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shi3zの長文日記 RSSフィード Twitter

2014-09-15

イベントを運営するということ、それとブロガーについて 20:13

 しばらく世俗から離れて平和に暮らしていたのだけれど、ネットのロアナプラ、クソッたれの街はてな村に戻って来たら今日も争いの火種がバチバチいってるじゃないの。

イベントを開催するという事は人の時間を預かるということ→あまりにも素人仕切りの【第22回東京ブロガーミートアップ】 : たのっちのぶろぐ


超勉強になる勉強会が勉強会後に開かれている件で: やまもといちろうBLOG(ブログ)

 あーなるほどねー、イベントで揉めてるのねー、いつもの話だねこりゃ

 と思って主催者の方のブログを見ると



そもそも東京ブロガーミートアップはイベントではありません。

『イベントなめんなよ』

は? なんのことでしょうか?

私たちは勉強会を開いたものの、イベントをしたという意識はありません。

お金を頂戴したものの、東京ブロガーミートアップは営利目的ではなく、赤字でした。

料理が豪華でビールもエビスビールがあったと書かれていますが、ひとり2,000円という会費以上に料理や飲み物を購入したので豪華なはずです(笑)。

イベントなどでケータリングを頼んだことがあるなら、ケータリングはそんなに安いものではないとお分かりになる方もいらっしゃると思います。

せっかくの飲みながらの開催なので、料理が足りなかったり美味しくなかったり、お酒が足りなかったりしたら面白くありません。

赤字とかはこちらの都合なので、あーだこーだ言うつもりはなく、今回の件がなかったら、私たちの中で終わっていたことでした。


http://chiwamama.com/2014/09/tbmu-24.html

東京ブロガーミートアップにつきまして #tbmu | ちわわのまま


 凄い。

 これがブロガーさんたちの使う伝家の宝刀、本場の炎上マーケティングというやつなんでしょうか。


 何が凄いって、これ、この人だけじゃなくて他にも主催者っぽい人たちからちらほら反省の弁みたいなのが出てるにも関わらず、この人はもう決して、このエントリーを取り下げてないこと。凄い。鋼鉄の意志。炎上上等、かかってきやがれというこの姿勢。もしかして、この人なら家入さんの理想の奥さんになれるんじゃないか。と尊敬の念すら産まれました。


 ただ、イベントって金とってるとかとってないとか関係なく、来てもらった人に満足して帰って貰うことが第一優先なので、この反応はちょっと・・・・まあそんなこと僕が言わなくても皆さんお察しでしょうが。


 ネット発のイベントということに関しては、まあ僕もさかのぼれば16年前、1998年にBio_100%掲示板のオフ会として「3D野郎大会」という謎のイベントを立ち上げ、イベント会場を借りるのに数千円しかかからず、プロジェクターを借りたりもろもろ入れても2万円ちょっとで、それを100人の参加者でどう割ればいいのか悩んだ挙げ句、「217円」という、それならとらないかとりすぎる方がマシだろという価格設定にして顰蹙を買った苦い思い出があります。


 当時は金も力もない一介の大学生ですから、来場する方々に対してどう誠実に接するべきか、ということが最大の問題だったのです。


 さて、イベントを成功させる、というのはどういうことでしょう。

 当たり前ですが、やってきた人たちに「来て良かった」と思ってもらうことです。


 それ以上でも以下でもありません。

 だって入場料がいくらだろうと、その人は貴重な時間を使って、やってきてくれてるわけだから。人生の大切な時間をそのイベントに割いてくれてるわけだから。これはお金をとろうがとるまいが当たり前です。むしろお金をとらないイベントの方が、こういう部分は気を使うと思います。


 人間っていうのは正当性バイアスがかかるので、お金を払えば払うほど、むしろイベントの内容そのものに対する評価は甘くなるのです。無料のイベントの方が文句はでやすい。


 これは無料アプリや格安のアプリの方がAppStoreで評価が低くなりがちであることと一緒です。


 まず、今回の騒動の失敗は、「非営利目的」を強調しておきながらも、「感想をブログに書いて下さい」と強要していることです。参加条件にまでなっています。そうしたらネガティブな感想が出て来ても、当然、受け入れなければなりません。


 「感想をブログに書く」ことを強要するということは、それは一種の宣伝行為です。

 今回のイベントを次回以降も続けて行く前提があるときに、イベントの告知効果を狙っているわけですから、非営利だろうがなんだろうが、宣伝を強制しているわけです。


 参加者は参加費を払い、宣伝に協力した挙げ句、正直に感想を書いたら主催者側から罵倒されるという、見事なまでのハメワザに陥っています。


 この手の「非営利」のイベント、ないし組織が成立するためには、内部に大なり小なり、カリスマ性をもった人物の統率が必要になります。


 この場合のカリスマ性とは、「いたずらに幼稚な振る舞いをしない」ということです。


 また、「これはイベントではなく勉強会ですけど?」と開き直ったところで、勉強会はイベントの一種であるという厳然たる事実の前では詭弁以下の戯れ言に過ぎません。


 そもそもこの人たちは、本当にこのイベントをずっと非営利のものとして維持していこうとしていたのでしょうか。そこにすら疑いの眼差しがいってしまいます。


 イベントは継続するためには非営利を貫くのもひとつの方法ですが、お金をとった段階で営利のイベントと区別できなくなります。最初の前提が赤字だとかは参加者には関係がないことなのです。


 それは企業のイベントでも同様で、たとえ参加無料のイベントであっても、その裏側には企業の中での広告なり認知度の向上なりといった投資効果を見込むのが普通です。ファンコミュニケーションであっても、完全に無償という考え方ではなく、ブロガーにA8.netの内容を知ってもらおう、使ってもらおうというハッキリとした営利的な目的があります。企業に協力を求めている時点で、多少なりとも企業の論理にからめとられているのです。その証拠にイベントの前半ではファンコミュニケーションが自らのサービスをプレゼンする時間がしっかりとられています。これを非営利のイベントと呼ぶのは詭弁としか言いようがありません。


 イベントを清貧に保ちたいなら、公園かどこかで、食べ物や飲み物は持ち寄って開催してはいかがでしょうか。


 単にみんなで飲み屋に集まって食事をしながら交流するブログディナーというイベントもありますし、それが揉めてるというのはあまり聞いたことがありません。

 

 ただ、いつも不思議なのは、この手のイベントの主催団体を取り仕切り、メディアや政府の委員会にブロガー代表として出て来る人が、たとえばAMNの徳力さんみたいな人ですけど、ブログを熱心に書いてるようにも思えないし、彼のブログがネットで話題になったところも数えるほどしか見たことがないことです。たとえば山本一郎さんがブロガー代表として出て来るのは理解できます。しかし徳力さんはブログをそんなに熱心に読んでるようでも書いてるようでもないのに、ブロガーを集めて商売をしているからブロガー代表という肩書きで呼ばれるようなのです。


 それだったらむしろAmebaブログの元締めである藤田さんのほうがよほどブロガー代表を名乗る資格があるのではないか、と思ったりもします。自身も熱心にブログを書いてますし、ブロガーを集めて商売を成功させているという点では日本で最も成功してる人の一人です。


 なぜブロガーを集めようとするブロガーを名乗る人たちは、ブロガーを集めるより先に自分のブログを面白くしようという努力を充分尽くさないのでしょうか?


 その方が、参加者に感想をブログに書いて、と強要するよりはずっと効果的な告知手段になるのではないかと思うのですが。