07-10 六本木のお上りさん

shibucho2007-04-09

長い間ご無沙汰しました!大騒ぎした桜もはやちってしまいましたね。期末でなにかと心せわしくすごしております。今日は忙中閑ありで(閑を作って)六本木のお上りさんをしてきました。忙しいときには色々と重なるもので、この間から海外のお友達や九州の旧友などと会う機会が多く、今日はその最後の約束でした。

米銀に勤めていたときの上役の長男が6歳の娘と二人旅で日本に来ているので会いに行ったのです。小学校のころ西町スクールに通っていたので、どこか私の便利なところに行くといってくれたのですが、泊まっているのが六本木のグランドハイヤットだというので、物好きにも行ったったことのないホテルなので六本木まで出かけてきました。なにかとても新しいコンセプトのホテルで6階でランチをしたのですが、まるで一階のような感じのお庭でオープンスペース。娘にはハンバーグを注文して、自分はサラダだけ。結局娘はハンバーグの付け合せのフレンチフライとパンだけでお父さんが残りを全部... これは日本と同じですね。

日本では6歳の娘をつれて30代,40代の父親が海外旅行をするでしょうか?まあ、その面倒見のいいこと、びっくりすることだらけでした。そして「ママがいなくて寂しくないの?」ときくとすぐに「NO」という返事。話をきいているとママは不動産のagentをしていて今回は残念ながら一緒に来られなかったとのこと。この仕事は朝も夜も休みのなく電話がかかってくるのでパパの方がむしろ子供たち(下に2歳の男の子)の面倒をみているらしいのです。父親も幼いときに身につけた日本語はまだ錆びついてなく役にたってるようでビジネスセンスもあり、来月には念願だった会社を買収して、サンフランシスコからノース・キャロライナに引越しするとか夢多い人です。まだ30代後半で何度も家を買ったり売ったりでちょっと私には想像もできないような生活ぶりです。ニューリッチ族かしら。娘に自分が育ったところをみせたいと連れてきたそうです。成田に着いてすぐ、西町スクールの先生の館山のキャンプ場に鈍行列車に乗っていったら娘に「日本には車ないの?」と聞かれたと苦笑い。

今回の主目的は娘を三鷹ジブリ美術館に連れて行くことだそうで、私も帰宅して慌ててウェブサイトをみましたが、ほんとに面白そうなところですよ。時代の違いを感じました!

せっかく六本木に来たのだからと帰りにはミッドタウンまで足を伸ばしました。昔防衛庁があったところです。その更に前には「進駐軍」が占領していて通信隊があり、なんと私が1951年に最初の就職をしたところなのです! そのころの面影は全然なくただ呆然として、ウロウロとしてきました。ほんとに世の中は変わってしまったと齢を感じ愕然と帰ってきました。いつになっても初めてという経験があるものです。銀座はまだわかるけど、どうも六本木、麻布というの苦手の私です。