野火

上映イベントにて鑑賞。どういうイベントかというと、チケットには「「野火」爆激上映&轟音ライブイベント」とあり、監督とメインキャスト2人のトークショー、出演者でもある中村達也と映画音楽を担当した石川忠のライブセッション(どえらいかっこよかった!映画「セッション」さながら)、そして本編上映という流れ。映画は飢餓や恐怖や狂気や怒号や思考停止や死屍累々の極限状態と、時に挿入される青空や雲や海やジャングルの静寂の対照が絶望的なまでに哀しくやるせない等身大かつ渾身の1本で、この映画をたとえばグロテスクと感じる人もいるのは分からないことはないけれどだからといって表現をもっとおさえるとか逆にもっと過剰にすることで何か変わるのかといったら変わらない、一幅の地獄絵図が眼前にあって見たい部分だけ抜き出して見るわけにはいかない、そういう作品でありました。
イベントのことは早くもネット記事になっていましたのでこちらをどうぞ。
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