです。いや、ペンと紙、粘度板でもいい。いつだって指先から情報を扱ってきたはず。今更何を、というのがゲイツ発言の特徴です。

こんな気取った台詞でなくてもう少し感情的な台詞を思い出すと、こんなのがあります。

なんでWindowsでDOOMが動かないんだ

この台詞、けっこう有名だった気がしたのですが完全一致が見つからなかったので違う言葉かもしれません。しかしゲイツがDOOMを非常に意識してWinGLやDirectXの導入を後押ししたのは事実のようです。

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僕はゲイツのプレゼンを生で見たことがありますが、プレゼンのテクニックそのものはゲイツの方がジョブズよりも上だと思います。観客を笑わせるのはジョブズよりも巧い。


それでもゲイツの言葉があまり胸に響かないように感じるのは、言葉に力がないからでしょう。

言葉がとにかく普通。切り出してもサマにならない。


たぶん、ゲイツという人に決定的に欠けているのはナルシシズムなのだと思います。

ゲイツが矢沢永吉のようであったら、もっとカリスマ性があったかもしれません。


たとえば彼は自社の製品に関して、あまり深いところまで突っ込んで指示しないように思います。iPodのボタンの数にこだわり、基盤のレイアウトにまで(専門家でもないのに)口を挟んで嫌われるジョブズとは対極です。


ゲイツの名言とされるものがネットにあったので引用してみます。

少なくとも一度は人に笑われるようなアイデアでなければ

独創的な発想とはいえない。

うーん、普通。いや、良いこと言ってると思うんですけど、とにかく普通です。

リーナス・トーバルズの「それが僕には楽しかったから」くらいは言って欲しい。



問題発言もしているようです。

著作権改革論者は共産主義者

やっぱりパンチ力に欠けるような気がします。たぶん「共産主義者」という言葉のパンチ力が日本とアメリカで大きな違いがあるのでしょう。

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これに比べると、20世紀最大級に魅力的なジョブズによるPEPSIディスはやはり素晴らしい。

残りの人生も砂糖水を売ることに費やしたいか、それとも世界を変えるチャンスが欲しいか?

他人の人生、というか世界的企業の主力製品を砂糖水呼ばわり。こんな漫画みたいな台詞を日常的に言ってるのだから天才としか言いようがありません。僕だったら照れてしまう。

これを言われたスカリーはAppleに転職しますが、この発言を根に持っていたのかジョブズを追い出します。

ジョブズの名言集がWiredVIsionにまとめられていますが、本当はもっとたくさんあるはず。

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会社は創業者によってそのイメージの大半が決まってしまいます。

ゲイツが一線を退いた後も、100年くらいはそのイメージが残り続けるでしょう。神は細部に宿るのです。