2007-05-21 封印歌謡曲だよ、人生は!
■[書籍][音楽]石橋春海『封印歌謡大全』
- 作者: 石橋春海
- 出版社/メーカー: 三才ブックス
- 発売日: 2007/04
- メディア: 単行本
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帯に寄せられた
"Mr.Great Ear Hair"こと
この本には
封印された歌が
実に多く掲載されている。
だが、ただの解説本ではない。
それら封印された歌を通して
何が真実か
何が真実でないかを
問うているのだ。
このお言葉通り、収録された全158曲にまつわる
濃厚なドラマはモーレツに読みごたえあります!
第1章 1920-1945 当局による検閲
『籠の鳥』鳥取春陽(1923)
『島の娘』小唄勝太郎(1932)
『無情の夢』児玉好雄(1935)
『のぞかれた花嫁』杉狂児(1935)
『忘れちゃいやよ』渡辺はま子(1936)
『夢去りぬ Love's Gone』ヴィック・マックスウェル・ダンス楽団(1939)
『湖畔の宿』高峰三枝子(1940)
イチャモン型規制が並ぶのですが、
あちらがそう来るなら…とばかりに、
(誰か映画化してくださーい)
第2章 1946-1969 放送局とレコ倫による規制
『トンコ節』久保幸江&楠木繁夫(1949)
『檻の中の野郎たち』守屋浩(1959)
『さすらい』克美しげる(1964)
『返しておくれ今すぐに』フランク永井(1965)
『東京流れもの』竹越ひろ子(1965)
『悦楽のブルース』島和彦(1965)
『男無情』城卓矢(1967)
『イムジン河』ザ・フォーク・クルセダーズ(1968)
『484のブルース』木立じゅん(1968)
『テル・ミー』オックス(1969)
『オー・チン・チン』ハニー・ナイツ(1969)
『悲しみは駈け足でやってくる』アン真理子(1969)
『蝶々』坂本九(1969)
後年の「言葉狩り」にひっかかって消えた曲が
少なからずありますね。
第3章 1970-1979 反体制の時代
『恋狂い』奥村チヨ(1970)
『恋のめくら』ちあきなおみ(1970)
『さだめのように川は流れる』杏真理子(1971)
『おど』三上寛(1971)
『とても不幸な朝が来た』黛ジュン(1971)
『お母さん』小宮慶子(1971)
『バイバイ・ベイビー』野坂昭如(1972)
『さよならの唄』あのねのね(1973)
『死ね死ね団のテーマ』キャッツアイズとヤングフレッシュ(1973)
『あしび唄ぐわあ』佐渡山豊(1974)
『たいへんだあ!』中山ラビ(1974)
『たべちゃうぞ』ガチャピン(1975)
『金太の大冒険』つぼイノリオ(1975)
『おそうじオバチャン』憂歌団(1975)
『おもいやり』克美茂(1976)
しかし康範先生が"森版『おふくろさん』"に気付いた原因は
石橋氏が先生に渡した私家版CD「川内康範作品集」だったとは!
そして『おふくろさん』騒動の1カ月前、
JASRACに申告したそうです。まさにどいつもこいつも…。
そして「♪この世を花にするために 鬼にもなろうさ機動隊」など
この世の<本質>に達した先生ならではの
というお言葉を肝に銘じたいものです。
『光州City』白竜(1980)
『I Love Youはひとりごと』原由子(1981)
『セーラー服を脱がさないで』おニャン子クラブ(1985)
『サマータイム・ブルース』RCサクセション(1988)
歌手にまつわる事件を集めたコーナー、
クスリ絡みが並ぶ中で燦然と輝くのが
第5章 1990-2007 規制の種は尽きず
『森へおいで』谷山浩子(1990)
『名もなき詩』Mr.Children(1996)
『HAKEN KREUZ』ピエロ(1996)
『ガストロンジャー』エレファントカシマシ(1999)
『星に祈りを』坂本冬美(2006)
80年代以降の<本質ソング>は
10年前には<不適切な表現>だったのを思い出しました…
("朝鮮民主主義人民共和国、いわゆる北朝鮮"が適切でした)
つまり、平成の世に解禁されたのは
結論:
全曲が収まったCDがあるといいなあ!
アルタミラピクチャーズ様のお力で映画化も是非……
- 作者: 磯村一路,矢口史靖
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2007/04
- メディア: 文庫
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おまけ
↑世界の強豪が勢揃い!
