Hatena::ブログ(Diary)

shi3zの長文日記 RSSフィード Twitter

2008-09-18

世界はたいらなんかじゃない  AppleExpo in Paris 初日 06:53

初日終了しました。

わからないことだらけで戸惑いましたが、なんとか無事終わりました。

「フラット化する世界」が叫ばれる昨今、本郷に居ながらにして世界60カ国へソフトを同時供給できるという、とんでもない時代になりました。

しかし、本当に世界は均一なのでしょうか。

もちろんそんなことはないはずなのです。

パリでは夜九時でもかなり明るいし、電車に乗れば人々は皆新聞を読んでいます。紙の新聞です。

日本ではほとんど見られなくなった光景です。

世界がたいらなんかじゃないことを確かめるため、僕は今回の旅に出たのです。

その集大成とも言えるものがこのパリで開かれるAppleExpoへの参加でした。

http://gyazo.com/57f956ca21710b95302966dc12955f0e.png

これをアプリの宣伝だと考えると、明らかに赤字です。けれども僕たちのねらいはアプリを宣伝することではありません。我々のアプリを使う人、興味を持つ人がどんな人たちなのかを知るためにブースを出すのです。もはやこれは研究開発の一環なのです。

http://gyazo.com/d37568fcb8ea3c9636d7398ee388e009.png

とはいえ、準備のために二日も早くパリに来ていたのに、いざ本番になるとまるで準備が役立ってなかったことに愕然。


まわりのブースがあまりにも地味なので、どうしたのかと思っていたら、物販を中心にやっているのでそもそも商品を陳列するだけで華やかになるんですよね。我々はそれに比べるとひとつの製品を紹介しているだけなので実に弱い。

http://gyazo.com/fafd082d459d6f7ecac8c2d5bc7b189b.png

とはいえ、iPhoneのソフトだけを紹介しているブースはこのブースだけだったので、多くの方に訪れていただくことができました。

http://gyazo.com/86bc0f681e044f8a806ae60d7dee1413.png

この二人はイギリス、アメリカ、フランスなどで展開しているiCreation(日本で言うMDNみたいな雑誌)の人たち。記事でとりあげてくれるそうです。

http://gyazo.com/3f56da9ea5e7a5ef28a9089de116b45a.png

このビジネスマンはZEPTOPADとさらにこっそり見せた新開発の製品をとても気に入ってくれたお二人。

http://gyazo.com/56419e2045501c6d632bfab7ead7ae39.png

こちらはフランスのデザイン雑誌 etapesの編集者。今度東京まで取材に来てくれるそうです。


操作性に関してはカタログやマニュアルで伝わらない部分が多々あるため、難しいと言われることが多いZeptoPadですが、実際に使っているユーザの方々や、現地の人々の反応を見ると、捨てたもんじゃないかもしれないと思うのでした。

今回のイベントの第一の目的は、UEIを知ってもらうことよりも、むしろ海外に居るiPhoneのアプリユーザの姿かたちを僕らが認識することにあります。

http://gyazo.com/fec38de07143adbc946a1b498d0de813.png

こういうイベントを通じて彼らの潜在的な欲求や要望をダイレクトに吸い上げ、次バージョンや次なるプロダクトの開発に活かして行きたいと考えています。

さすがフランスでも評価の高い安倍さんのポチ山さんもかなりの注目度でした。


朝、製品の説明をしたら不思議そうな顔をしていたコンパニオンのお姉さんたちも、合間をみてZeptoPadの操作に習熟し、熱心に説明できるようになると、夕方には顔の輝きが違って見えました。

そういうのをみると励みになります。

まだわかりにくい操作やもっとこうしたい、ああしたいということは多いのですが、開発の優先順位を考える上で実際に初めて触るユーザに説明したり、彼らがどこで戸惑うのか見るのは非常に良い経験になりました。


パンフレットは予定の数倍の勢いで捌け、昨夜突貫工事で作ったアンケートもかなりの数集まりました。研究開発のためのサンプルとしては予想以上の成果です。


そのかわり、パンフレットの増刷やアンケートのノベルティの調達など、新しい仕事が増えてしまいました。

ありとあらゆる手段を講じて、貪欲な情報収集に勤めたいと思っています。


明日はエジンバラから助っ人も来ることだし、さらにブースをパワーアップさせますよ。

こんなことは日本にこもっていたら決してわからなかっただろうし、そもそもケータイコンテンツで10年の経験をもつ日本人と、欧米人では感覚はぜんぜん異なります。携帯に求めるものも、携帯との関わり方も全てです。

世界中のあちこちで、100の国があれば100通りの関わり方、1億人がいれば1億通りのスタイルがあるはずです。均一ではありません。


世界は決して、たいらなんかじゃないんだと思った日でした。

http://gyazo.com/80ac0e2c8ddb232c1812844d814ece49.png