紫呉屋総本舗 このページをアンテナに追加

2012-07-24 こっそり再開のお知らせ

 長らく開店休業中でしたが、いい加減きちんと運用していこうと思います。やはりアウトプットを増やさないとダメだな、と。ブログを書いていない間も、「岩本社会学」を作ったり、マンガ学会で発表したり、それなりに色々やっていたのですが…。

という訳で、『岩本社会学論集』(「岩本社会学」シリーズ最新刊)のお知らせです。

『岩本社会学論集』 09:38 『岩本社会学論集』を含むブックマーク

通販→Lilmag----zine and other publications.

イベント→コミケ3日目S57bおよびコミティア101「前途洋々だ会」での委託販売

A5判/本文141ページ/定価500円


目次

序文「岩本社会学ダブルミーニング」(日高利泰)

岩本ナオ作品紹介」(橋爪太作)

Column 1「デリカシーのなさには定評があります」(高柳紫呉)

第I部 岩本の社会

「『町でうわさの天狗の子』にみるキャラクター表象の両義性」(杉本章吾)

Column 2「天狗、その始原と現在」(高丘讓)

「〈まなざし〉の行方――『雨無村役場産業課兼観光係試論」(岩下朋世)

Column 3「Awareness always comes afterwards. はじまりはいつも、少しだけ手遅れ」(高柳紫呉)

第II部 社会の岩本

岩本ナオの描く〈リアル〉な農村」(一宮真佐子)

Column 4「雨無村在住青少年にとっての健全な娯楽とは?」(高柳紫呉)

岩本ナオとその瞳に広がる世界の入り口のこと」(やごさん)

Column 5「メディアとしての少女マンガ、その都市的諸性格について」(高柳紫呉)

補遺

「灘崎紀行――岩本ナオの世界へ」(橋爪太作)

「路上の蛮行はいかにして正当化しうるのか――「灘崎紀行」解題」(日高利泰)

Column 6「桜とスミオのFunctional Analysis」(高丘讓)

あとがき「岩本社会学でやったこと/やりたかったこと」(橋爪太作)


 若手のマンガ研究者が集まってまるまる一冊岩本ナオについて語るというおバカ企画なのですが、当然本人たちは大マジメです。岩本ナオ先生への愛にあふれたファン活動であると同時に、マンガの研究というのがいかにあるべきかということにも正面から向き合ったものです。そこらあたりは序文でも詳しく書いたのですが、序文の解題については販促企画として別立てでやろうかなと思います。

 また期せずして、伊藤剛さんの「マンガのふたつの顔」(『思想地図β』3号収録)とも内容的に呼応する論文が複数(岩下朋世「〈まなざし〉の行方――『雨無村役場産業課兼観光係試論」、やごさん「岩本ナオとその瞳に広がる世界の入り口のこと」)含まれております。もちろん、それ以外の論文も読み応え十分ですので、よろしくお願いしまーす。

追伸

ツイッターあります。@shigureya

2011-02-04 「非科学常識ケータイくん!」

[]ケータイ擬人化 23:45 ケータイ擬人化を含むブックマーク

以前読み切りで載ったときにたまたま『なかよし』を買っていて、印象に残っていた(あぁこれ連載化するだろうな)作品でついに連載化というニュースを聞きましたので、応援記事を書こうと思った次第です。

こういうのはツイッタがいいんでしょうけどね。

ツイッタは当面始めるつもりはございません。

妙なこだわりですが。もう少し様子見です。

以下、ナタリーの紹介記事です。

http://natalie.mu/comic/news/44461

ケータイ擬人化、と云うよりもより端的に「ケータイくん」と云えば、花ゆめ読者にはおなじみの柳原望ケータイくんといっしょ』がまず思い浮かぶわけですが、今回の瀬田ハルヒ非科学常識ケータイくん!」との間での影響関係などは何とも云えません。

何よりもまず、私自身が『ケータイくんといっしょ』を未読ですし、柳原以前・以後のその他の類似作品についても把握しておりません。

ですから、今回は単純にこんな連載が始まって『なかよし』のテコ入れが激しいということだけお伝えしたいと思います。これが売り上げに結び付くといいですね。

連載の方は未読なのでこれもコメントできませんが、読みきりの時の印象で云うと、ドコ○のCMにインスパイアされたものかなぁという気がするものの、タイムリーなネタできれいにまとめておられるというポイントとテンポのいい演出が好印象でした。読み切りのテンポをどのくらい連載でも活かしていけるかが楽しみです。

2010-11-16 祝復刊 このエントリーを含むブックマーク

ちくま文庫版の『王の二つの身体』が復刊しているようです。

在庫切れ状態が長らく続いていて、中古市場でも妙な高値が付いていて、何とかならんもんかとここ数年待ち望まれていた復刊がようやくかないました。円高だと調子に乗って密林で英語版を購入しているというのは秘密です。

少女マンガの研究とはもちろん(直接的には)何の関係もない訳ですが、これは歴史的研究の成果としてはかなり感動的なもので、とにかく面白い。

また品切れになったりしないことを祈ります。

diskhszmdiskhszm 2010/11/16 22:23 平凡社版の単行本(中古)をン千円で買わされた身としては、「いまさら」という嘆息を禁じ得ません。あの頃カントロビッチやらネグリ/ハートやらを読み耽っていた喫茶店も、この間解体されてしまいました。

shigureyashigureya 2010/11/17 02:20 ま、個人的にはそういうもんだとおもいますが。あのくらいの需要量って常時増刷かけたりするとペイしないんでしょうね。どっかで教科書指定でもされればだけども