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2007-05-14 「善戦映画」の世界へようこそ!

shimizu43102007-05-14

[][][]『俺は、君のためにこそ死ににいく

http://www.chiran1945.jp/

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B-209『俺は、君のためにこそ死ににいく

2007年/制作:東映東京撮影所/

製作総指揮・脚本:石原慎太郎/監督:新城卓

都知事が意図した〈雄々しく美しかった日本人の姿〉とは?“俺”の死にざま=任務としての特攻作戦も、“君”すなわち送り出した人々の見た戦争も曖昧なまま、ただ職場の送別会みたいな泣き別れ芝居が繰り返され、〈無責任で甘ったれた日本人の姿〉を見せつけられます。凡百の「英霊悪用型善戦史観プロパガンダ」に留まらず、自爆攻撃という「無意味の意味」を考察していけば、現代のテロに繋がる問題提起ができたのに…もったいない

(新・クチコミ200字評!第53回

 no title


メモ

◎脚本家、出てこい!!

登場人物がキチンと把握できない時点でアウト。

徳重聡・窪塚洋介筒井道隆の三人はなんとかわかるんですが

ハーモニカの巧い奴とか似顔絵の巧い奴とかアリランを歌う奴とか

いっぱい出て来る隊員が最後までごっちゃになります。

窪塚氏なんか最初出てきたと思ったら途中全く姿を消してるし…

キャラクターをもう少し絞って、それぞれの生い立ちや家庭環境などを

掘り下げる、というのが妥当なやり方だと思うんですが。

(だいたいこんな浅い人物設定じゃ共感できないもんなあ…)

まあ「どうやって女の子に睡眠薬を飲ませるか」とか

「どうやって障子に穴を開けるか」みたいなリアリティは

望むべくもないとは思いますが……


◎かなりルーズな本編班、CGで大健闘の特撮班。

デスラー総統こと伊武雅刀さん扮する「大西瀧治郎中将」が

将校会議で特攻作戦の指示を出す緊迫の場面……

テーブルの上にはド派手なトロピカルジュースが!!

「ここは笑わせたいのかな?」と悩んでしまいましたよ。

新城卓監督&中田信一郎監督補の「今村昌平門下」コンビは

ロングサイズで1シーン1カットという処理が多いんですが、

これを徹底するあまり、なんだか舞台中継みたいになるんですよね。

明日出撃という特攻隊員の少年が"なでしこ隊"の多部未華子さんに

「貴方が持っていてください」と渡す本は何なのか?

「死ににいく」人がどういう本を愛読していたか、

その題名によってドラマはグッと盛り上がる筈ですが、

そういうことには全く興味を示さず、

ただただ台詞をやり取りして、泣いて泣かれてを繰り返す。

3割くらい入った場内でもらい泣きしているお客さんに

「日本には"もっといい戦争映画"がいっぱいありますよー!!」

と呼びかけたくなりました。

たとえば……

あゝ同期の桜【DVD】

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とか

あゝ決戦航空隊【DVD】

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人間魚雷 回天 [DVD]

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人間魚雷 あゝ回天特別攻撃隊【DVD】

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肉弾 [DVD]

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血と砂 [DVD]

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大日本帝国【DVD】

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とか……(枚挙に暇なし)


一方、「戦隊シリーズ」をはじめ東映作品でお馴染みの

佛田洋さん率いる特撮班は健闘。

知覧の上空にヌーっと現れた米軍機の銀色の機体から

パラパラパラ…と爆弾が落ちていく美しい(失礼)場面をはじめ、

特撮になると盛り上がるという由々しき状態に(苦笑)

最後の出撃は『硫黄島からの手紙』よろしく洋上に列をなす米艦隊、

飛び散る血飛沫などなど「別の映画」かと思うくらいです。


◎「特攻の母」鳥濱トメさんは……

戦後、米兵の世話もして(というより地元警察に「させられて」)

彼らにも慕われたそうで。

また、身寄りのない母子や孤児などの面倒を見たり、

つまりは「困っている人は助ける」博愛な方のようですが、

そういう話はこの映画には当然出てまいりません!!

