ブログトップ 記事一覧 ログイン 無料ブログ開設

XRQ技研の業務日誌(XRQ Tech Lab)

2017-12-18 LED その2

電球型LEDライト

 前回LEDについて書いたのが14年11月である。リフレクター内蔵のLEDを見つけて、どんな用途で使えるか、ワクワクしながらこれまでのLEDの変遷について触れた。

 あれから3年、LEDが照明の分野に大きく広がっている。シーリングライトが蛍光灯からLEDに変わり、家の中では白熱灯がほとんど姿を消してしまった。東京都では白熱電球をLED電球に交換する事業も行っているほどである。自動車でもヘッドランプにLEDが使われるようになり、テールランプやウィンカーのほとんどがLEDになっている。地球温暖化防止、省エネという観点からLEDの特性を生かした使用分野がますます広がっている。

 先日、100均の店を眺めているとき、おもしろいものを見つけた。電球型をしたLEDライトである。箱の表示には150ルーメン相当とあり、結構な明るさのようだ。これまでもLEDライトはさまざまなものが100均で売られていたが、5mmφの砲弾型のLEDを複数並べて明るさをとっているものだった。そこそこの明るさはあるが、光に均一性がなく照明としては限定的で、トーチライト的なものであった。

 この電球型のライトは、まるで白熱電球のような形で、しっかりと均一な光を出す構造である。LEDは1個のようだが、高出力のものが使われているようでUSB電源で使用する。(追記 その後、このランプを分解したところ、1個のLEDではなく、10個の表面実装LEDが使われていた。砲弾型ではなく広拡散のLEDを平面上に並べる構造だった。)モバイルバッテリーが一般化しているので、それと組み合わせることを想定しているようだ。

 実際にモバイルバッテリーに接続して点灯してみると、結構明るい。部屋の中でも使えるし、テントの中などでは十分な明るさだ。近くに持ってくれば本を読んだりするのにも使える明るさである。複数のLEDからの不均一な光と違い、周囲を明るくしてくれる穏やかな光である。これが100均で売られていることは驚きである。LEDの生産技術が進んだおかげであろう。安価に、大量に、高性能なものが作れるようになった。そして、それを有効に使うデザイン力も高まったおかげである。

 さて、この製品にはUSBプラグがついているのだが、なにもUSBに拘ることはないと考えた。電池で駆動させればいつでも使えるのではないか。そこで、単三電池4本用のスイッチ付きケースと組み合わせた。電池にはニッケル水素充電池を使う。4本でおおむねUSBと同じくらいの電圧が得られる。点灯持続時間を測ってみると、2時間経過してもまだまだ明るさは十分であった。トーチライトではなく、夜間の気持ちをほっとさせる、広い範囲を照らすあかりとして非常時用に備えておきたいと思う。技術は暮らしを豊かにするためにあると思うが、こんな些細なところにも技術の恩恵が見られるのは嬉しいことである。