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XRQ技研の業務日誌(XRQ Tech Lab)

2010-03-18 バッテリーチェッカー

shig552010-03-18

 春一番はすでに吹いたようだが、天候が安定しないこの頃である。20度を超す暑いくらいな日があると思えば、マフラーをして襟を立てて歩く日もある。春が近づき、花粉が襲ってきているが、まだコートを手放すことができない。サクラの開花がいつ頃になるのか話題になっているが、この寒さでは例年より遅くなるのだろうか。しかし、桜並木のつぼみは日ごとに大きくなり、すでに5mmは超えている。そろそろピンクの色がのぞきそうである。

 さて、以前に車用電圧計の記事を書いたが、検索でこのブログを訪ねてくださる方が結構いるようである。手軽な電圧計の需要が多いと言うことだろうか。簡単な回路で作ることができるので参考にしていただけるのはありがたいことである。

 前回の記事ではシガープラグの中に回路を組み込んで一体型としたのだが、車の中に設置する場合には見やすい場所に取り付けたいものである。私はキャンピング車の運転席のボードに取り付け、アクセサリー回路からのラインでバッテリーのチェックをしている。また、サブバッテリーの監視用には室内にもう一台取り付けて使っている。

 これは写真のようにタカチ電機工業のSW−53というW36×H11×D53というコンパクトで薄いケースに組み込んだ電圧計・バッテリーチェッカーである。回路は前回のものと同じであるが、このケースに入れるために小型の部品を使って可能な限り小さく作るようにした。回路図はこちら

 2つのパターンで製作し、取り付ける場所により選択可能なようにしたものである。一つは側面に表示用LEDと押しボタンを設置したもの。もう一つはチップ型LEDを使い、平面に置いて使うタイプのものである。回路とPICのプログラムは同じで、使う部品とレイアウトが異なるものである。詳しい製作については私のホームページを見ていただきたい。使っている部品は以下のようなものである。

  • PIC 12F675(プログラム書き込み済みのもの)
  • フルカラーLED(RGB)カソードコモンのもの
  • 半固定ボリューム 10kΩ
  • 三端子レギュレター 5Vのもの 78L05など
  • コンデンサ 0.01uF 2個
  • 抵抗 1/6W 10kΩ、47kΩ、680Ω、240Ω、150Ω 各1個
  • 押しボタンスイッチ
  • ピアゾ素子 (圧電素子
  • ユニバーサル基板 好みの大きさで

この中で手に入りづらいのがプログラムだと思うが、私のホームページダウンロードしていただける。PICへの書き込みがご希望の場合には実費でお手伝いしている。

ソフト的に電圧を測定し、4桁の数字としてモールス符号で表示する。通常は0.5Vごとに電圧を色で表示するプログラムである。10.5Vを下回った場合には、赤の点滅になり,10,5V〜11Vは赤、11V〜11.5Vはマゼンダなどと色が変わっていく仕組みである。一目で電圧がわかる。精度的にはあまり正確ではないが、概ねの電圧を知ることができる。バッテリーの過放電を防止したり、充電中の電圧を監視したりするのに便利である。より詳しい電圧を知る必要がある場合には、押しボタンを押すとモールス符号で数字が送出され、同時に青色のLEDがモールス符号で点滅して電圧がわかる仕組みである。

モールス符号というと「わからない」と言われそうだが、簡単な仕組みになっている。「1」は・−−−−、「2」は・・−−−、〜〜 「5」は・・・・・ であり、「6」は−・・・・、「7」は−−・・・、〜〜 「0」は−−−−−と長点と短点の決まった組み合わせでできているので、少し慣れれば読みとることにそれほど難しさは感じないと思う。

部品数も少なく、回路も簡単なのでハンダ付けのできる方なら、作ることができるだろう。PICが中心の回路なので配線さえ間違わなければ、再現性はよい。最初の校正のときにテスターなど電圧が測れるものがあると便利である。

 手軽なバッテリーチェッカーなので多くの方に活用していただければと考えている。ただし、自作のお約束として、すべて自己責任でお願いしたい。この製作および装置によっていかなる不具合が起きても責任はご自身でとっていただくようお願いする。