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XRQ技研の業務日誌(XRQ Tech Lab)

2011-06-15 基板垂直取付スペーサー

基板垂直取付スペーサー

 南の地方ではすでに梅雨明けをしたというニュースが流れている。しかし、梅雨前線は列島に沿って長く延び、梅雨と言うよりも豪雨に近い雨を降らせている。東京では雨の強さはさほどではないが、毎日雲に覆われたどんよりした天気で傘が手放せない。気温は20度を超える程度なのだが湿度が高く、蒸し暑く感じるこのごろである。

 世の中には便利なものを考える人がいるものである。コロンブスの卵のような発想の転換なのだが、キューブ型のナットを作った人がいる。立方体の水平方向と垂直方向にネジ山を切り、垂直な面を固定できるナットである。「基板垂直取付スペーサー」という名称で市販されているのをネットで見つけたのだ。

 基板を垂直に取り付けるとき、これまではL字型の金具を使い、ビスとナットで取り付けていた。しかし、このスペーサーを使うとビスを締め付けるだけで取り付けることができる。さらによいところはスペーサーを挟み込むように両側から基板を取り付けられる。また、垂直と水平の両方向からビスが使えることで立体構成がやりやすくなったのだ。

 ミニステーという板などを接合する金具が市販されている。鉄材にニッケルメッキをしてあり、それ自体メカニックな印象を与えるものである。平板状のものやL字形、コの字形などいろいろな種類があり、これらを組み合わせて造形するのことを楽しんできた。さらに新たに見つけた立方体の金具を加えることで創作意欲が刺激された。

 モールス符号を打ち出すための電鍵(モールス・キー)を作ることにする。構造は単純で金属がついたり離れたりする操作をすることで、電流が流れたり流れなかったりの符号を作り出すものである。要するに押しボタンであるが、思い通りに断続させるために棹という棒状のものを小気味よく動かせる構造になっている。

 これまで作ったものは平板状のものを複数枚重ねて水平に配置し、棹として構成していた。この部分をキューブ状金具を2枚の平板で挟む形にすることで、平板状の金具を垂直に配置する構造ができる。支持部も水平になった平板金具の穴を使うことができる。さらに、棹の中に空隙ができるので、その中にマイクロスイッチを組み込むことにした。マイクロスイッチを使うことで金具同士の接触によるスイッチよりも確実な電流の断続ができそうである。

 

 電鍵は、操作するときのフィーリングが大事であり、全体のバランスがよくないと使っていてすぐ疲れてしまったり、打鍵ミスが出てしまう。とりあえず形はできたがフィーリングが納得できるものになっていない。まだまだ改良の余地が大きい。身近なものを活用し、どう使うか考えていくのも、もの作りの楽しみである。