ホタル帰る―特攻隊員と母トメと娘礼子

ホタル帰る―特攻隊員と母トメと娘礼子


最後はいつものアレで締めくくりましょう。

f:id:shimizu4310:20070410022923j:image 任期満了まであと3年11カ月。

宇宙戦艦ヤマト風にお読みください↑)

mochi-mmochi-m 2007/05/17 00:57 ホタルのCGはチープだなぁ、と感じましたけど。

43104310 2007/05/17 10:30 え、あれCGなんだ!(←わざとらしく)
『蛍川』(1987)くらいがんばってくれたらわかったのに……。

2007-03-19 苦しまぎれの丸5年!(本音)

shimizu43102007-03-19

[]200字×300本。

no title

まとめ= http://kckm200.exblog.jp/

2003年

001.潤滑油(竹内信次+小林米作)

002.Long Live His Majesty(キム・ギョンマン)

003.815(中国正一)

004.東京静脈 TOKYO VEIN(野田真外+押井守)

005.土徳 焼跡地に生かされて(青原さとし)

006.NONFIX「サダムの負の遺産 秘密警察を暴く」(遠藤盛章)

007.白いテーブルクロス(狩野志歩)

008.炭都シンフォニー 三池炭鉱(やま)からの声(熊谷博子+大津幸四郎)

009.dial H-I-S-T-O-R-Y(ヨハン・グリモンプレ)

010.モモンガの森(室井康勝+細江真佐留)

011.タカダワタル的(タナダユキ)

012.ニッポン・戦争・私 2003(VIDEOACT!)

013.私たちは忘れない 感謝と祈りと誇りを(日本会議英霊にこたえる会)

2004年

014.アフリカへの想い(レイ・ミュラー)

015.連句アニメーション 冬の日〜冬の日の詩人たち(和田敏克)

016.世界潮流2003「ANIMEが世界を駆けめぐる」(谷卓生+今井陽子)

017.コミット?(梅山景央)

018.ヒバクシャ 世界の終わりに(鎌仲ひとみ)

019.味(李纓)

020.三匹の小熊さん(岩崎昶+村山知義)

021.六月の勝利の歌を忘れない(岩井俊二)

022.青きテハミング(国本隆史+井川広太郎)

023.自転車でいこう(杉本信昭)

024.乙女のゐる基地(佐々木康)

025.海上自衛隊コマーシャル 愛と平和のダンス篇(海上自衛隊)

026.山中常盤(羽田澄子)

027.やくざ残酷秘録 片腕切断(安藤昇+椎塚彰)

028.戦場の夏休み 小学2年生の見たイラク魂(吉岡逸夫)

029.備後表(遠藤伸幸)

030.1:99 電影行動(チャウ・シンチーほか)

031.燃える男長嶋茂雄 栄光の背番号3(河辺和夫+小笠原基生)

032.集団自殺ネット(白石晃士)

033.イノセンス(押井守)

034.脳の生命誌(永田雅一中村桂子)

035.薩摩の水車カラクリ(鈴木康敬)

036.靖国で会った人たち(藤森久嗣)

037.あはは おほほ(田村一郎)

038.激動の昭和史 沖縄決戦(岡本喜八)

039.われら生コン労働者(小林アツシ)

040.観音菩薩・母光(村上賢司)

041.中学生日記「ピース!〜ぼくたちの戦争と平和」(若井俊一郎)

042.大虐殺(小森白)

043.どこかの誰か(川部良太+風澤勇介+藤野史)

044.酔中日記(かわなかのぶひろ)

045.刺青(山崎英樹+長田勇市)

046.NONFIX「将軍様と見た夢〜金総書記の料理人が語る北の13年」(佐竹正任)

047.絵図に偲ぶ江戸のくらし―吉左衛門さんと町の人々(時枝俊江)

048.藤原美智子 綺麗へのパスポート(集英社 BAILA付録)

049.オーメンプロジェクト2004(酒徳ごうわく他)

050.トントンギコギコ 図工の時間(野中真理子)

051.まかせてイルか!(大地丙太郎)

052.麦客(まいか)〜中国・激突する鉄と鎌(佐野岳士)

053.それでも妻は登った(吉野和彦)

054.送還日記(キム・ドンウォン)

055.GREAT SOCIETY(おおえまさのり+マーヴィン・フィッシュマン)

056.にっぽん'69 セックス猟奇地帯(中島貞夫+竹中労)

057.アート・アイドル 声ちゃんの挑戦 変躰ランド(福居ショウジン)

058.陸☆海☆空〜LOVE&PEACE/PLANET(岡留臣兵)

059.NHKスペシャル「にっぽんの"ゴミ"、大陸へ渡る〜中国式リサイクル錬金術」(浅井健博)

060.テントからの報告(村上進+愛川直人)

061.ガチャピン チャレンジ★シリーズ(フジテレビKIDS)

