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浦川留的雑記帖之参

2018-11-15

旅するダンボール

昨日試写にて観賞。なにごとにもマニアやコレクターや好事家はいるものですが、ダンボールに魅了されダンボールを求めて国内外をまわりダンボールとともに人生がある人というのはひょっとすると世界でただ一人かもと思わせる、そんなダンボール・アーティスト島津冬樹のダンボール愛に最初おどろき次第に興味をひかれついにはなんだか伝染しそうになってくるドキュメンタリー。旅をするのはある日見つけてすごく気に入ったダンボールの作り手を探しにいく本人でもあれば、各地で作られ用途に応じて様々なところへ送られていくダンボールでもある双方向のトリップ感とか、普通だったら中身を取り出してぺしゃんこにしてリサイクルゴミに出しておしまいのダンボールがこれなら作れそう作ってみたいと思わせるモノづくりに結びつくこととか、いろんな意外性が楽しく、特に印象的だったのは彼が訪ねて行った先で、なんでそんなダンボールなんかに…という今一つ信じられないような顔をしていた人たちのビミョーな感じがダンボール財布を渡された瞬間消しとんで満面の笑みがこぼれる、その理屈抜きの説得力。リサイクルでなくアップサイクルという言葉を自分はこの映画で初めて知ったのですが、もともとはそういう環境問題うんぬん的な意識で始めたわけではなく(多分)とにかくダンボールが好きで好きでやっていたことが縁を引き寄せて社会的・国際的活動にまでリンクしていった無作為的な広がりが愉快で、気持ちが良いのでした。
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2018-11-14

ヴェノム

劇場にて観賞。予告編はさんざん見ていたけど実際観たら全然イメージ違っててびっくり。TWで見かけて「?」となった「ど根性ガエル」的な評価のわけがやっと分かりました。。いや、しかし、まさかの二人羽織コメディ(違)、しかもトムハが可愛すぎじゃないですか。というか話としてはかなり凄惨なのだけどどこをどう突っ込んでいいか考えているヒマを与えない力技がみなぎってて。監督は誰でしたっけと思ったら「ゾンビランド」のルーベン・フライシャー。道理で面白いわけですよ! けどエンディングの後で挿入される2つのシーンはちょっとナゾ。。続編をみるとわかるのかな?? 先日お亡くなりになったスタン・リー御大のカメオ出演シーンでは胸のうちで合掌。
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2018-11-13

稽古

合気クラス@I道場。しーふーいわく「信じるとは、頭ですることでなく心でするもの」「開祖は創り出すのが役目。2代目、3代目はそれを継承するのが役目。でもだんだんずれていって、そのうち中興の祖があらわれる」「最初から中心にはいけない。曼荼羅も一番外側のところから分かっていく」「正しいものは、どの方向からたどっていっても行き着くところにある」「自分をゼロにする。言葉にするとむずかしいけど、つまり、自分が自分がというのをなくす。とらわれない。対立しないで、対立を超えること」

2018-11-12

バジュランギおじさんと、小さな迷子

試写にて観賞。父親の友人をたよってデリーに出てきた超がつく正直者で信仰心のあつい男が口のきけない迷子の幼女を保護し、身元が分からず難儀する。やがて少女がパキスタン人だったことが分かり、彼女を親元に届けたい一心で男はビザがおりない状況でパキスタンへの国境を越えようとするが。。サルマン・カーンが主演のみならずプロデュースもつとめた笑いと涙と祈りヒューマンドラマ。サルマン兄貴をくってしまうほどの6歳の少女のあまりの可愛らしさと中盤から重要な役割をはたすナワーズッディーン・シッディーキー(フルネームちゃんと覚えました!)のナワさん史上最高に胸アツなキャラにうるうる。2時間半以上の尺が全く長く感じなかった。必見!
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2018-11-10

十年 Ten Years Japan

先日劇場にて観賞。香港の若手監督5人によるオムニバス映画「十年」(15)が深刻な世相の反映とメッセージ性でその年の話題をさらったのをきっかけにアジア各地で動き出した「十年」プロジェクト。先だってはTIFFにてタイ版「十年」が上映され、表題作は目下劇場公開中の日本バージョン。いずれもその国の近未来のディストピアを描いている中で、タイ版は全体に暗喩的な切なさやホニャララな突き抜け感(変な書き方ですがおちょくっているわけではありません)がただよっていたのに比してニッポンのは香港版のテイストに近いマジメかつ抑制的な、ある意味分かりやすい作り。個人的には最終話の人間味と最終話らしい(製作中から順番が決まっていたわけではないと推察しての感想)終わり方だったのが印象的でした。大賀、いいな。。
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2018-11-09

