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shi3zの長文日記 RSSフィード Twitter

2015-01-24

世間は動いてる。いや、動きすぎてる 10:08

 イスラム国人質問題、岡田斗司夫さん問題、もう展開が斜め上すぎてついていけない。


 昨日、久しぶりに会った人と、食事しながら「いま世界はこんなことになってるんだよ」と言ったら、ぜんぜん知らなくて驚いた。俺の世界が狭いのか。いや、でもイスラム国だぜ。


 サバゲーショップの親父だった湯川さんが民間軍事会社を立ち上げようとして単身シリア入り、拘束されるがジャーナリストの後藤さんによって解放される。が、せっかく解放されて一度は帰国したのに、「日本で生きてくのは向いてない」ということで再びシリア入り


今回の中東情勢のおかげでイラクに仕事が入るようになり、

一つの危険な冒険のプランが頭を過る。それはシリアから

イラクに入るのだ。


シリア紛争地域の危険な場所から更にシリア国内のISIS占領

地域を抜け、更にイラクのISISの占領地域を抜けイラクの首都

に向かうのだ。これはかなり死ぬ危険が高い!でも行きたい!

これは仕事にならないが、そんな事を思い考えている。


今回も日本に帰国すると一気に堕落する。僕は今の日本で

生きていくのは向いていないねっ。

ずっと日本に居たら精神が病んでしまうかもしれない。


♪ HARUNAのブログ ♪ -8ページ目

http://ameblo.jp/yoshiko-kawashima/page-8.html



 そのうえISIS占領地を通過する計画は「仕事」ですらない。

 助けようがないよ。そりゃもう。

 

 後藤さんが再び助けようと湯川さんのもとに向かったらガイドに騙されてイスラム国に売り飛ばされる。


 まあここまでなら、湯川さんがかなり危機意識の欠けた変な人だ、というだけで済むんだけど、イスラム国が作ったビデオが合成臭くて(実際、背景はグリーンバックによる合成らしいから間違いではない)、日本人は何を思ったか「クソコラグランプリ」と称してわけのわからない悪ふざけを敢行。対するイスラム国は「#タラバガ二」「#濁点のつかないロボットをあげていくタグ」など日本語を明らかに理解しないままで対抗。


 ついにクソコラにキレてイスラム国が公式Twitterアカウントを削除(これはTwitter社がBANした可能性もある)


 日本政府は金を払う気一切ナシ。まあ払うべきじゃないと思うけど。


 そもそも要求金額が2億ドル。


 自分から進んで危険地帯に乗り込んで行った人質に払う身代金としては高過ぎる。


 これが明らかな公務で現地に居た邦人だったりとか、やむにやまれぬ事情で拘束された人とかなら日本政府ももう少しは交渉する姿勢を見せるんだろうけど、この状況では200億円払ってまで助ける合理的な理由を見つけるのはとても難しい。


 いや、例えばだよ。仮にここで払うとするじゃん。


 それで、そのうちの1%でも人質に還元するとする。すると2億円だよね。「誘拐されて人質になってくれたら身代金の1%やるよ。なあに、実際には殺さないから安心しなよ」とテロリストに誘われたら、その誘いに乗っかる日本人がゾロゾロ出てこないとも限らない。「行くな!」と言っても行く人たちをどうしても助けなければならないとしたら政府はいくら金があっても足りない。かといって危険地域に行こうとする日本人を片っ端から逮捕するわけにもいかない。それはそれで人権侵害と捉えられかねないからだ。


 要するにここで政府が2億ドル、要するに200億円超の大金を払えば、世界中で邦人が誘拐されるようになるのは避けられない。下手したら分け前を求めて自ら進んで人質になる人もいるかもしれない。そんなに効率のいいビジネスはないからだ。だからどう考えてもこんな大金を払うことはできない。


 そんなことは、ちょっと頭の回る犯罪者なら身代金を要求するより前に解るはずで、普通に考えたら、2億ドルを要求したりはしない。


 これはイスラム国が、そもそもこの状況をよく理解しないまま「日本は金持ちだからいくらでも払うだろう」と思って適当なことを言ってるのではないかと思う。ドルと円を間違えてる可能性すらある。


