再生産

おはようございます。

昨日は毎年、年一度お伺いしています河内長野市の鋳物のお仕事で有名なH社様の「稲荷祭り」に寄せていただきました。会社の一隅に立派なお社(やしろ)を建てられ創業時から地主神とお稲荷様をお祀りなされています。
H社様は私が36才の時から今日まで親交をいただいています。ありがたいことです。稲荷祭りに「祝詞(のりと)」を奏上させていただき15年ほどになります。
会長、社長以下、幹部社員の方々が一堂に会しての一年の感謝の祈りを捧げる、上下精神の統一を図り、流れる精神が一つということはとても強いものです。能力、立場の相違があればこそ立場、立場で能力を発揮できます。だからこそ相補い合いサポートが可能であり、だからこそ35年にわたり、変わらぬ親交をいただいているのだと、毎年感動し帰ってきます。
H社様は「人本主義」を貫いています。言葉にすることは簡単なことです。言葉・理念は行動してこそ尊いのです。言っているだけ、書いてあるだけではなにもなりません。それ以上に、行動に移さないことは「己の心を失っているのです」。
「人は石垣、人は城」という言葉がありますが。人が大事だといっておきながら、大事にしないような会社の社員さんでは「石垣にも城にもなり得ません」。
人を大事にするという行動の一つが「稲荷祭り」です。有形のものばかりではなく、無形のもの、自然に感謝する行動、人の心に感謝する行動が「稲荷祭り」という形態・行動に現れています。
目に見えないものを大切にしていればこそ、事故も少なく、社員さんの発想、アイデアを大切にするという「気が充満してくるのです」。いくら芽吹く木々や花々、社員の皆様であったとしても「寒気では芽が出ず」「暖気なればこそ素晴らしい社員さんの才能の芽が出るのです」。その熱い思いが「稲荷祭り」です。
私たち人間は自然界の特別異なった存在ではありません。「宇宙全体の進化という現象全体の部分です」。知性や精神というものも、他とのつながりのない特別なものではないのです。超自然的なものから人間に与えられたものでもありません。「ごく高い重要さをもった自然の現象です」。ここを私たちは自覚すべきです。
つまり、「万物進化という過程で生命というものが誕生し」、これが「自分自身(宇宙自然)を再生産できるようになり」、私たち人間に至り、「ついに(考える心)が開け、その心が自分自身をさらに創造するようになった」のです。
自然と人間は多様の統一であり、単一ではありません。単一頑固は生命、創造の真の姿ではないのです。「万物を通じて万物を生かすことこそ天道」であり、稲荷祭りです。その実践が「人道、人本主義です」。
釈迦も老子も説くように、「天地自然は人間の故郷」、故に人は自然を愛し、深山幽谷、山紫水明の処に神を祀り、神社仏閣を建てたのです。それは自然であり、必然であり、当然であって、決して偶然ではないのです。そこで聖地にお詣りしたとき、私たちは最も自然になり、神に近づくのです。そこにこそ参詣の貴い意味があるのです。
そこで会社の敷地の中にも神を祭り自然に感謝し、「再生産を感謝するのです」。心華寺、愛宕寺におまいりくださるのも同じことです。
今日もしっかりと感謝の祈りを捧げましょう。再生産に感謝することはとても大切な行為です。ダイナミックな宇宙の創造、再生産のパワーに感謝しましょう。幸せな一日をお過ごしください。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
河内長野市のH社さまです。



稲荷祭りを終え会長様と。

NPOこころのはな「子ども食堂」ご来店ありがとうございます。子どもは39名、大人10名のご来店でした。来月は4月12日と4月19日が開店日です。必要とされる皆さんにお知らせください。ありがとうございます。親子どんぶり、豆腐ぬた、お味噌汁です。