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XRQ技研の業務日誌(XRQ Tech Lab)

2013-05-20 セミコンダクタ・アナライザー

PEAK atlas DCA55

各地から花の便りが届いている。暖かさも増してきて北海道にも桜前線が届いたようだ。富山ではチューリップ畑に色とりどりの帯が広がっているという。この近郊でも花の開花に合わせてお祭りが行われている。鴻巣日本一川幅が広いという馬室のポピーハッピースクエアに行ってみた。河川敷の休耕田に植えられたポピーが毎年きれいな景色を見せてくれる。鮮やかな黄色いポピー畑の中にはNHKの定点カメラも設置されていた。赤系統が主体のポピーは背丈が高く、花も大柄である。一面にあでやかな色が広がっていたが、まだつぼみも多くこれからが盛りのようである。

さらに先の方には麦ナデシコの畑があり、こいのぼりと一緒に風になびく姿を楽しむことができた。青空の下でさわやかな風を感じながらの散歩は気持ちがよい。

ネットを彷徨っているときにおもしろいものを見つけた。半導体アナライザーである。イギリスのPeak Electronic Designという会社から発売されているAtlas DCA Semiconductor AnalyserDAC55である。手のひらに乗るような小さな機器で、3本のテストクリップがでており、16文字2桁の液晶表示窓がある。2つのボタン入力があるだけのシンプルな構成だ。

ネットから申し込みをすると2日ほどすると発送したというメールが入った。それから1週間ほどで書留で送られてきた。値段は£41.63、送料は£10.30合計£51.93である。円安の状況が進んでいて余りよいタイミングではないが、なかなかおもしろそうなので購入ボタンを押してしまったのだ。

早速手持ちのトランジスタを接続してみる。赤・青・緑のテストクリップが出ており、適当に繋いだのだが「NPN・シリコン・トランジスタ」と表示が出てきた。最初にどのような半導体かの識別を行っているようだ。表示を先に進めると、赤・青・緑のテストクリップに接続されたリードがエミッタ・ベース・コレクタのいずれであるか示す表示になる。いちいち規格表からリード接続を調べなくてもどの脚がベースであるのかわかるのだ。さらに表示を進めるとカレント・ゲイン(電流増幅率 Hfe)が表示され、テスト電流がいくつであるかが表示された。

小さいながらもなかなかの機能を持っていそうだ。半導体識別ではダイオードやLED、二色LED,エンハンストメントやデプレッションMOSFET、ダーリントンやデジタルトランジスタ、SCRやトライアックも識別してくれるようである。

リードの表示ではエミッタ・ベース・コレクタ、アノード・カソード、ゲート・ドレイン・ソースなどもリードに接続された色別テストクリップの色で表示してくれる。

また、特性表示ではFETのゲート・スレッショルド(Vgs)、ダイオードの順電圧(Vf)の表示もある。

半導体を扱っているとどれも同じような外見で、記名も小さいので迷うことがある。またリード接続はデバイス毎に異なるので規格表を身近においておくことが必要であった。この機器があれば製作の時にも、修理の時にも手軽にデバイスの状況を知ることが出来そうである。

取扱説明書が付属している。その最初の所に

Want to use it now?

We understand that you want to use your Atlas DAC right now.The unit is ready to go and you shoud have little need to refer to this user guide.but please make sure that you do at lease take a look at the notices on page 4!

という記載があった。すぐに使いたいと思うのは山々だが4ページを見てくださいね。ということである。4ページにはこの機器は半導体を単独で分析するもので、機器の中に組まれていたり、通電状態では使えないなどの注意事項が簡潔に書かれていた。We understand〜という表現が気に入ってしまった。

衝動買いではあったが、なかなかよいものが私の製作ベンチに仲間入りしたのである。