因果応報

おはようございます。

何か行事が終わりますと、いつも考えます。月並みですが「ありがたい」という思い。世間の方々は「素晴らしいかたばかり」。やはり「因果応報」だなと道理の凄さに畏れ感謝「因果応報を知ることはとても大事だと」行事を終える度に思います。
昨日、一宮から帰り「菜根譚(さいこんたん)」を読み、「なるほど、なるほど」と道理に感謝です。紹介します菜根譚、前集161項。
「善行を積んで、眼に見えて良いことがなくとも、気にすることはない。
草むらの中で人知れず瓜(うり)が実を結ぶように大きく膨らんでいくものである。
悪行を重ねても何も罰が当たらないと、安心してはならない。
庭に積もった春の雪が陽を浴びてたちまち消えていくように、いずれ消え去る運命となる。」
私の歩んでいます仏道の教えに「善を為せば必ず良い報いがあり、悪を成せば必ず悪い報いがある。報いがないのはまだ時季が到来していないだけだ」という教えです。これは因果応報を表した言葉です。
良いことをしても、すぐにお返しがあるわけではありませんし、そもそも「何らかの見返りを期待するものでもないのです。それが善行」です。
ですが、真心と善良な心をもち、誠心誠意良いことをすれば、草深いところで育っている瓜のようにいつしか実を結び、見返りがもたらされるものなのだと菜根譚はいうのです。
「豆をまけば豆が得られ、善きことをすれば善きことが返ってくる。」ただ、その時期がいつになるかはわからないのです。人生とはこういうものではないでしょうか?。
しかし、善行を積む人には「福が訪れるのは間違いがない」とチャリティにご参加くださいました皆様を拝見しますと、その実感が伝わってきます。
因果応報の道理を信じ事業、経営を為されてきたからこそ、チャリィテイにも理解を示せるのだと思っています。
悪事を働けば、すぐには懲罰を受けることはないかもしれません。かえって地位が上がったり財産が増えたりするかもしれませんが、それは「一時的な幻に終わるのです。」
この手の悪人は「物事の本質を見ることはないからです。」「悪事ばかりに走る人間は、いかに巨万の富を築こうと、どれだけお偉いさんに成り上がろうと、必ずその報いをうけるのです。」ただ、「そのときが来るのが早いか遅いかだけの話しなのです。」
長期的に見ますと、「結局は地道に善行を積んでいる人のほうが悪人よりも、ゆったりと素晴らしい生き方ができるのです。」
なぜならば「善い報いを受ける行いは目立たずとも長い間に実を結ぶからです。」逆に「悪いことで手に入れた利得は必ず消えてしまうという道理は厳然と歴史を見れば明らかだからです。」
ただし、当然でありますが、「本当の善人は見返りなど求めていないのです。」先月の「心に華を咲かそう会本部」この度の「中部地区心に華を咲かそう会」チャリティのご参加の皆さんを拝見しまして、思うところでした。因果応報の道理を知りますと、黙々と善行を実践できます。今日は休日、じっくりと善行とは?を考えて見てはいかがでしょう。良い休日でありますように。
第2日曜の今日は心華寺「水子供養祭」です。午前10時から厳修します。どうぞおまいりください。
明晩は「にんげん学」京都講座「老子を読む」です。「知らないことを自覚する」という大切な教えです。午後6半会場でお待ちしております。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
私たちは熊本・大分地震の復興支援を応援します。ボランティアの皆さんご苦労様です。お気をつけてご支援ください。ありがとうございます。
近所で撮りました紫陽花です。




そして可憐な花、魅せられます。



今週の予定

6月12日(日)心華寺「水子供養祭」午前10時。何かしら家庭に夫婦仲にお子様にトラブルが起きる等々でお悩みの方は「水子供養」をお勧めします。不思議なくらいに良くなり問題が解決します。
6月13日(月)「にんげん学」京都講座「老子を読む」。午後6時半受付。会費3千円。講座修了後懇親会があります懇親会費用は別途です。会場:ウィングス京都。TEL:075-212-7470。京都市中京区東洞院六角下る御射山町262。
6月17日(金)〜18日(土)CMA様主催1泊2日「リーダーシップ禅寺研修会」於・心華寺。