至上のブログ ~瑠々に魅せられて~

主にJuice=Juiceの段原瑠々さんに関連する内容です。2014/1/5までは昔の「愛に観せられて」の内容をインポートしています。

写真集など

Mon Bijou―彩乃かなみ・白羽ゆり・遠野あすか写真集― (タカラヅカmook)

Mon Bijou―彩乃かなみ・白羽ゆり・遠野あすか写真集― (タカラヅカmook)

今日は久しぶりにキャトルレーヴに行って買ってきましたよ。ハロプロ以外の写真集を買うなんて初めてだ。三者三様の魅力が溢れる内容になっています。 …あすかちゃんスタイルいいねえ…


そうそう、こういうのも発売になってるらしいですよ。こちらもビジュアルでは、いい勝負だ(笑)
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Shijo's Takarazuka Revue Award 2007

私が宝塚歌劇を観に行くようになってから、もうすぐ1年となります。初めて観に行ったのは、昨年の雪組公演『堕天使の涙/タランテラ!』です。id:shijo:20060924

それから随分いろんな作品を観てきました。振り返ってみると、これまで行われた本公演は全て一度は観ています。その他の公演も観ていないのは、月組・全国ツアー『ダル・レークの恋』と、星組博多座公演でのレヴュー『ネオ・ダンディズム!II−男の美学−』の二つだけです。(星組バウ『Hallelujah(ハレルヤ) GO! GO! 』はスカステで観たし、『シークレット・ハンター』は本公演で観ましたので内容は分かっているということで…(^^;)

と、いうわけで今日は私の宝塚歌劇 観劇1周年を記念しまして、私がこの一年間に観劇した作品の中から独断で素晴らしい作品・タカラジェンヌを紹介していくという催しを行います(^^) …題しまして、
『Shijo's Takarazuka Revue Award 2007』
いえーい、ドンドンドンドンドンドン パフパフ

…いや、いたってマジメです(^^;

至上のレヴュー賞

今年は宝塚歌劇団によって日本で初めてのレヴュー『モン・パリ』が上演されてから80周年という記念の年です。私も宝塚歌劇で初めてレヴューというものを観ました。レヴューとは、音楽・歌・舞踏などが華やかな衣装や照明に彩られて、一体となって表現されるショーを指します。その豪華で美しいショーは、まさに宝塚歌劇を代表する魅力の一つだと思います。

では、この一年間で私が最も素晴らしいと思ったレヴューは…

雪組公演 レヴュー・アラベスク 『タランテラ!』

です。いや、この作品は心に残ってますね。朝海ひかるさんの退団公演だったということもありますが、荻田先生による独特の様式美で全体が彩られていて、その中で歌唱と舞踏の粋が融合した表現が次々と繰り広げられます。まさにレヴュー。
特に私が好きなのは「第3場 間奏曲〜ラ・プラタ河」。シビさんとハマコさんのダイナミックな歌唱と、哀愁漂う旋律に合わせて舞うタランテラと蝶が儚く美しい…

至上の本公演賞

次は本公演です。

雪組公演 『エリザベート −愛と死の輪舞(ロンド)−』

やはりもうこれしかありません! さすがにエリザベートは別格といいますか、素晴らしいの一言です。まず音楽が素晴らしい… 全てのミュージカルナンバーが珠玉の曲です。そして驚くのは、元々の原曲はドイツ語であるのに、その日本語歌詞がまるで最初からそうであったかのように、ぴったりだということです。ドイツ語と日本語は相性いいんでしょうか?(^^; 宝塚歌劇オリジナルの『愛と死の輪舞(ロンド)』も、向こうの公演に逆輸入されるぐらい素晴らしい曲です。
そして、その脚本も史実に基づきながら、一人の女性(人間)の気高い精神に貫かれた生涯を滅びゆく帝国の儚さと対比させて、生と死の狭間での人間の自由な精神の在り方を表すものとなっています。宝塚歌劇では、さらにそこに愛という要素が加わって独自の魅力を放つ作品として演じられます。
やはり素晴らしいの一言。最初の1年でこの作品を観劇できたことを嬉しく思います。

