マンション維持修繕技術者試験 11-36

【問題36】排水管更生工法に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

1.この工法は、雑排水管には適用できるが、汚水管には適用できない。

2.現在適用可能な工法は、サンドブラスト研磨ライニング法のみである。

3.この工法を適用する場合は、事前の調査・診断業務は不要となり、低コスト化が見込める。

4.この工法に対して、(財)建築保全センター、(一財)日本建築センターでは、「建築物等の保全技術審査証明書」の交付を行っている。


■ANS 4

①P474
対象用途も一般的には雑排水管が多いが、汚水管も可能な工法もある。

②排水管の更生工法は、給水管の更生工法と同様に、配管内部を研磨してエポキシ系樹脂をライニングするもので、各種の工法がある。高速気流でサンドブラスト研磨ライニングを行うもの、それを吸引で行うもの、研磨やライニングに特殊ジグやピグを使用するもの等さまざまなものがある。

③排水管更生工法を適用する場合は、必ず事前に各工法の調査・診断マニュアルにしたがって調査・診断を行い、更生工法が適用可能かどうかを確認する必要がある。