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関西学院大学社会学部 島村恭則ゼミ

2010-02-06

大学院進学希望のみなさんへ

| 19:03

大学院進学案内

関西学院大学大学院社会学研究科島村恭則研究室では、下記のとおり、民俗学フォークロア研究、日本列島をフィールドとする文化人類学人類学的日本研究)を学ぶことができ、学内外から広く大学院生(博士前期(修士)課程、博士後期課程)を受け入れています。


・研究分野:民俗学の全領域、フォークロア研究、日本列島をフィールドとする文化人類学人類学的日本研究)など。なお、島村恭則が構想する「フォークロア研究」(新しい民俗学)については、「フォークロア研究とは何か」(『日本民俗学』278号、2014年)を参照してください。


・課程:博士前期課程(修士学位を取得)、博士後期課程(博士の学位を取得)。


・研究指導の方針

‘本民俗学の重厚な研究蓄積を踏まえたうえで、北米をはじめとする世界のフォークロア研究(民俗学)、人類学の理論と研究動向を身につけます。並行して、フィールドワークとエスノグラフィの作成に力を注ぎ、ね論とフィールドのバランスのとれた学位論文を完成させます。


ゼミと授業

上記の研究指導は、ゼミおよび調査実習等の授業の場を中心に実施しています。ゼミ・調査実習は、毎週金曜日の午後に2コマ連続で実施。他に、木曜日の午後に、民俗学の講義科目(大学院)を開講しています。


社会学との関係

本研究室は、社会学研究科に属しています。民俗学フォークロア研究、文化人類学の研究を進める上で、社会学人類学の知識はきわめて有効であり、また必須です。日本の民俗学ではあまり意識されていませんが、海外の民俗学教育では、社会学人類学の理論や知見を学ぶことは、当然のこととなっています(たとえば、及川祥平「ハンブルク大学民俗学文化人類学研究所における民俗学教育について」『常民文化』37、などを参照)。本研究科(および社会学部)では、社会学関連の多くの科目が開講されており、自らの研究テーマに資するかたちで社会学の知識を身につけることができます。


・入学試験

毎年9月と2月に実施されています。英語、専門科目、口頭試問が試験科目です。詳しくは、http://www.kwansei.ac.jp/graduate/graduate_000290.htmlを参照してください。なお、入試の専門科目は、「社会学」に関わる科目ですが、学部時代に社会学を学んだことのない人にとっては、勉強の仕方などがわからないかもしれません。民俗学を学ぶ上で、どのように社会学を勉強すればよいかについては、本研究室所属の院生によるアドバイスを得ることができるので、指導教員との事前面接(社会学研究科では、受験に先だって希望する指導教員との面接を義務付けています)の際に、相談してください。


・2016年現在の所属大学院生

本年度は、博士前期課程に2名、博士後期課程に2名、大学院研究員(関西学院大学非常勤講師)1名、島村を副指導教員とする博士後期課程院生1名の計6名が在籍しています。現在および過去の所属大学院生の研究テーマは、「流行神をめぐる民俗宗教論―『残念さん』信仰を中心に―」「神輿会のフォークロア東京圏の都市祭礼を支える人びと―」「食文化と食ツーリズム」「芸者芸能史」「風土病民俗学」「フォークアートアウトサイダーアートヴァナキュラーアート」「植民地と引揚者」「新宗教民俗学」「職人と講集団」「祭礼の持続と変容」「民俗学理論」等です。


・島村研究室所属院生の活動(2014〜2016年度)

|岡優子(博士後期課程):2014年度日本民俗学会研究奨励賞受賞(「風土病民俗学―六甲山東麓における「斑状歯」をめぐって―」『関西学院大学社会学部紀要』117)。http://www.kwansei.ac.jp/s_sociology/news/2014/news_20141015_009884.html

谷岡優子(博士後期課程):第21回旅の文化研究所公募研究プロジェクト採択(「地方花柳界の文化資源化・観光化―地方七都市をフィールドとして―」)。http://www.tabinobunka.com/

C岡優子(博士後期課程):第66回日本民俗学会年会にて研究発表(「地方花柳界の再活性化―模索と葛藤をめぐって―」)。

っ岡優子(博士後期課程):第880回日本民俗学会談話会にて研究発表(「地方花柳界の再活性化―マイコ(舞娘・舞子)の前景化を中心に―」)

