Hatena::ブログ(Diary)

shi3zの長文日記 RSSフィード Twitter

2010-04-08

iPadは"本物"だ 09:30

空港でiPadをフル充電し、成田行きの飛行機に乗る。

機内でゲームをしたり、二時間程度のムービーを再生したりしていたら、いつのまにかうとうと眠ってしまった。

起きて、横おきモードにして小一時間ほど原稿を書く。


それにも飽きて、GeometoryWarsを起動。ひとしきり遊ぶ。

退屈しのぎにGQを読むが難しすぎる。ToyStoryの絵本で英語の勉強。

ふとアイデアを思いついて、開発中のZeptopadを起動。


マインドマップをまとめる。指先でアイデアをまとめる。

情報を自在に操る感じが実に心地良い。


Keynoteで簡単な会社案内を作る。

ちょっと手持ち無沙汰になって、またGeometoryWarsを起動。


それからZeptopadに戻り、またアイデアをまとめる。


ドリンクサービスが来た。

ANAはキャビンアテンダントが美しい。

米系の航空会社ではこうはいかない。

それだけでANAの料金が高いのではないかとさえ思う。



もちろんエコノミーといえど食事はうまい。

サンフランシスコ発便なのに鰻重が出る。



鰻重を書き込んでから、Pagesを起動し、また原稿を書く。


ひとしきり書き上げてから、思った。


こいつは最高のデバイスだ。



ありとあらゆる情報の入り口と出口が、ここにある。

アメリカでは、テレビが、ラジオが、新聞、そして雑誌が、もうiPad専用として作り込まれている。


iPadをあとから出して、Appleは大正解だった。


iPadを使ってからiPhoneを使うと、実に窮屈で無理矢理な印象を受ける。

iPadの廉価版みたいなイメージだ。

処理速度も遅くて、画面も狭い。

ほんの数日前までは、iPhone3GSが遅いなんて考えもしなかった。

だが、iPadを一度でも使えば、誰もが僕と同じ感想を抱くだろう。

つまり「こっちが本物」なのだということを。

むしろiPhoneは、iPadが登場するための伏線に過ぎなかったのではないか。

たぐい稀なる完成度を誇る実験機。真打はむしろiPadで、その前にはiPhoneはもちろん、全てのiPhoneもどきが色褪せて見える。


「3GのiPadがあれば、iPhoneは解約してもいいな」


コーイチはそう言っていた。

彼はサンフランシスコに住んでるソフトウェアエンジニアで、Macにもそれ以外にもかなり詳しい。


スターウォーズが、映画の歴史を変えた。

SFXが一流の大衆娯楽として昇華し、世界中の人々のイマジネーションに強い影響を与え、それ以後のアクション映画は、どこかスターウォーズのようだった。


とすれば、iPhoneはケータイ電話におけるスターウォーズだ、と思う。

そして、iPadは、コンピュータにおけるそれだ。

iPad以後、わずか数年で世界はiPadとiPad的なもので埋め尽くされるだろう。

もう折り畳みのコンピュータはいらない。

グッバイ・コンピュータ

それがiPadの次に開かれた世界だ。


iPadをアクティベートするにはまだコンピュータが必要だ。

けれどもそういう時代もすぐに終わるだろう。

おそらく大多数の人にとって、iPadで事足りるのだ。

iPad以外のコンピュータを必要とするのは一部のプロだけになり、そういう用途のコンピュータさえもいずれはiPad的なものにとって変わられるだろう。

Netbookがでたとき、あんな小さな画面じゃプログラミングできないという人がいた。

しかし実際にはプログラミング出来てしまった。

iPad用のプログラミング環境はまだないが、それも時間の問題だろう。

そうしたいと思えば、やってしまうのが一流のプログラマである。

そしてiPadは一流のプログラマにそうしたいと思わせるのに十分な魅力を持っている。

新しい時代がここからはじまるのだ。