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shi3zの長文日記 RSSフィード Twitter

2012-03-27

「ゲームらしいゲームが作りたい?だったらユー、うちにきなよ」UEI/ARC「ふつうのゲーム」開発者募集 10:27

さてそろそろ来期ですよ。

うちは三月決算だから、来週から来期が始まります。


ところでさー

はてな匿名ダイアリー

まあこういう人居るよねー。わかるわかる。


まーソーシャルゲームって儲かるよね。儲かるじゃん?

残念ながら我が社も儲かってる。ソーシャルゲームで。

ソーシャルゲーム作ってて面白い、楽しいっていう社員ももちろんいるんだよ。

これ、意外に思うかも知れないけど、面白いソーシャルゲーム作ってる社員は仕事楽しいって言うんだよね。

たしかに僕もいくつかのソーシャルゲームにはハマった。

モゲマスとか、他にもいくつかね。


ただ、本当にやりたかったのはこういうことなのか?って思う人ももちろんいるよ。

昔ながらのゲーム業界人には多いよね。



それでも、だよ。

それでも、おれは敢えて今の時代に、「ふつうのゲーム」を作りたいね。

ソーシャルゲームで儲かってるから、こそ、その利益で「ふつうのゲーム」を作りたい。


「おまえはもう古いんだよ!」って昔ながらのゲーム業界人を切り捨てるのはやっぱりあまりにも勿体ないかな。だってみんなで作って来たんだし、こういう時代を。


もちろんソーシャルゲームを全否定するってわけじゃなくて、まあいいところは取り入れる。ただ、すげー難しいよコレは。見よう見まねで出来るようなもんじゃないってことは、僕が図らずも「天空のエリュシオン」で証明しちゃったよ。


でも今は大丈夫。

他社で100万人規模のヒット持ってるプロデューサーやディレクターがうちに何人も移籍してきたからね。

彼らだってカネ儲けだけがしたいわけじゃない。ゲーム作りにプライドを持って、自分のやりたいことがやりたいからUEIに来てくれたんだよ。

ついでに、一本、ソーシャルゲームがヒットして、まあうちのゲーム事業も軌道に乗って来た。

これからもガンガン、作って行くけどね。



でもそのうえで、敢えて「ふつうのゲーム」が作りたいんだよなあ。おれは。


 「ああ、これはゲームだな」


って、島国大和あたりが納得するようなやつをね。

儲からなくていい、とは言わないけれども、ソーシャルゲームみたいなぼろ儲けは期待しない。トントンも稼げればとりあえずは上出来。

そのうえで、まあヒットできたらいいよね。

くらいの感じで。

幸い予算はあるのよ。

JAFCOとD2Cからがっぽり調達した何億ってお金はそっくりそのまま残ってるし、毎月ZEKEやらソーシャルゲームやらで利益が出てるからね。


なぜ「ふつうのゲーム」を作るのか。


それは、結局はそのノウハウがenchant.jsにフィードバックできるから。


それに僕はソーシャルゲームはこれからどんどん「ふつうのゲーム」と融合していくと思ってるんだ。

「ふつうのゲーム」を作るための技術が非常に大事になってくる。


Unityが世界的に使われるようになるまでに、かなりの時間がかかった。

Unityがブレイクしたきっかけは、まあやっぱりiPhoneだと思うんだよね。

あれでルールが変わった。

それでUnityで作られたゲームっていうのは、要するに「ふつうのゲーム」だよね。

今でもそう。


enchant.jsとUnityの違い、それは「ふつうのゲーム」があるかないか。

「グランダリウス」なんかはまあふつうのゲームっぽいよね。



でももっと「ふつうのゲーム」。

3Dで、ドラゴンが出て来て、剣で切るようなありふれたゲーム。

本格的なノベルゲームもいいよね。


ところが我らがUEIはいままで「ふつうのゲーム」をあまり作ったことがない。

だから作りたくても作る人材が圧倒的に足りないんだよね。

なにを作るか、いくつ作るかはとりあえず決めてない。


超大作は作らないよ。とりあえず。

けど、小振りだけどスカっと面白い、そんな「ふつうのゲーム」を作りたい。

スーパーファミコン時代みたいな、プレイステーションの初期みたいな、誰が遊んでも「わあ、すごく面白いね」ってニコニコ言えるようなやつをね。


そのためには、ツール開発者も必要だし、3Dグラフィックスのデザイナーも必要、もちろん主役となるゲームプログラマーやディレクターも必要なんだよね。


そういう人たち、まるごと募集します。

個人でもチームでもペアでもOK

なにか具体的に作りたいという企画があるならそれもOK

それから、開発費ね。

僕たち、いまのところお金だけはちょっとあるからさ。

といつてもうちはコナミや任天堂じゃないからほんのちょっとだけだよ。

まずはいろんな可能性を試したいから、まずは1000万円〜5000万円くらいの規模感で何本か作りたい。

プレステ初期のゲームの開発費ってそのくらいだったらしいしね。

それがまあそこそこうまくいったら、億単位のカネをかけてもいいと思ってる。

なにしろゲームはあたればでかいじゃん?


