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shi3zの長文日記 RSSフィード Twitter

2008-07-20

Willcom D4は究極のモバイルノートPCかもしれない 17:05

iPhoneが手に入らないので、それまでのつなぎとしてWillcom D4を買ってみた。

そして反省した。

これはつなぎなんかじゃない。

立派なセカンドマシンだ。


Willcom D4をいわゆるAtom搭載のミニノートとしてみると128,000円とやや高い。

けれどもこの完成度の高さは白眉である。

http://akiba.cyberspace.fm/media/80068274c58aa27e/200807/_m_2854741074dbc336c0459e3c11a9e36c_640.jpg

まず、なにしろ小さい。

MacBookAirを持ち歩いていると、電源を手放せなくなる。

予備バッテリという概念がないので、どこでも使いたかったら電源アダプタごと持ち歩くしかない。

この電源アダプタごと持ち歩くということは、Airそのものがどれだけ軽くて薄くて小さかったとしても、アダプタ事態の重量を考慮に入れないといけなくなる。

従って茶封筒にAirを放り込んでそれだけ持ち歩くというわけにはいかない。

昔、水口哲也さんと知り合ったばかりの頃、彼は大きなウエストバッグを常に持っていた。そこにはPSPデジタル一眼レフカメラiPodがごちゃごちゃと入っていて、彼はそれを「デジタルバッグ」と呼んでいた。

それがうらやましくてそういうウェストバッグを探したんだけど、普通の鞄屋をいくら探しても見つからなかった。

それから三年、最近、カメラにハマッてみて、ようやくそういうバッグがあることを知った。つまり、それはなにかの高級ブランドでもなければ外国製の特別な奴でもなく、カメラバッグだったのだ。

大きめのウエストバッグは確かに便利で、一眼レフとレンズを数本持ち歩くことができる。

僕も気がつくとiPod touchを二枚とコンパクトデジカメ、ブライドルレザーカバー付きのMOLESKINEポケットサイズと、それにパナライカを付けたE-420をウエストバッグに入れて持ち歩くのが当たり前のようになった。

時にはウエストバッグだけで出歩くことも少なくない。

ZeptoPadを作ってから、MOLESKINEはiPod touchに集約された。

D4はウエストバッグに電源ごと入れてもさほどかさばらない。

このサイズだけでも価値がある。

そして、ともすれば最大の弱点とも言えるPHSによる通信。

これも、実は意外と速い。

なぜだろう?と考えてみると、東京で使う分には、あちこちにPHSアンテナがあるのでそもそも常に200Kbpsくらいは確保できるということがひとつ。

もうひとつは、僕は以外にテキスト中心のページを見ていることが多い、というのもありそう。

モバイルでは電脳ライフやascii.jp、それとはてなブックマークくらいしか見てないんだけど、画像を表示しなくてもそれほど困らないページが多い。

ただ、まだあまりたくさん使ったわけではないので本当にそれで十分かどうかはともかくとして、マシンそのものがきびきび動くので通信が遅いことが逆に気にならない。

そういえば2000年くらいから、Webページにおける画像の密度ってあまり変わってない。

あの頃64Kbpsくらいで満足していたんだから、200Kbpsあればかなり満足できるのかもしれない。

問題は通信速度ではなくてたぶん受け取る側の動作だろう。

そしてWindowsVista。

いままでWindowsVistaを「良い」と思ったことは一度もないが、Willcom D4に関していえば、WindosVista「でも」良いかな、と少し思った。

スクリーンの右脇にある部分がまるごとタッチパッドになっていて、これがかなり使いやすい。

スクリーンはタッチパネルだけど、解像度が高すぎてスタイラスなしで使用するのは絶望的だと思う。

キーボードは決して打ちやすくはないけど、ある程度のサイズがあるので机の上にどっかと置いて使うことも出来る。喫茶店などでは良いかもしれない。

また、でっぱり部分がないのにインターネット通信できるというのが地味に良い。

MacBook Air + イーモバイルだと、通信モジュールが「びろーん」と外に飛び出していて美しくもスマートでもない。

Willcom D4は完全にモジュールが内蔵されてるから、立ち姿が美しい。

これはけっこう重要なポイントだと思う。

喫茶店などでGmailをチェックしたり、メールに返信したりする程度なら、PHSでもそれほどショッキングな遅さでもない。

出張が多く、E-mobileが使えない地域にも良く行く僕としてはわりと重宝しそうだ。

ただ、これでプログラムを書いたりする気にはまだなれない。

特殊な記号を入力するのがちょっと面倒に感じてしまうのだ。

でもLISPの練習をしたり、凄く簡単なJavaScriptのコードを試したりするには十分だろう。

なにしろこれはホンモノのWindowsが動作しているのだ。理論上、どんなコードだって書けるのである。

やはり泣き所はバッテリーライフ。1時間30分はいかにも少ない。映画を最後まで見ることすらかなわない。

しかしそこはWillcomというべきか、なんと3倍の容量を持つ大容量バッテリーをプレゼントするキャンペーンを7月末までやっているらしい。

キャンペーンといわずお金を払ってでも今すぐ欲しいのだけど、契約していると自宅までバッテリーが届くらしい。

これは今すぐ買わないともったいないことになってしまう。

電源ごと持ち歩くことを考えれば、たいていの仕事にも使えてしまう。WindowsMobileと違って、パワーポイントを見せるだけでなく編集することもできる。プレゼン用端末として考えれば、これだけでもぜんぜん違う。

今はすっかりKeynote派になってしまった僕だけど、ひさびさにPowerPointを使ってみようという気にさせる端末である。

最近、ちょうど新しい大戦略を遊ぶために小さいWindowsマシンを買おうと思っていた僕にはちょうど良い玩具だった。

これから使い倒していきたいと思う。