今日の思いつき

 一限のフランス語の授業で、
「昔の学者は書簡の往復という形で学術ネットワークを形成していたので、現在の研究者は書簡を丁寧に調べる」ということを先生が言っていた。
 で、考えたのは、このあと我々(はてな界隈の人)が何らかの業績を残したりして有名になり、そして死んでしまった場合、後代の研究者ははてなダイアリーを詳細に分析したりするのだろうか。例えば「2003年10月29日にid:shimは1限のフランス語に出ている。このことから、1.五回生にしてフランス語を履修していたこと、2.それは水曜一限の授業だったこと、の二点が確認される」とか。複数の人の日記を丁寧に照会していくと、かなり立体的に状況が再生されてしまう気がする。「『はてなダイアリー』に見る21世紀初頭の京都文化圏の諸相(修論)」とかすぐ書けそうだ。

今日の思いつき・補足

 夏目漱石くらいの人気者になると、何年の何月何日の何時くらいにどこで誰と何をしていたか、大まかに解るようになっている、と昔聞いたことがある。真偽は知らず。
 それと、ヘミングウェイは猫好きで、いれかわりたちかわり何匹もの猫を長期間にわたって飼っていたらしい。で、その猫たちを専門に研究している人がいて、写真を見ればどの時期に飼っていたなんという名前の猫かすぐ解るとか。だからヘミングウェイと猫しか写ってない写真でも大体の時期が特定できるらしい。これも真偽は知らない。