 これが在外日本大使館を占拠して無辜の一般人とかが大勢混ざっていたら話をできなくはないが、そもそもテロリストとして勉強不足すぎるのではないか。


 ちなみに2億ドルになる前は、後藤さんの家族宛に10億円だかの身代金を要求したそうだが、それにしたって高過ぎる。


 200万円とかなら即決だっただろう。2000万円でも場合によっては交渉に応じたかもしれない。


 でもあれだけ大騒ぎして2000万円だったらテロリストも赤字だから、ここで起死回生するには多少多めに要求する必要があるにしても、10億はどう考えても出せない。そこらへんの金銭感覚がおかしすぎる。


 クソコラグランプリにしても、#タラバガニなどの謎のタグで拡散してくるのはどう考えてもGoogle翻訳すら使いこなせていないITリテラシーの持ち主が公式Twitterアカウントの担当者であるということになるだろう。たぶん英語もちゃんと解らないのではないか。


 もうとにかく普通のコミュニケーションがとれない相手であるということは間違いない。

 善悪の問題ではなく、認識の違いが絶望的過ぎる。


 宇宙人とファーストコンタクトしたらこんな感じなんだろうか、という気さえする。


 そこに、トドメの後藤さんのお母様の登場だ。


 「うちの息子はとても優しい子です。日本は唯一の被爆国。憲法9条を誇りに思います。原発をなくしましょう。私の父は朝鮮軍の高官でした。世界平和のために私は命を差し出します(要約)」


 彼女がどうもパニクってるであろうことは、我々日本人には理解できるが、これを翻訳された外国人特派員協会の人たちはチンプンカンプンだろう。


 日本語の文法としては丁寧だが、内容が支離滅裂で意味を成してない。しかし被害者の肉親だから、「どうもショックで錯乱しておられるようです」とは言えず、できるだけそのまま全世界に放送。しかも笑顔。


 これが英語力の弱い人が聞くと


 「My son・・・・attacked by Nuclear bomb・・・Atomic power・・・My father・・・officer of Korean army・・・for world peace・・・my life」(適当)


 みたいな断片的な単語だけを拾い、


 「何!!!こいつ、報復としてイスラム国に北朝鮮から核攻撃を仕掛けるつもりか。そのためには自らの命も辞さないと!原発?原発なんかあったかなー。もしかして領土内の原発を核攻撃して日本もろとも自滅するつもりなのか?そして憲法9条とは一体・・・?????っつーかなぜ朝鮮?あれ?この人たち日本人じゃないの?もしかして脅迫相手間違えてる?・・・・し、しかもこの母親・・・息子が脅迫されてるのに笑ってやがる!!もう日本人嫌だ。へんなコラージュとか送って来るし頭おかしいよ」


 と、混乱くらいはしたかもしれない。


 そりゃすぐ処刑できないよ。

 後藤さんのお兄さんがお母さんに会見をしないよう止めたそうだが、もうそう言う問題ではなくなってる。



 その混乱の結果が、「ヨルダンに捉えられてる死刑囚を解放しろ」に繋がってるとするともう支離滅裂。頼む相手間違ってる。日本政府がヨルダンとそんな交渉できるわけないじゃん。


 湯川さんが亡くなったのは可哀想だと思うけど、もうどんなふうに同情したらいいのかもわからない。そもそも自分の局部を切り落とせるくらいの精神力の持ち主なんだから。危険地帯に、しかも民間軍事会社の社長(戦闘員)として武器を持って乗り込むことがどういうことになるか解らなかったでは済まされない。雪山のコース外にわざとでかけて遭難した、くらい同情できない。



 こんな展開、どんな小説やマンガでもあり得ない。視聴者ポカーンになってしまう。




 今年は年の頭から飛ばし過ぎで加速度的に燃料が投下されてついていけない。


 岡田斗司夫さんの問題も、ついにはジブリまで巻き込んで高速増殖炉のようにどんどん自ら燃料を投下して燃え上がっている。


 もう360度どこから突っ込んでいいのかわからない。


 日頃の行いなのかなあ。わからんなあ。


 竹熊健太郎さんの「スキゾ・エヴァンゲリオン」と「パラノ・エヴァンゲリオン」は凄く好きだった。

庵野秀明 スキゾ・エヴァンゲリオン

庵野秀明 スキゾ・エヴァンゲリオン

庵野秀明 パラノ・エヴァンゲリオン

庵野秀明 パラノ・エヴァンゲリオン


 庵野さんへのインタビュー本だけど。

 ほんと、面白い。

 面白い本なんだがなあ。