夏休み子ども美術館、今年のテーマは「カゲとカタチの大ぼうけん!」


もうすぐ夏休み。県立近代美術館では毎年夏に、子どもたちや初心者を対象とした美術入門編の展示『夏休み子ども美術館』を開催しています。6月30日(火)から始まる今年の夏休み子ども美術館は、「カゲとカタチの大ぼうけん!」と題し、今年は美術の基本要素である「光と色彩」「形態と構図」をテーマに開催します。
《かげの ある え、かげが ない え》《なんだか おかしな かげの せかい》《シルエットと みずに うつった かたち》《かたちが あわさり なにかが うまれる》《かくされた かたちを さがしてみよう》《えの 中の かくれた せん》などのコーナーにより、美術作品の中の光と影の効果やその意味、単純な形から複雑な造形への変貌など、美術のさまざまなトピックスに触れ、アートへの親しみを増していただくのが狙いです。
展示作品数は、現代美術部門28点、日本画・郷土美術部門22点。および併設の小倉遊亀コーナー(14点)と工芸展示コーナー(4点)を含めて、総展示点数は計68点(予定)となっています。作品展示の他に、カードで遊べるプレイコーナーも用意しています。展示に関連したワークショップイベントなどを多数開催いたします。詳細は追ってお知らせいたします。


ここでは展示作品のさわりをご紹介いたします。

▲秋岡 美帆「ゆれるかげ」
かげを しゃしんに とって、さくひんを つくったよ。いったい なんの かげかな?

▲野口 謙蔵「梅干」
なつの あつい おひるどき。みじかく こい かげが その しょうこ。

アントニ・タピエス「黒い空間」
かげの ような ぶきみな もようが うかびあがって なんだか こわいね。

山元春挙「富士二題」
右は あさ、左は 夕がたの え。やまの かげが どちらに あるかで それが わかるのさ。

フランク・ステラ「イスファハーン」
はんぶんに きった まるが、5つ くみあわさって さくひんに なったよ。どこに あるか わかるかな?

▲冨田 溪仙「雲上鶴図」
たくさんの ツルが まるい かたちを つくったよ。いくつ あるかな?


■常設展示「夏休み子ども美術館:くカゲとカタチの大ぼうけん!」 6月30日(火)−8月30日(日)
休館日:毎週月曜日 ただし7月20日(月・祝)は開館、翌21日(火)休館
観覧料(共通):一般 500円(400円))、高大生 300円(240円)、小中生 無料 ( )内は20名以上の団体料金。
※企画展の観覧券で常設展も観覧できます。
※毎日、午後2時から美術館サポーターによるギャラリートークを行います。