062.炭鉱(ヤマ)に生きる(萩原吉弘)

063.Opinions(中野裕之ほか)

064.チーズとうじ虫(加藤治代)

065.わが道(新藤兼人)

066.ガイアの夜明けデパート攻防・三越VS伊勢丹」(木村直人)

067.彫る―棟方志功の世界(柳川武夫)

068.ハイビジョン特集「泥の街ジェンネをゆく〜西アフリカマリ共和国」(尾崎竜二)

069.海女のリャンさん(原村政樹)

070.BSドキュメンタリー「史上空前の論文捏造」(村松秀)

071.照明熊谷学校(伊藤正治+和田誠)

072.妄想代理人(今敏)

2005年

073.NHKスペシャル「イラク駐留 アメリカ州兵部隊」(迫田崇+クレイグ・ルナウドほか)

074.日本の素顔「自衛隊」(荻野吉和)

075.激闘の地平線(小森白)

076.われら!農民オーケストラ〜北の大地の賢治たち(吉雄孝紀)

077.罪の意味〜少年A仮退院と被害者家族の7年(柴谷真理子)

078.

079.箏(こと)の物語(池田達郎)

080.辺野古の闘いの記録 その1〜その5(大島和典)

081.不安な質問(松川八洲雄)

082.ぼくのいる街―写真集「銀座と戦争」より(黒木和雄)

083.ローレライ(樋口真嗣)

084.Little Birds―イラク 戦火の家族たち(綿井健陽)

085.痴呆性老人の世界(羽田澄子)

086.おぎやはぎの人体実験(マッコイ斉藤)

087.NHK特集「核戦争後の地球」(相田洋+小出五郎)

088.NONFIX「あぁ!哀愁の喫煙者!」(澤正郎)

089.NONFIX「シリーズ憲法 第96条・国民的憲法合宿」(伊原律+長嶋甲兵)

090.寺田寅彦〜ねえ君、不思議だと思いませんか?(萩原吉弘)

091.NONFIX「シリーズ憲法 第24条・僕たちの『男女平等』」(長谷川三郎)

092.NONFIX「シリーズ憲法 第25条・カケガエノナイモノ」(伊藤みさと)

093.べアテの贈りもの(藤原智子)

094.NONFIX「シリーズ憲法 第21条・表現の自由と責任を取材の現場で考えた」(佐野純ほか)

095.UNDERCOVER JAPAN(カンパニー松尾平野勝之+真喜屋力)

096.成瀬巳喜男 記憶の現場(石田朝也+芦澤明子)

097.ピンクリボン(藤井謙二郎)

098.憲法万華鏡(VIDEOACT!)

099.私がつくった番組「赤塚不二夫の激情NO.1」(佐藤輝雄)

100.映画 日本国憲法(ジャン・ユンカーマン)

101.ムツゴロウとこどもたち(徳永瑞夫)

102.ゼクシィ 結婚準備お役立ちDVD(リクルート ゼクシィ付録)

103.BSドキュメンタリーバグダッドを去る〜アーカンソー州兵任務終了」(遠藤長光+クレイグ・ルナウドほか)

104.宇宙戦争(スティーブン・スピルバーグ)

105.皇室日記「天皇皇后両陛下サイパン慰霊の旅」(大里武志)

106.盲ろう児―その教育(徳永瑞夫)

107.群集の行動を考える(新井慎一)

108.聖断〜昭和天皇、終戦への軌跡(近澤駿)

109.ETV特集「オレを覚えていてほしい〜ガン漂流・作家と読者の850日」(西島昌子)

110.日本鬼子 リーベンクイズ 日中15年戦争・元皇軍兵士の告白(松井稔)

111.心の杖として鏡として(萩原磨+高橋愼二)

112.平成職人の挑戦(乾弘明)

113.球界再編―始動(菅井秀一+テリー伊藤)

114.中毒同盟/父娘相愛?!(函館白百合学園高校放送部)

115.わたし達はこんなに働いてゐる(水木荘也+厚木たか)

116.YUMIKA 1989-1990 REMIX(カンパニー松尾)

117.わたしはナイロン(松本俊夫)

118.VENTRILOQUIST 腹話術師(Danny Kleinmann)

119.NHKスペシャル「"約束の地"からの撤退〜揺れるユダヤ人国家・イスラエル」(新田義貴+萬木洋)

120.軍需工場は、今(小林アツシ)

121.長崎の子(樋口源一郎)

122.森の朝ごはん(TOKYO FM+森達也)

