マンション維持修繕技術者試験 05-04

【問題4】マンションの劣化に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

1.シーリング材の劣化による外壁の汚れは、シーリング材の中の溶剤が流れ出して生ずる現象である。

2.エフロレッセンスとは、コンクリート中の水酸化カルシウムがひび割れ等から折出し、大気中の二酸化炭素と反応して、難溶性の炭酸カルシウムとなって、塗膜表面に沈着する現象である。

3.タイル張りの工法としては、過去、張り付けモルタルをタイル側に付ける積み上げ張り(だんご張り)を採用していたが、剥落事故を抑制するため、近年では張り付けモルタルを下地とタイルの両側に付けた、改良圧着張りが定着化している。

4.防水層のある外壁斜壁部分のタイル剥落事故は、防水層とタイル下地モルタルとの浮き、剥離によるものが多くあり、防水層との剥離を防止するための対策を講じる必要がある。


■ANS 1

鉄筋の錆汁や、モルタルやコンクリートの中の可溶成分などが考えられる