デスクトップPCのグラフィックボードを交換
インドアな話題が続きますが、普段使っているデスクトップPCのグラフィックボードの交換作業をしました。
冷却ファンの騒音が大きいグラフィックボード
理由としては、現在装着されているグラフィックボードが
- 冷却ファン付きだが、ファン径が小さく、騒音が大きい
- PCを分解清掃した際、ファンをグラフィックボードに固定している3本のネジのうち2本が外れてしまい、ドライバーで締め直そうとしたが、ネジの溝が拡張してしまったらしく、締められなくなった。ゆえに、いつファンが脱落するかわからない
という理由から交換することにしました。特にファンの騒音は、グラフィックボードの新規投入から1年ほどで、気温の低い冬期に、PCを起動直後に「ヴィヴィヴィヴィヴィブーーー!!」とかいうとんでもない音を発するようになりました。起動してしばらくすると音は収まりますが、常に「ヒュコ〜〜〜〜」という高音も鳴っており、普段から気になっていたので、良い機会だと判断しました。
新しいグラフィックボードの選定
ファンの騒音に悩まされていたので、もちろんファンレスのグラフィックボードを念頭に選定しました。現在使っているのはNVIDIA GeForce9400GT 512MB搭載の冷却ファン付きグラフィックボードで、出力はD-Sub、DVI、HDMIです。今回の交換原因がファンに起因するものなので、だったらファンを外してしまえばいいのではないかと最初は考えました。それで、ファンを外してみたのですが、放熱フィンがファンを装着している時とは比較にならないほどの高温(手で触れないほど。。。)になってしまうことを確認したので、断念しました。
交換作業
まず、現在装着しているグラフィックボードのドライバ、ユーティリティソフトのアンインストールを行いました。プログラム一覧からNVIDIA関連のソフトウェアをアンインストールしますが、ドライバのアップデートプログラム→ドライバプログラム→ユーティリティの順番で削除しました。
次に、グラフィックボードを取り外し、新しいグラフィックボードを装着しました。
続いて、グラフィックボードのドライバ、ユーティリティソフトのインストールを行いました。付属のCD-ROMに一式入っていると思うのですが、AMDのサイトから直接ダウンロードしたものを使いました。ユーティリティソフトは「Catalyst Control Center 」というものですが、ドライバなどとまとめてインストールしてくれるバージョン(AMD Catalyst Packages)では、このユーティリティが日本語化できません。日本語化されたものを使いたい場合は、ドライバとユーティリティソフトは別々にダウンロード(Individual Downloads)する必要があります。詳しくはAMDのサイトでドライバダウンロードページに行くとわかると思います。自分はバラバラにインストールするのが面倒なので、ユーティリティは英語のままです。。。また、今回購入したグラフィックボードはHDMI接続の際に関係するサウンド関係のドライバも必要です。AMD Catalyst Packagesでは諸々のドライバもまとめてインストールしてくれるはずが、なぜかオプション扱いになっているのでOptional DownloadsからAMD HDMI Audio Driver for AMD Radeon(TM) productsというドライバをダウンロードしてインストールしました。これをインストールしない場合、PCを起動する度に「不明なデバイス」が見つかりましたうんぬんで、毎回ドライバを要求されてしまいます。また、HDMI接続の場合に音声が出ないということになるかと思います。
文字が滲んで見える??
さて、グラボの装着とドライバ、ユーティリティソフトのインストールが無事に終わったのですが、ディスプレイ上の文字がぼやけているというか、にじんでいるように見えます。。。シャープネスが足りないのかと思い、グラボのユーティリティソフトで設定項目がないか探してみますが、それらしい項目が見つかりません。どうしたものかと右往左往してしまいましたが、これはグラボの問題ではなく、ディスプレイそのものの設定が更新できていなかったことが原因でした。。。
ディスプレイ側で自動調整を行うと、文字がクッキリと表示されるようになりました。
グラフィックボードを交換した際は、最後にディスプレイの設定で「自動調整」を行うことを忘れないようにしたいものです。ディスプレイの調整はメーカーやモデルによって異なると思いますが、だいたいどのディスプレイにも「自動調整」機能は付いていると思います。