至上の脚本・演出賞

本公演に限らず、全ての作品において私がもっとも優れた脚本・演出であったと思うものです。

花組公演 『 舞姫−MAIHIME− 〜森鷗外原作「舞姫」より〜』

エリザベートは海外の作品なので、それを除けばこちらが一番素晴らしかったです。今でも心に残っています。
この作品はタイトルにあるように森鷗外の小説を元にしていますが、内容は原作とは違い主人公・太田豊太郎の「青春」を悲しくそして美しく描いた宝塚歌劇ならではの魅力あるものとなっています。脚本・演出は植田景子先生。

内容について、まず原作には存在しない画家・原芳次郎を登場させていますが、これが素晴らしかった。この存在によって豊太郎の祖国を思う心情とエリスへの愛情の葛藤が、より観客に受け入れやすいものとなり、物語へ深く引き込ませる要素になっています。そして結末も、原作では悲劇的なものとなっていますが、それを同じ悲劇でもあくまで美しく愛に溢れたものに変貌させています。これはさすが宝塚歌劇の演出家と思わせるものでした。
舞姫」のタイトルに合わせて日本の舞扇を重要なファクターとして登場させて、それを日本古来の雅な美を表す象徴として扱っているのも見事。特に私が心に残っている演出としては、豊太郎が免官になったすぐ後の場面で、幕が開くとすぐに正面に暖炉があって、その上にエリスへの誕生日プレゼントである舞扇が飾ってあり、そして二人がベッドで一緒に本を読んでいるシーン…

あの優しく温かい風景は、まさに女性の演出家ならではのものだと思いました。 …そしてラストの要返しのシーンは、観客すべてが涙するのではと思うほど感動的でした。

また、この舞台を演じた花組メンバーも、主演の愛音羽麗さんをはじめ、全ての方がその役にマッチしており、あて書きの妙というものを感じました。来年に再演が決定していますが、できれば是非再び観に行きたいです。

至上のタカラジェンヌ

この一年間で最も素晴らしいと思った方を挙げます。

花組 春野寿美礼さん

「…水さんじゃないのかよ!」と突っ込まれそうですが…(^^; いや、もちろん水さんも素晴らしい方ですが、私がこの一年間、宝塚歌劇に触れて、そして一人の方を挙げるとするならば、現在はこちらの方になります。
まず、その圧倒的な歌唱にいつも心震わされます。そしてその舞台での立ち振る舞いから演技、その他に至るまで宝塚歌劇・男役の魅力というものを一身に備えた方ではないでしょうか… まだ一年間しか観ていませんが、私自身、今素直にそう思います。

次の公演で退団されるということで寂しい限りですが、逆に現役の春野寿美礼の姿を劇場で観ることができたことを嬉しく思います。

至上のダンサー賞

雪組 水夏希さん

はい! やっぱりね! 挙げておかないとね! …もちろん宝塚歌劇には優れたダンサーと呼ばれる方はいっぱいいらっしゃると思いますが、私の独断ですから(笑) もうこれは決定。…いや正直、この方にスーツ着せてソフト帽かぶらせて踊らせたら、格好良さでは右に出る人いないと思う(きっぱり!) そのエロ格好良さにいつもシビれるわ〜 今後ともよろしく(^^)

至上の新人賞

花組 野々すみ花さん

「…お前、すみ花ちゃんって書きたいだけちゃうんかと」 …ええそうです(笑) 舞姫で堕ちました(*^^*)
いやでも実際、研3でTCAにも抜擢されて新人公演ヒロイン連続とか凄いことなんじゃないでしょうか?(過去にもそういう方がいらっしゃったのかもしれませんが) あの抜群の演技力は本当に非凡なものを感じます。そしてTCAのアナウンスもされてましたが、声が凄くいいんですよねー これからも注目の娘役さんです。(確か高橋愛と同い年のはず… ライバルだ(笑))


と、いうわけでお送りしてきました『Shijo's Takarazuka Revue Award 2007』 この辺りでお開きにしたいと思います。偉そうに書いてまいりましたが、結局は宝塚歌劇全てに魅せられているということでご容赦いただきますよう、お願い致します(^^;

では、次の一年も素晴らしい作品にたくさん出逢えることを祈って… パチパチパチパチ