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shi3zの長文日記 RSSフィード Twitter

2012-11-08

一度は食べたい至高のプログラマー焼きとん 新宿ささもと 06:21

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世の中に焼き鳥屋は数あれど、焼き鳥屋が通う焼鳥屋というのがあるのだと知ったのは10年も前だった。

その店は、焼き鳥屋の店主が「ここは美味い」と通う店。そこで客として通いながら味を盗もうというのである。


数多くの焼き鳥屋がたちならぶ思い出横丁で、夕方早々から満席が当たり前の店。


いわば焼き鳥界におけるシャーロック・ホームズ

それが新宿西口、思い出横丁の焼き鳥「ささもと」だ。

正確に言うと焼き鳥ではなくて焼きとん・・・つまり豚だ。

けどその美味さは一度食べれば虜になる。


ささもとは年中無休だが、なんといっても店主の笹本さんがカウンターに立つ日がダントツにいい。

同じ材料から作られる焼き鳥が焼き方によってこうも味が変わるのかと驚くことは間違いない。


「酒も焼き鳥も一切やらない」という親父さんの手から生まれる絶妙な焼き加減に味加減。

親父さんの手による焼き鳥は、ある種の芸術と言って良い。


もちろん材料は新鮮そのもの。

そこに超一流の焼き手である親父さんの手が加わって、旨味がギュッと凝縮される。

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「ささもと」と言えば「葡萄割り」

コップ一杯に注がれた焼酎に赤ワインを垂らした飲み物だ。

戦後間もなく、日本が貧しかった頃、高価な赤ワインをできるだけ雰囲気だけでも味わうために生み出された割り方だ。


ビールの代用品としてのホッピーといい、こういう時代の焼酎ベースの飲み物というのは独特の良さがある。まあオヤジにしかわからない良さかもしれないが。


最初はそのあまりのインパクトのある味に辟易するが、暑い夏の日なんかに葡萄割りを飲むと実に美味い、と思う日がある。


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焼き加減の芸術とも言えるのがこのプチトマト。

口に入れて噛むと中から熱いジュースが飛び出す。そういうギリギリの焼き加減が楽しめる。

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えのきの肉巻き。

一口で食べると熱くて目を白黒させるが、フレッシュなえのきの瑞々しい食感と肉汁が絶妙なバランスをもっていて、ビックリするほど美味い。

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ハツやレバー、赤身などの肉のうまさは言うに及ばず。

なんといってもこの大きな寸胴から生み出される煮込みは秘伝の味噌仕込み。

最後は柚子入りのスープで〆るのがささもと流。


ビールでもウーロン茶でも、三杯頼んだら店を出る不文律がある。

となりの客に話しかけてはいけないというルールもあるので、初めての一人客でも過ごしやすい。


値段も手頃で、2500円もあればお酒も飲めてお腹いっぱいになる。


この「ささもと」のオヤジさん、実は趣味で3Dプログラミングをしている。

御歳65歳。なかなかの腕前だ。しばらくDirectXを使っていたが、最近はAndroidOpenGLにご執心だ。


プログラミングと焼き鳥。なにか共通点があるのか。

とにかくオヤジさんが焼いた時は抜群に美味い。もし気に入ったら、週の前半はオヤジさんが立ってないからそういうときと比べてみるといい。もちろんオヤジさんがいなくても美味いけど、オヤジさんが焼くとやはり美味さが一段階違う。



焼き鳥には興味がなく、コンピュータのことばかり考えている、と嘯くオヤジさん。

いつまでも元気で居て欲しい