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shiftsdの日記

2017-07-19

まんざらでも

そしてナカバヤシがそろそろ酔って眠そうになってきた?ってのを見計らいホンジョウは、
じゃあ、そろそろお開きにするか?
めんどくせえから車でいいよな?
ああ、それで途中で下ろすよ
と言ってふたり一緒に店を出るとそのまますぐにタクシーを拾う。

ホンジョウはうつらうつらと酩酊するナカバヤシ渋谷の彼のマンション前で下ろし、
じゃあな」
と言っていったんタクシーを出すように運転手に告げるが、それからそのタクシーが200メートルぐらい進んだ所でいきなり、
ああ、ちょっとすいません???、さっきおろしたアイツに渡し忘れたものがあったんで」
と言ってもう1度そのタクシーの運転手に先ほどのナカバヤシのマンション前まで戻ってもらう。

ホンジョウはタクシーを降り、ナカバヤシのマンションの前まで来るとすかさずズボンのポケットからイナガキ探偵事務所のチラシを3枚ほど取り出し、それらをそのまま彼のマンションの新聞ポストに丁寧に音もなく入れ込む。

そしてホンジョウは再びタクシーに乗り込み、自宅への道順を運転手に告げると、フーッと深いため息をついた

まあ、それにしてもまさかオマエが本当に探偵事務所に電話して???、おまけにそのユリエってオンナに関する調査をあのモトコに依頼するとはねえ」
とホンジョウは半分呆れたように俺の顔を眺めながらそう言った。
イナガキさん、実は俺の同僚にナカバヤシって言うヤツがいて、それでソイツのことをこのモトコがえらくお気に入り???、なんて状況がありましてね。
そこで俺が今度そのナカバヤシをけしかけて、なんらかの理由で彼が探偵の依頼をするように誘導する。
それでもってつまり???、彼がイナガキさんの事務所を訪れるってことなんだけど、そこに何故かこの美人オンナ探偵のモトコが登場するってだんどり。
それがまたおあつらえ向きと言うか、ナカバヤシは以前モトコの店に行った時泥酔状態で彼女の顔は全く憶えていない。
と言うことで、それが彼にとって彼女との初対面ってことになるわけだ。
それでまあ、そのナカバヤシの依頼するところのなんらか事件をこのモトコ探偵が解決し、その後それが縁でふたりはめでたく結ばれハッピーエンド
なんてのはどうかな?」

なんだよそれ?
オマエさあ、大体事件なんて何もないだろう香港 股價
?」
とマスターがいきなり釘を刺し、
それはまあ???、そ、そうなんだけどさあ」
と言葉を詰まらせるホンジョウ。

すると意外にも、
いや、そんなこともないですよ」
とイナガキ探偵が口を挟み、まんざらでもないと言った表情を浮かべながらこう続けた。
探偵への依頼なんてものはねえ、もともとそう大したことじゃないんですよ。

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