シバチョが第1.5の人生を考える このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter

2005-06-17

ゲーム考

昨日の意見を見てトラックバックを下さった方(http://childs.squares.net/d/tb.rb/20050616)がいたので、意見を補強してみる。

このコラムの結論は、今のゲームをかったるいゲームにしたのはゲーヲタではないか?という提案である。

ゲームがかったるいという意見は今に始まったことではなく、PSセガサターンが出てゲーム内でムービーが取り扱えるようになってからずっと言われてきたことである。その時々で、ユーザーはムービー付きのゲームはかったるいという意見を出してきた。

しかし、それから10年立っても一番売れるゲームはいわゆる「かったるい」ゲームである。この原因はどこにあるんだろう?と考えてしまうわけです。本当は「かったるい」というのは表面上の問題だけで、実際はもっと深い根本の原因があるんじゃないかと。

一つの仮説としてあげられるのは、いわゆるゲーマー層が最近のゲームは「かったるい」とかいいつつ、かったるくないゲームを出すと「手を抜いている」と批判するところにあるのではなかろうか。今の携帯ゲームなんか、まさにそれで限られたリソースの中で頑張ってやっているという意味では、ファミコン時代のゲーム、いわゆる昔のゲームに回帰したといえるのに、それを絶賛するゲーマーはいない。一つにコントローラのデバイスがしょぼいから熱中しない、というのが挙げられるが、それだけが携帯ゲームを否定する方向に考える原因でないように思う。

例えば、ハドソンのサイトで落とせる505i用のイースIIなんか、携帯の操作性の悪さを逆手に取って難易度を上げることにより、アクション性を増して非常にアツいゲームに仕上がっていると思う。感覚で言えば、ファミコン時代の少々理不尽な難易度に近い。しかし、ゲーマでこれを受け入れる人は少ないだろう。元のイースIIを知っているというのもあるが、色々なゲームを経験しすぎて、こういう新しいゲーム性を受け入れるほど柔軟な頭を持っていないからなのでは・・・。

つまりは、過去の面白いと思った経験が、現代の新しいゲーム性を否定しているんじゃないでしょうか。

思えば、セガサターンの雑誌がゲームをあまりやらない層を「ライト層」、よくゲームをやる層を「ゲーマー層」と位置づけ、PSはライト層のもの、セガサターンはゲーマー層のもの、と言い出した辺りからおかしくなった。セガサターンを持っている我々はエリートである、って感じの妙な特権階級を持ち出して、悦に入ってるあたりが問題だったと思う(そして自分もそうだった)。ユーザーが特権階級をなくしてみるのも一つの方向として考えられるんじゃないでしょうか。