ボヘミアン・ラプソディ

劇場にて観賞。終盤、予想はしてたけどこれでもかとばかりに泣かせにきて、そりゃ泣きますよ、ええ。六畳一間の下宿時代(遠い目)にカセットテープで(爆)聴きまくったクイーンの映画ですもの、ええ。
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2018-11-08

中国インディペンデント・ドキュメンタリー 上映会のお知らせ

告知です。専修大・土屋先生からお知らせをいただきました。恒例の「目撃!中国インディペンデント・ドキュメンタリー」第10回の上映会が下記のとおり開催されます。入場無料・予約不要。お時間と興味のある方はぜひお運びください。


中国の「エイズ村」の壮絶な生き方を描いた作品
陳為軍監督作品「たかってでも生きろ」

本作品は、陳為軍監督が河南省で発生したエイズ集団感染で被害者となった家族を訪ねて、いままさにエイズ感染に苦しんでいるありさまと、その後の生活について取材したドキュメンタリーです。この事件は、当該地域で九〇年代におこなわれた献 血運動において、農民が血液を売ることで現金収入を得ようとし、村の住民がこぞって売血に励んだところ、血液を採取する医療側の衛生観念の低さや、農民に対する蔑視などによって、不衛生な手法採血が行われた結果、エイズの集団感染が発生したもの。当局は、この事実を隠匿し、公的報道も規制されたため、数人のインディペンデント・ドキュメンタリストが私的に現地を取材しました。陳為軍監督の本作もその一つで、2003年に発表され、アメリカやイギリスで上映され、驚きをもって迎えられました。日本では、本研究室が十年ほどまえに上映したことがありますが、ほとんど公開されていません。なお本研究会では、河北省のエイズ集団感染に関する胡傑監督『関愛の家』を本年2月24日に専修大学で上映したことがあります。本会は基本的に毎月 1回上映会を開催しており、今後も継続して行なってまいります。
ドキュメンタリー映画「たかってでも生きろ(好死不如頼活着)」上映
日時:2018年11月24日(土) 上映15:00~16:30
場所:専修大学 神田キャンパス 1号館301教室(東京都千代田神田神保町3‐8)
日本語字幕
<進行>専修大学 経済学部 教授 土屋昌明対象:一般、本学学生、教員
お申込み:事前申し込み不要、入場無料(定員200名)
主催:時代映像研究会 共催:視覚文化研究会(専修大学社会科学研究所グループ研究)
問い合わせ:土屋研究室 mail/tuwuchangming @yahoo.co.jp

2018-11-06

家族のレシピ

先日TIFFにて鑑賞。まだちょっと先ですが3月にニッポン公開予定なので詳しくは書かずにおきます。すごく素直な映画であり、予想どおり(なので事前にちゃんと食べてから行った)ものすごく見ていてお腹のすく映画。鬼才と呼ばれるだけあってエリック・クー監督はけっこうとんがった映像作家というイメージを自分は持ってましたがそんな彼のもっとも丸い部分、少年のような部分がふんわりと湯気をいっぱいたててテーブルに並べられたような優しい映画でした。余談ながら、斎藤工演じる主人公のお母さん役を演じていたのがジャネット・アウ(欧萱)だったので嬉しさ倍増。知ってる人は少ないかもですが彼女が主演したシンガポールのドラマ「Little Nyonya(小娘惹)」をたまたま自分は見ておりまして一時期やばいくらいどハマりしてたもんで。。
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2018-11-05

狂獣 〜欲望の海域〜

劇場にて鑑賞。タイトル負けしないどころか期待以上のクレイジーなキャラ炸裂なマックス張晋版俺様映画。「SPL」インスパイアっぽい野獣刑事とワイルドすぎるショーン余怪演の海の男のガチ対決にからむ久しぶりに香港アクション映画モードな太保、ヒゲがないよりヒゲがある方が十倍男前な(個人の意見です)呉樾、特別出演かと思ったらしっかり助演の林家棟らの存在感も十分。これが初監督作という李子俊の本気度にうならされる水中アクションと暴風雨まみれの船上アクションの迫力に役者と撮影者は大変だったろうなあとそれだけでもおなかいっぱい胸いっぱいでした。
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2018-11-04

search/サーチ

先日劇場にて鑑賞。妻を亡くし高校生の娘と二人暮らしの主人公が、夜中の着信記録を残して消息が分からなくなった娘の行方をネットを駆使して探索する。ネットの向こうの広大かつ虚実入り乱れるデータの海の便利さと恐ろしさを同時進行で体感させられるスリルと驚きの情報エンタメ。評判どおり超面白かった!
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