日米の差?

逆境ナイン』は面白い映画ではあったが、いい野球映画ではなかった。島本和彦が野球に興味がなかったからこそあんな面白い漫画が生まれ、そして映画になったと思う。あとアストロ球団もそう。だからスーパーバイザーでプロ野球OBなんかの名前並べる必要なんかなかったのに。まあ東尾は雀士代表ということでいいが、村田は単に邪魔。
なんかスポーツに愛を感じた映画はこの国では無理なのか。
それにしても『MUDERBALL』だ。
「マーダーボール」@ベイエリア在住町山智浩アメリカ日記
去年見た『ウィニング・パス』の中田監督が見たら泣いて悔しがるだろうなぁ。あれは車椅子バスケケットボールを力強くカッチョイイスポーツと捉えた現場と単なる弱者のやることとしか見れない頭の悪い製作サイドの温度差でダメになった映画だった。先住明のヌルヌルの音が全部台無しにしていたもんねー。この手のバカは「障害者を見世物にするな」とか障害者プロレスや障害者AV、それからミゼットプロレスに難癖つけやがるのだが、障害者本人の「俺たちには見世物になることも許されんのか」という声は聞こえないらしい。
なんかこれに限らずずるずるな人間ドラマの端っこにスポーツが置かれてばっかしじゃん。
なんかすかっとするスポーツ映画が見てーなぁ、国産の。

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みたいな。高島礼子イーグルスの監督になるとか。室井滋マリノスの監督になるとか。