導かれて

おはようございます。

下関・愛宕寺6月「月例・幸福開運護摩祈願祭」足下の悪い中おまいりお手伝いありがとうございます。日まいり、週まいり、月まいりと、「教えを日課にされる、自分自身に課することのできる方は何をなさっても充実した幸せな人生を送ります。」
それは、日々の祈りの中で自然体で、戒律と心の統一(定(じょう))と智慧の三学を無意識に修めているからです。そして何よりも、人様と接するとき慈悲と尊敬の念で対し、どなたからも学ぶからです。結果、謙譲の美徳が養われていくのです。おまいりいただきました皆様に更に素晴らしい果報がもたらされますよう、お祈りいたします。
私は導かれたことをとても感謝しています。そして導かれ今日があると思えることが幸せです。導いて下された「師の言葉、教えを大切に生きています。」それが又幸せです。何の迷いも無いのです。
苦を感じ辛いと感じることと迷いはまったく違います。迷いとは「何をやっていいのか解らない、茫然自失の状態」。やらされていると感じ、自主性の無い行動。
「好事魔多(こうじまおお)し」、何か良いことをしようとしますと必ずや「魔が差す」のです。いわゆる「苦難、試練を与えるのが天の道理」です。これを迷いととってはいけません、試練であり、苦難であるのです。それは、「お試しなのです。」
そこで「原点に戻る、振り出しに戻ることです。」戻ること、戻れることが「教えに従っている、教えを大切にすることです。」自分のやっていることは間違いが無いと考えれば考えるほど、思えば思うほど「原点に戻れるのです。」
教えを信じず、信じているように錯覚している人は原点に戻らず「自分の力でやり通そうと、己を過信してできずに迷路にはまりこむのです。」
自分の能力、力を「何を通して発揮するか、発揮できるのかが」このように「自分を頼むことの血の気の多い人は解っていない」のです。血の気が多くなくとも「感謝の無い人も同様で、こんなことは簡単にいつでもできるよと、教えに従って忠実に生きることをせずに、いつまで経ってもできず信用を落とすのです。」
信を厚くしている皆さんを拝見しますと、その姿に「仏を見る、教えを見るのです。」ありがとうございます。「繁栄の聖典」にこのような話があります。
「農夫が秋に収穫を得るために、まず春のうちに田を耕し、種をまき、水をかけ、草を取って育てるように、さとりを求める者は、必ずこの三学を学ばなければならない。農夫が、まいた種が今日のうちに芽を出し、明日中には穂が出て、明後日には刈り入れができるようにと願ってもそれはできないことであるように、さとりを求める者も、今日のうちに煩悩を離れ、明日中に執着をなくし、明後日にはさとりを得るというような不思議は得られるものではない。
種はまかれてから、農夫の辛苦と、季節の変化を受けて芽が生じ、ようやく最後に実を結ぶ。さとりを得るのもそのように、戒と心の統一と智慧の三学を修めているうちに次第に煩悩が滅び、執着が離れ、ようやくさとりの時が来るのである。」
「戒とは何であるか。人として、また道を求める者として守らなければならない戒(教え)を保ち、心身を制御し、五つの感覚器官の入り口を守って、小さな罪にも恐れを見、善い行いをして励み努めることである。
心の統一とは何であるか。欲を離れ不善を離れて、次第に心の安定に入ることである。
智慧とは何であるか。四つの真理を知ることである。それは、これが苦しみである、これが苦しみの原因である、これが苦しみの消滅である、これが苦しみの消滅に至る道であると、明らかにさとることである。」
師に上記の如くお導きをいただき、戒と心の統一と智慧の三学を修めることの大切さを知ったことが私を見失うことの無い、迷いの無い人生にお導きいただいたと日課の祈りの時必ず思い出しています。「教えを大事にしいや」と、頭上から「師のお声がいつも聞こえてくるのです。」
昨日の読売新聞の「編集手帳」に作家、壺井栄の50回忌によせ生前好んで色紙に書いたという言葉が載っていました「桃栗三年 柿八年 柚(ゆず)の大馬鹿十八年」と、下積みに耐える人の愚直さが壺井栄は好きだったそうです、私も人生はいつか素晴らしい果実をつけることを愚直に信じ、師の言葉を大切にして、皆さんの幸せを祈らせていただいています。
今日から心華寺で1泊2日「M&USCHOOL」が開校されます。今日はあいにく留守をしていますが、受講される皆さんにも道を求める「仏を見ます。」信を厚くしますと、あらゆる所に教えがあることに気づくのが嬉しいことの一つです。
今日もいろいろな教えに出会えそうな予感がします。皆さんも楽しい一日をお過ごしください。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
私たちは「熊本・大分地震」の復興支援を応援します。ボランティアの皆さんご苦労様です。気をつけて作業お手伝いしてください。感謝いたします。
昨日の皆さんへのお供養です。すこしだけ故郷の「さくらんぼ」です。

法要後Wさんと愛宕寺から歩いて15分の所にあります「海響館」という水族館にお連れいただきました。Wさんおまいり、お手伝い、そして私へのおつき合いを感謝いたします。久しぶり童心に返りました。










関門大橋です。

Oさんからの昨夜のお供養です。ぼたん鍋、ひがんふく、青豆の蒸し物、タマネギサラダです。美味しくいただきました。Oさん毎月ありがとうございます。