re: たとえ話地獄

「ネガティブブクマ、ネガティブコメントは良くない」という、元々基本的な構成要素の定義が曖昧で、気分や空気はともかく理屈を書くにはかなり厳しい話を展開している最中、車のたとえ話で軽く自説の説得力を強化しようとしたところ、そのたとえ話は適切ではない、そもそもたとえ案で説得力の強化を図る行為自体どうなのか、という形でカウンターを食らった。それだけで収拾できればまだ良かったのだが、その指摘の「感じの悪さ」から「こいつは敵だ。ネガティブコメント肯定論者だ」と1軸の敵味方識別を行ったfujipon氏は、相手の行間から次々と見えない敵を作り出し、それらと脳内で戦い、全力で攻撃を放ち、そして全部避けられて死んだ。

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1.
たとえ話を自説の説得力を強化するために利用するのは、極めてリスクが高い。特に、AはBのようなものだ、Bはこうである、だからAもこうである(実際はそうでもない)、というパターンをやってしまうと、ほぼ確実にそこから崩される。

2.
一見して分かる言葉遣いや態度から敵味方を識別し、それを基準にして対応を決めるのは、あまり意味がない上に、かなりリスクが高い。そんな事で敵味方は識別できない。行間から見えない敵を作り出して脳内で戦うと、高確率で全部避けられて死ぬ。

3.
相手の情報レベルを確認する行為には、「どうせ知らないんだろ」とか「知らないなら黙ってろよ」といったような傲慢な行間が含まれるのだ、という前提が成立した上での「素人は黙っていろということか」というカウンターだが、しかしそういう前提が必ず存在すると決め付けて対処すると、「そんな事は一言も言ってない」で死亡する。

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ref
http://d.hatena.ne.jp/fujipon/20080407#c
http://s01.megalodon.jp/2008-0414-0014-30/d.hatena.ne.jp/fujipon/20080407#c(魚拓)
http://b.hatena.ne.jp/entry/http://d.hatena.ne.jp/fujipon/20080407%23p2

via
http://d.hatena.ne.jp/kanose/20080413/fujipon