広尾克子(博士後期課程):第66回日本民俗学会年会にて研究発表(「ズワイガニの発見と流通」)。

ζ0耋損辧大学院研究員・関西学院大学非常勤講師):2014年度日本オーラル・ヒストリー学会にて研究発表(「開拓が生みだすもの―戦後入植のフォークロア―」)。

藤井和子(大学院研究員・関西学院大学非常勤講師):第20回旅の文化研究フォーラムにて研究発表(「植民地支配の残滓はいかに「遺産」化されたか―韓国台湾の比較研究から―」)。http://www.tabinobunka.com/

藤井和子(大学院研究員・関西学院大学非常勤講師):論文植民地支配の残滓はいかに遺産化されたか : 韓国台湾の比較研究から―」『旅の文化研究所研究報告』25、2014年。

三隅貴史(博士前期課程):第879回日本民俗学会談話会にて研究発表(「地方祭礼における新しい参加者―徳島県日和佐八幡神社秋季例大祭を事例として―」)。

谷岡優子(博士後期課程):第21回旅の文化研究フォーラムにて研究発表(「地方花柳界の文化資源化・観光化―地方七都市をフィールドとして―」)。http://www.tabinobunka.com/topic/newstopic/20150626/news01.html

谷岡優子(博士後期課程):論文「地方花柳界の文化資源化・観光化―地方四都市をフィールドとして―」『旅の文化研究所研究報告』25、2015年。

谷岡優子(博士後期課程):第67回日本民俗学会年会にて研究発表(「地方花柳界の現代的展開―愛媛県松山市花柳界を事例に―」)。

広尾克子(博士後期課程):第67回日本民俗学会年会にて研究発表(「都市住民とカニ―『かに道楽創業者ライフヒストリーから―」)。

三隅貴史(博士前期課程):第67回日本民俗学会年会にて研究発表(「都市祭礼研究と『神輿会』」)。

藤井和子(大学院研究員・関西学院大学非常勤講師):2015年度アメリカ民俗学会(AFS)年会にて研究発表(“Study of Outsider Art in Japan: Gataro Who Works as a Janitor in a Shopping Mall in Hiroshima”)。

芦本真生(博士後期課程):第34回京都民俗学会年会にて研究発表(「『英雄』の奪還―楠木正成をめぐる地域の戦後―」)。

渦本真生(博士後期課程):第284回京都民俗学会談話会にて研究発表(「『残念さん』信仰の発生と広がり―現世利益をもたらす草莽階級の志士たち―」)。


・受験前の事前面接について

入試要項に記載のとおり、社会学研究科では、受験に先だって希望する指導教員との面接を義務付けています。島村研究室への進学を検討している人は、下記のメールアドレスに連絡をした上で、一度、早い時期に面談の機会を持ってください。

tshimamura<アットマーク>kwansei.ac.jp(<アットマーク>は、@に変えてください)


社会学研究科の概要は、こちらを参照。

http://www.kwansei.ac.jp/s_sociology/s_sociology_m_000092.html


・指導教員について

島村恭則しまむら・たかのり) 博士後期課程研究指導教授。博士(文学)。フォークロア研究、民俗学文化人類学(日本研究)専攻。筑波大学大学院博士課程歴史・人類学研究科文化人類学専攻単位取得退学。1996年に第16回日本民俗学会研究奨励賞受賞。国立歴史民俗博物館民俗研究部文部教官助手、秋田大学准教授等を経て、2008年より関西学院大学社会学研究科社会学部教授。東京大学大学院総合文化研究科客員教授(超域文化科学特殊研究検文化人類学特殊講義、2016年9月1日〜2017年3月31日)。日本民俗学会理事

主な著書に、『〈生きる方法〉の民俗誌』(関西学院大学出版会)、『引揚者の戦後』(編著、新曜社)、『関西私鉄文化を考える』(共著、関西学院大学出版会)、『近代日本の他者像と自画像』(共著、柏書房)、『越境』(現代民俗誌の地平1、共著、朝倉書店)、『身体と心性の民俗』(講座日本の民俗学2、共著、雄山閣出版)、『物と人の交流』(日本の民俗3、共著、吉川弘文館)、『日本より怖い韓国怪談』(河出書房新社)などがある。