どんちゃんさんのための妄想w

「おまたせしました」
振り向くと、ビキニのさゆがいた。

「お、おおぅ〜〜」
俺は、声にならない声を出して、見とれてしまった。
赤色ののビキニはとても似合ってた。
「あんまり見ないでください・・・」
「う、うん」
とかいうものの視線をはずすことができない俺
「もぉ・・・」
さゆはすごい照れて、顔を真っ赤にしてる。
「あ、ご、ごめん」
さすがに気まずくなってきたので、視線をずらしつつ
「いー天気でよかったね」
とどうでもいいことを振ってみる。
「そーですね」
さゆがそそっと横にくる。
プールは平日だというのに結構人がいる。
まったくどんだけ日本ってのは平和なんだと
自分の事を棚に上げて、嘆く俺。
「ふふっ、どうしたんですか?」
「え?いや、なんでも・・」
とつい視線が胸元に
「もぉ!!!」
どん!
いきなりさゆにプールに落とされた
不意をつかれたのでちょっとおぼれ気味なる俺。
カコワルイ
「な、なにすんだよ!」
冗談気味に怒る俺。
「エッチな目でさゆみを見るからですよ!」
笑顔で返すさゆ
即座に否定できずにいると
「行きますよ!」
どぼん
さゆは、勢いよく飛び込んでくる。
「うわ!やったな!」
「ほら!!」
そういって、今度は水をかけてきたり
さゆは本当に楽しそうだ。
恥ずかしかったけど、誘ってよかった
GJ>俺
それからひとしきり、泳いだり、ウォータースライダー乗ったり
ひたすら遊びまくる俺ら。

1時間に1回の休憩時間を監視員が告げていたので
プールサイドに上がって、二人で休む。
「プールなんて久しぶり〜」
さゆは楽しげにタオルで体を拭きながら言う。
「俺もだなあ。何年ぶりだろ」
「彼女さんとかとこないんですか?」
「え?いや、俺彼女なんていないし!」
「ウソだぁ〜」
「いや、ウソじゃないし」
「・・・もてないんですね」
_| ̄|〇
「わ、悪かったな・・・」
なんか落ち込む俺。
「冗談ですよ!冗談w今日は誘ってもらって本当に嬉しかった」
さゆをちらっと見ると、少しつかれたのか物憂げな表情で
体育すわりの姿勢でプールを眺めていた。
「そ、そう?よかった」
なんとなくキョドってしまう俺。

落ち着け!
視線をプールのほうにもって行きながら話題を探す俺。
くそーモテモテ男なら、ここですんなり言葉がでてくるんだろうな!
えっと、ここで俺が言う言葉は・・・
そうだ!褒めよう!
「似合うね」
「・・・?」
うっ、主語がない。
「あ、いや、その赤色の水着がよく似合ってんなって」
「うれしいなっと!あっそうだ」
そういうと、駆け出していく
「あ、ちょっと」
わけも分からず( ゜Д゜)ポカーンとしてると
ピクニックバッグを持ってもどってくるさゆ。
(あれはもしや!手作り弁当ってやつですか!)
期待に胸を膨らます俺w
「これ一生懸命作ってきたのー一緒に食べましょ?」
「マージーカー」
生きててよかった。
「はい、どうぞ」
ハムとチーズとレタスのサンドイッチだった。
「他にもいっぱいあるからね」
「うまい!うますぎる!」
「ほんと!」
「ほんとほんと」
「やったぁー。結構これ苦労したんですよ。それでね・・・」
さゆの話は続く
食いまくる俺w

おなかいっぱいになり(ってか作りすぎだよw)
昼寝したり、また遊んだりして
あっというまに楽しい時間がすぎてしまった。
「さて、帰ろうか?」
「えー」
不満顔を見せるさゆ。
「えーじゃなくてさ」
あまりの可愛さにとろけそうになる俺。
観念したのか、おとなしく片付け始めた。
ちょっとかわいそうだったけど
仕方ない。
出口で落ち合う約束をして、それぞれ着替えにもどる。

先にでたのは、俺。
家族連れとか、カップルを眺めつつ待つ俺。
ああ、なんか幸せ。
「わっ!」
「うわわ!」
「へへ〜」
見ると、さゆが笑ってる。

「なにぼ〜っとしてるんですか?」
「あ、いや、別に。」
なんか手をつないでるカップル見ててうらやましかったなんて
いえないよ。
「今日は本当に楽しかったです。また誘ってくださいね」
「おおうよ!(なんだか恥ずかしくてワケワカランテンションw)じゃあ帰ろう」
「うん」
といって、さゆが手をつないできた。
「あ」
「さゆみはなんでもお見通しですよ」
「へへっ」
「ふふっ」
そのまま二人で手をつないで帰りましたとさ


おしまい