でかい稼ぎでもっと稼ごうって発想は僕にはあんまりないんだよね。

でかい稼ぎがあったら、もっと面白いことしようっておれは考える。



プラットフォームは、決めてないけど、個人的には今作るならHTML5がいいかな。

でもまあなんでもいい。UnityでもDirectXでもいいよ。PCでもスマホでも。PS VITAでもいい(ファーストタイトルの「みんなといっしょ」にも関わってるけど、実はUEIはPS VITAのライセンシーなんだ)


それでね、ふつうのゲーム作ってさ、そのうえでなんか稼いで行ける方法をみんなで考えようよ。


うちは自慢だけど、ソーシャルゲームに関しては神レベルのプロデューサーが居るので(まあ事情がいろいろあってここには具体的な名前は出せないけど、面接では引き合わせるよ)、そういうものがなんで儲かってるかってことはふまえた上で、だ。


それでもやっぱり、僕らは「ふつうのゲーム」が作りたい。

僕が二十歳のときに作ってたような、3Dシューティングゲームでもいいし、みんなが胸を熱くした、あの激アツだった時代のスーファミみたいなゲームでもいい。


そういうもんが許されるのって、要するにHTML5だと思うんだ。

いま、世界的な潮流がそこにあるからね。

そのうえでなんとか稼いで行く方法を、僕らは考えて行きたい。

だっておれ、ゲームとはいろいろあったけど、この一年、9leapやってて思ったのは、やっぱおれ、「ふつうのゲーム」が好きなんだなってこと。


いいよ「ふつうのゲーム」で。

それをなんとか現代にあわせてさ、リファインするとかなんとかするとか。もっとやりようはあると思うんだよね。

FirefoxMozilla Marketやるって言ってるし、先行きはよくわからんがGoogleChrome Web Marketやるし、MicrosoftもWindows8でHTML5マーケットやるでしょ


人生、一度きりしかないわけだし、家庭用ゲームはもう・・・ちょっと・・・ね、これから盛り返すかわかんないけど、勢いはちょっとって感じかなと思ってる。


これはもうほっといても「ふつうのゲーム」、会社じゃ作らせてもらえないなって思うんだよね。


だから、敢えて、ふつうのゲームを、ちょっと普通のゲーム会社じゃないかもしれないけど、UEIで作ってみない?

あっためてる企画とか、いつか挑戦してみたいゲームとかさ、あるでしょ。みんな。


そういうのを小規模なチームで短期間で作ってみようよ。

もしうまくいったら、印税みたいなものも払うから。


そう、僕がいまやりたいのはね、21世紀版「ゲームやろうぜ」なんだ。

SCEが17年前にやったやつね。


それをソニーみたいな大資本ならともかく、こんなチンケな会社がやるなんて、面白いじゃん。


会社を作って独立してやりたいっていうなら、ゲームやろうぜと同じように、支援する。

僕らは会社を作って育てるノウハウはあるからね。それはソニーの若い社員たちよりはずっとあるよ。僕たち自身がそうやって小予算、小規模なチームからはじめて、今は120人の会社になったわけだから。


だって僕がUEIをスタートした2003年には、もっていた現金はたった40万円だよ。

チームも僕一人しかいなかったし。

それでもゲーム作れたわけだからね。

メルルーの秘宝とか、銀河七海物語とかさ。

失敗した思い出もあるけど、だからこそ新しいチームがどう立ち上がるのか、僕たちは知り尽くしているし、応援できると思うんだ。

そして新しいチームを作っていくことこそ、今の僕がやらなければならないことなんだよね。


と、いうことで。


冷やかしでもいいので、興味のある人は直接、僕宛にメールを送ってもらえないだろうか。

プロとして経験はないけど、アマチュアで学校や家でこんなん作ってます、っていうのでもいいよ

質問でもいいよ。


アドレスはshimizuあっとuei.co.jp

ただし、僕は基本的にメールほあんまり詠まない人間なので、返事が遅れたりしたらごめんね。

とりあえずの締め切りは4月20日まで

でも先着優先。良さそうな人がいたら随時面接していくよ



いきなり社長にメールするのが恐いぜっていう人は

ここ→ http://www.uei.co.jp/recruit/index

から通常の応募フォームで申し込みできる。


あ、学生インターンも募集してるよ。そっちはこれ→ http://wise9.jp/archives/7019


「ふつうのゲーム」が作りたい人、待っています。