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shi3zの長文日記 RSSフィード Twitter

2015-01-07

20歳の起業家と会った 08:00

http://gyazo.com/d3d80399c7dc6d03e24b8692b47e6b47.png


 石川県から寺本大輝さん(写真右)という方が、UEIに遊びにきてくださったので、会社をひと通り案内した後、食事をした。


 寺本さんはHackforPlayという、プログラミングしながら遊ぶゲームの開発者

 enchant.jsを使ってくれているので、enchant.jsのメインプログラマーである高橋諒(写真左)とゴトー博士もつれていった。

no title

http://hackforplay.xyz

 高等専門学校を今年の春に卒業するので、それを機に起業されるそうだ。


 どんな仕事をするのかというと、HackforPlayを事業化するのだという。


 思い切ったことするなあ。


 当面、受託などはせずHackforPlayの事業化を目指す。


 大胆な決断だ。


 僕は本来学生が起業するのは反対するんだけど、20歳で起業したら、仮に2年後に倒産したとしても新卒の大学生程度にしか時間をロスしないのでむしろ積極的に応援したくなった。お金を出したりは敢えてしないけど。それって僕の考える「応援」とはちょっと違うから。


 2月7日に、新潟県長岡市で、若い人に向けた地方起業セミナーをすることが決定した。

http://www.city.nagaoka.niigata.jp/bosyu/file/shinro-erabi.pdf


 最近の僕は22歳未満ならサラリーマン経験なしで起業するのも有りかなと思ってる。

 そのくらいならまだ親のスネをかじれるし、失敗しても失うものはあまりない。


 むしろ失敗した経験を前向きな力に変えていけるのがそうした年代だと思う。

 特に大学進学率が極端に低い新潟県は、大学に行かないという選択肢を選んだ時点で起業を視野に入れるのも手だと思う。

 

 10代の起業家が100人いたら、一人くらいは凄いことをできるかもしれない。

 それは30代の起業家100人とは比べ物にならないくらいのパワーがあると思う。


 つうのは、やはり大人になると、結婚したり、子供ができたり、親の面倒をみなきゃならなくなったり、とにかくデタラメなことができない。若いうちはデタラメなことをしても謝れば済むこともあるし、失敗しても立ち直れる。30過ぎて失敗したら立ち直るのはよほどのバイタリティがないと難しい。


 22から起業しようとすると、むしろプレッシャーがでかい。

 だって周囲はふつーに就職してるわけでしょ。


 なんか就職できないから起業してると思われたくなくて、必死に自分のプライドを守らないといけない。それでなんか空回りしたり、NPOっぽい活動で「おれはカネのためではなく社会のためにやってるんだ」みたいな方向に逃げないとプライドを保てなくなったりして自滅するパターンが多い。だから基本的に大学生から就職せずに会社を作るというやり方を僕は支持してこなかった。今でもその考えは変わってない。


 大学院に進んだ人たちは、同時に負い目がある。「同期のやつらは就職してもう社会で活躍してる。自分は一生研究者でやっていくのか、そうでなければ社会で通用するのか」このプレッシャーは必ずある。


 大学院のようなところでさえそうなのだから、起業などしたらもっとプレッシャーはでかい。起業ってのはそうとうに優秀な社会人が挑戦しても大半は失敗するというスーパー難易度の高い働き方だ。そこにド素人の学生が殴りこんでいって成立する可能性はほとんどない。


 ところが十代とか、二十歳とかは、そういう憂いがあまりない。


 むしろより脳天気に「みんなが大学で意味のあるかないのかわからない勉強してる間におれは社会に出てるぜー」というアドバンテージ感がある。


 十代で起業するってのは、要するにフリーターになるのと同じだ。

 十代のフリーターが存在していても誰も気にしない。「いつかまっとうな仕事に就くのだろう」と思うからだ。


 三十代のフリーターが存在していたら、みんな不安になる。「もういい年なんだからまっとうな仕事について欲しい」と思う。それがプレッシャーになる。


 若いうちはまわりの大人は理解を示してくれるパターンが多いので、若いうちにデカいチャレンジやって、上手く行ったら儲けモン、ダメでモトモト、ダメなら就職もアリだ。若いんだからいくらでもやり直せる。


 そういうわけだから、例外的に僕は寺本さんの起業を応援するし、ハタチで起業というのがもっと普通になってもいいのになと思う。


 ハタチで起業したって、大卒に比べて二年の猶予があるんだから。そして二年って企業にとっては永遠にも等しい時間だからね。二年で立ち上がらない事業は根本的にダメだよ。つまり二年あれば結果が出る。ダメそうなら就職するチャンスがあるって素晴らしいよね