これもシナリオ悪霊島の道ではない

http://homepage3.nifty.com/kakeya/ys_pedia/study/ys_study_book_price_2.htmlでも

この文庫に何千円も出費する余裕があるのであれば、映画パンフレット(横溝正史角川春樹の対談『いま再び、ミステリーの季節がめぐってきた』収録)を購入した方が、まだマシというものです。どうしてもシナリオを読みたいのであれば、「キネマ旬報」の該当号を探すのもよいと思います

とおっしゃってます。
僕も『シナリオ悪霊島』に500円以上出すつもりは無いんだけど、そこはちょっとでも近づくためにはなんてスケベ心はちょい前まではあった。でも、今はそれさえもだんだん薄らいで来て、かなりどうでも良くなってきているんだけど(それ以外の角川シナリオ文庫とフィルムストーリーが揃っちゃったから)。だから『シナリオ』86年10月号(『オイディプスの刃』『離婚しない女』『道』掲載)を買ったのは断じて「シナリオ悪霊島への道」ではない。


で、なんで買おうと思ったかというと、一旦松田優作主演でポシャッた経緯なんかも監督なり脚本家の口から語られているかなぁ、なんて期待したからで・・・結果としてはそこは叶えられなかったけど、「シナリオボックス」なる映画製作ニュースのコーナーがスマッシュヒット。

87年東映正月映画「紳士同盟」(脚本・丸山昇一/監督・那須博之)の主演・恋人薬師丸ひろ子さんの恋人役に内定していた明石家さんま氏が、スケジュールの都合で降板。カワって時任三郎氏が起用されることになった

角川映画「恋人たちの時刻」(脚本・荒井晴彦/監督・澤井信一郎)が来春公開に決定。(略)今回は渡辺典子さん主演で、寺久保友哉氏の同盟小説の映画化に挑む

なんていうハルキ映画の長女と次女の降板がらみのニュース。さすがにこの時点でさんまジャケはないのかな。


※降板といえばこれも



そしてなにより

ヘラルド・エースは公開が延期されていた「沙耶のいる透視図」(脚本・石井隆/監督・和泉聖治/主演・名高達郎)を池袋の名画座、文芸座近劇場でロードショー公開することに決定した

という喜ばしいニュースも。これを気に集英社文庫が・・・なんてはずもないわな。