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shi3zの長文日記 RSSフィード Twitter

2008-06-04

iPhoneかPRADA phoneか、どちらを選ぶかで本物を選ぶ目が試される 23:35

IVSで発表するため、札幌に来ています。サンフランシスコには日曜に経つ予定です。

昨日の発表に無かったので、もう駄目かと思っていましたが、やりましたね。

PRADA PhoneことLGのケータイは一年くらい前に買って既に持っていますが、残念ながらiPhoneとじゃ勝負にならない端末です。ドコモはiPhone獲得に失敗したからiPhoneもどきを抑えておくという算段なのでしょうか。しかし、恥の上塗りという気もします。

とはいえ大半の日本人はブランドに弱いのでPRADA Phoneもそこそこ売れてしまうかもしれません。世界で一番ルイ・ヴィトンが普及している国とまで言われるほど日本はヨーロッパブランド志向が強いので、クパチーノのクールなアイツじゃ駄目かな。

ま、そういう僕もライカとカールツァイスの蒐集に明け暮れて、BMWばかり買いつないでいる時点で人のことなんか笑えませんけどね。

とはいえ、iPhoneとPRADA phone、比べたら誰だってその完成度の違いがわかるんじゃないかなあ。

元祖PRADA Phoneには、絶句するほどセンスの悪いゲームがプリインされていて度肝を抜かれましたが、ドコモ版では改善されていることを望みます。

というか、PRADA Phoneを買う人がゲームなんか遊びたいと思うのかなあ。いくら便利でも、ライカ Phoneみたいなのでスーパーマリオが動いていたら興ざめしてしまうと思うのだけど。


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そもそもPRADA phone自体、なんていうかFlash Liteのデモ以上のなにものでもない感じがする端末なんですよねえ。

タッチした場所に時計が動くとか、工業製品として考えたら、卒倒するくらい醜いデザインだと思うんですけど、まあビニール鞄に三角形のプレートをつければOKというブランドなので、これでもいいのかなあ。うーん。

プラダ - Wikipedia

ただ、値段に相当する満足感があるかというと、全くないというレベル。珍しいから買ったけど、これが売れちゃうとそもそも珍しいという唯一のメリットすらなくなってしまうんですよねえ。

仮にカルティエがケータイを発売して、これと同レベルの水準だったら、少なくとも僕のカルティエに対するイメージはガタ落ち。黒歴史になると思うんですよね。もちろんそれカルティエが時計屋だからというのはありますが。

Page Not Found - Cartier

http://www.bbvali.fatcow.com/seb/imgs/SEB_0212_Lancaster36_med.jpg

こういう時計を作ってる会社がPRADA phone並みの時計だったら衝撃を受けます。

プラダの靴は好きなんだけどなあ。


ちなみに香港では半年前にPRADA PhoneそっくりなARMANI Phoneというのが売られていました。

あまりにそっくりな上に高価だったので買わなかったのですが、どうなんでしょうかね

D

こちらはサムスン製。

ドコモの中の人たちも、PRADA phoneでiPhoneに対抗できるとはよもや思っていないと思いますが(というか別カテゴリの商品)、消費者から見ると似たようなものであるだけにどちらが売れるかは解らないですねえ。

iPhone自体は爆発的大ヒットする商品なのかと言われると、「うーん」と答えざるを得ません。これはMacbook Airが素晴らしいとか、Mac ProがWindowsマシンの何倍も生産性を上げるとか、そういう話をいくらしてもMacのシェアがWindowsのシェアを逆転しないのと同じで、本当にいい道具というのは、それを理解する人の手にだけ渡るものなのです。

そういうのをすっ飛ばしてこれを買っても、たいていの人には猫に小判かもしれないし。

ただ、確実にiPhoneを使ったときのショックというのはあるはずで、このショックを感じずしてこれからのモバイルが語れるとは到底思えないわけです。

黒澤明を知ってるアメリカのティーンエイジャーは滅多に居ないだろうけど、スターウォーズには隠し砦の三悪人のプロットが生きている。iPhoneはスターウォーズというよりも黒沢明になるんだろうな、と思っている訳です。

ティーンエイジャーがクロサワを知ってる必要はないけど、映画人でクロサワを知らなければモグリだよね、ということで。

けれども、もうひとつ、これはデスクトップコンピュータやノートコンピュータに対するパームコンピュータという新しい製品カテゴリから、既存のコンピュータを食ってしまう可能性すらあると僕は思っています。

iPhoneを「ちょっと目新しいケータイ」と思ってはいけない。これはケータイとコンピュータの融合した新しい可能性を切り開く鍵なのです。

うーん、しかし、さすがだなあ。孫正義氏は