9."原因不明の頭痛"の原因がねこぜ姿勢と知って驚く     H.K(会社員・54歳)

あの時"カイロプラクティック"に行っていなかったら、
今も私は頭痛に悩まされ、景色の良いところへ行っても、美味しいものを食べても、
何をしても、つまらない日々を送っていたかもしれません。
風邪以外に病気らしい病気をしたことがなかった私が、
突然原因不明の頭痛に襲われたのは、5月の下旬でした。
仕事の忙しさに追われる毎日を繰り返しているうちに、
ある日、"プスッ"とヒューズが切れてしまったように、
まず頭が痛くなり、重い鉛の蓋をかぶせられたような不快感に襲われました。
それ以後、いつも後頭部が詰まった感じで鈍痛があり、
背中から肩にかけて後ろに引っ張られるような、
その辛さを表現する適切な言葉が見当たらないのですが、
いやな感じとなりイライラしてくるのでした。
知人の勧めで1ヶ月以上、鍼をうちながら仕事を続けましたが、
症状はいっこうに治らず、やむなく会社を休み、
あちこちの病院で精密検査を受けたのですが、
結果はいつも「異常なし」でした。
そして、もうやれる検査はないといわれてしまいましたが、
痛みは変わらず、ついに会議などでじっと座っていることができなくなり、
自宅で療養するしかありませんでした。
朝、今日はどうかなと半ば期待して起きるのですが、
やはり起き上がると痛みだし、眠っている時以外は痛みから解放されず、
気力も、体力も衰えていくのがわかり、
一生この頭痛と共に生きなければならないのかと思い、
精神的にもすっかり参ってしまいました。
しかしいつまでも、会社を休んでいるわけにもいかず、
8月から出勤したのですが、仕事に意欲がわかず、
"休まず、働かず”の毎日で、他人には”怠け病”に見えたかもしれません。
頭痛に悩まされてから半年以上たったある日、
家内からカイロプラクティックの話を聞き、12月もあと数日という時でしたが、
藁をもつかむ思いで治療院を訪ねました。
治療は、まず問診から始まり、姿勢のチェック
そしてなぜ頭痛がするのかの説明がありました。
それによると、私の頭痛は自分のねこぜが原因とのこと、
背中を丸めたため、頸がすくみアゴが上がった姿勢となり、
頭の後ろから肩にかけての筋が緊張して起こる筋収縮性の頭痛であり、
治療はまず私のねこぜの矯正が第一とのことでした。
1回目の治療後、
頭痛と顕の後ろの詰まったようなあの辛さも嘘のように消えてしまい、
嬉しくなりすぐに家内に、「良くなったよ」と報告したかったのですが、
そのまま会社に向かいました。
仕事をしているうちに、後頭部から類にかけて詰まった感じは、
少しでてきましたが、頭痛には至りませんでした。
おかげさまで、正月は楽な気持ちで迎えることができました。
年内には数回、1月になって週2回、そして現在週1回、
頭痛はまったくないのですが、
夕方になるとまだ少し頸の後ろが詰まった感じになるので
姿勢矯正のために通院しております。
現代医学をして、原因がわからず、「異常なし」だった私の頭痛が、
自らの姿勢の悪さが原因とは、本当に驚きました。
私は今回、カイロプラクティック治療を体験し、
自分の体は自分自身の力で治すのが一番よい方法だと知りました。
そしてカイロは、人間の基本姿勢、
つまり正しい姿勢を取り戻す最良の手段だと知りました。

楠 徹先生からのコメント

現代医学では頭痛には、血行性頭痛と筋収縮性頭痛があるとされますが、
Kさんのは後者の筋収縮性の頭痛でした。
そしてその原因は精神的緊張、心理的ストレスとされていますが、
わたしは背中を丸めアゴをあげ、頸のうしろにしわをつくるような姿勢が、
後頭部から頸の後ろにかけて詰まった感じと鈍痛を引き起こしていると判断しました。
後頭部にしわをつくる様な姿勢が問題なのだから、
まず姿勢矯正、背中伸ばしが第一であると説明し、
それには本人の努力が必要ですよと、大いに頑張ってもらいました。