口を慎む

おはようございます。

昨日の雨は豪雨といってもよいほどの雨でした、思わずしばらく眺めてしまいました。結構長い時間降っていたようにおもいます。何も無ければよいのですが?。
一昨日は終戦記念日、昨日は送り火、しっかりとご家族で感謝されたお盆であったことでしょう。争いは大きい小さいではなく、すべていけません。
争いを無くすには「口を慎むことではないでしょうか?」「口は災いの元などとも申します。」
明日は「にんげん学」一宮講座「新・論語を読む」です。論語、陽貨(ようか)第17、24条「悪口をいわない」として「子曰わく、悪(にく)むこと有り。人の悪を称するものを悪(にく)む。下(しも)に居て上(かみ)を訕(そし)る者を悪(にく)む。勇(ゆう)にして礼なき者を悪(にく)む。果敢(かかん)にして窒(ふさ)がる者を悪(にく)む。」
意は「人格者でも憎むことはある。人の悪口をいう者、部下でありながら上司を誹謗(ひぼう)する者、ただの暴力を勇気とはき違えている者、独断と決断を勘違いしている者を憎む。」
孔子は「自分が発した言葉は必ず自分に返ってくると教えます。」この条は、「人格者でも人を憎むことはありますか?」という問いに孔子の答えです。
人格者が憎むこととして以下の四点を挙げたのです。「悪口をいう者」「上司を謗(そし)る者」「勇気があっても礼儀がない者」「何も考えずに突っ走る者」です。
目上の者を尊敬する心、礼儀を忘れない、粗暴にならないことは孔子は度々説いていますが、ここでは、さらに「悪口を言わない」ということを挙げています。
弟子の中で優秀だといわれた、よく人の批判をする子貢(しこう)に対し、孔子が「子貢は賢いのだな、私にはそんなことをいう暇がないよ」といった条があります。
この孔子の言葉は「自分は人のことをいうほどすべてのことがわかっていない」という謙遜の言葉であると同時に、「人を云々する前に自分を高めることに時間をかけなさい、という孔子の教えです。」
私はこの条を学び、用心しなければいけないと胆に銘じています。それは「人は、自分と相性があわない人や考え方の違う人をどうしても悪くいってしまいがちです。」しかし、「相手に悪口をいったことでその人の周りの環境を変えてしまうこともあり得るのです。」その結果、関係に破綻(はたん)を生じてしまうという最悪なことが起きてしまうことになりかねないのです。
ここで孔子が教えていることは「四つは、どれも相手のことを思った行動が必要だという意味ではないでしょうか?。」
人はひとりでは生きてはいません。必ず誰かが助けてくれているものです。そのことがわかっていますと、悪口や不平不満、乱暴な行いはしなくなるのだと孔子は教えます。胆に銘じ明るく生きがいのある日々としなければと昨日の夕方のお勤めのときにご先祖様に新たな行動課目として誓いました。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
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