2.背骨(脊柱)の構造と働き-2

2.脊柱を貫く脊髄
脊柱は、姿勢を支える柱だけの役目を果たしているわけではありません。
全身の筋肉や内臓や諸々の器管にはりめぐらされている神経の中枢、
いわばコントロールタワーですが、これが脳と脊髄です。
その脊髄が脊柱を貫通しています。
脳・脊髄神経系のイラストをご覧下さい。
模式図といって、分かりやすく単純に描かれています。

脳脊髄神経系といいます。
脳を電源とすると、いわば配線図です。
脳の部分から分かれ出る12対の脳神経(点線内)についてはのちほどお話しすることにします。
首(頚椎)から骨盤(仙骨)までは26個積み重なる
椎骨の脊柱管という部分を脳から脊髄が下がっています。
椎骨と椎骨の間に椎間孔という小さな窓が左右に開いていて、
そこから脊髄神経(末梢神経ー中枢以外はすべてこう呼びます)が
枝分かれしている状態を描いています。
腕に入る神経は頚椎の下の方から、
お尻から足に入る神経は腰椎から分かれ出ているのが分かります。
これらの神経が細かく細かく枝分かれしながら、
私たちの全身の筋肉に入りこんで運動神経となり、
電子顕微鏡でなくては見えない微細な神経となって、
全身の皮膚に分布し、さまざまな感覚を感じさせる知覚神経となっているのです。
名称のついた神経は、のちほどお話しすることになります。

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