123.不滅の男 エンケン日本武道館(遠藤賢司+長田勇市)

124.金洞山に挑戦(吉野和彦)

125.あの日 昭和20年の記憶(正岡裕之ほか)

126.きのこの世界(樋口源一郎)

127.野中兼山 流れる河は生きている(樋口源一郎)

128.婉という女(今井正)

129.ジョン・キャンディの大進撃(マイケル・ムーア)

130.大改造!!劇的ビフォーアフター「物件121 うるさい家」(高橋章良ほか)

131.オークション02 巨乳ちゃんと不思議ちゃん(カンパニー松尾)

132.男たちの大和/YAMATO(佐藤純弥)

133.八月拾五日のラストダンス(井出良英)

134.NHKスペシャル「戦争を記録した男たち ファインダーの中のベトナム戦争」(吉川武宏+角英夫)

2006年

135.鋼鉄交響樂(ヴァルター・ルットマン)

136.マンゴと黒砂糖〜今年もふるさとに帰る南洋群島帰還者たち(鯨エマ)

137.ガーダ パレスチナの詩(古居みずえ)

138.ホテル・ルワンダ(テリー・ジョージ)

139.ファンタスマゴリア 闇に封印された映像コレクション(山崎幹夫+村上賢司+宮崎淳+伊藤隆介+安原伸)

140.おはよう日本「95歳 映画への執念」(NHK)

141.テレメンタリー2006「海にすわる〜沖縄・辺野古 反基地600日の闘い」(三上智恵)

142.タッチ・ザ・サウンド(トーマス・リーデルシェイマー)

143.国鉄 21世紀をめざして(関川秀雄)

144.森達也の ドキュメンタリーは嘘をつく(村上賢司+向井康介+松江哲明)

145.映画は生きものの記録である 土本典昭の仕事(藤原敏史)

146.NHKスペシャルドキュメント北朝鮮」(川口潤+木下富夫+原田由香里)

147.憂國(三島由紀夫)

148.1952年メーデー(吉見泰)

149.日本残酷物語(中川信夫+小森白+高橋典)

150.東京のこだま「愛国心」(鳥山拡)

151.童貞。をプロデュース(松江哲明)

152.鑑賞用男性(野村芳太郎)

153.ワタシの王子(小口容子)

154.もっこす元気な愛(寺田靖範)

155.ヨコハマメリー(中村高寛)

156.純粋な喜び(アン・ジェフン+ハン・へジン)

157.ハイビジョン特集「この世界に 僕たちが生きてること」(西川啓)

158.ETV特集「中国映画を支えた日本人〜"満映"映画人 秘められた戦後」(甲斐道幸)

159.必殺!?ブレイキン・カンフー(Tommy Boy Films)

160.探偵!ナイトスクープ DVD傑作選(松本修ほか)

161.うずまきの彼方へ(山崎幹夫)

162.熊野古道(松川八洲雄)

163.あき巣―ある泥棒の告白(山崎大助)

164.岡本太郎作・幻の巨大壁画「明日の神話」除幕特番(大塚恭司ほか)

165.NHKスペシャルワーキングプア〜働いても働いても 豊かになれない」(板垣淑子+松島剛太+小林竜夫)

166.拝啓、扇千景様(村上賢司)

167.アヒルの子(小野さやか+山内大堂+大澤一生)

168.わたしのあしながおじさん(安原伸)

169.はっこう(熊谷まどか)

170.硫黄島(宇野重吉)

171.蟻の兵隊(池谷薫)

172.第三次世界大戦 四十一時間の恐怖(日高繁明)

173.私のこだわり人物伝「ジャイアント馬場・巨人伝説」(岡元啓+香山リカ)

174.東京のこだま「カメラがのぞいていた―青少年白書」(日本教育テレビ)

175.ユナイテッド93(ポール・グリーングラス)

176.内閣総理大臣 小泉純一郎〜歴史に残る2000日・5つの謎を解く(森田俊介+石田昌浩)

177.太陽(アレクサンドル・ソクーロフ)

178.NNNドキュメント'06「消える産声〜産科病棟で何が起きているのか」(大脇三千代+永田靖)

179.夜明けの国(時枝俊江)

180.白い長い線の記録(松本俊夫)

181.ドキュメント72時間「新宿東口 献血ルーム」(古屋敷将司)

182.ドラびでお のど自慢YMO(一楽儀光+伊藤隆之)

183.40歳の童貞男(ジャド・アパトウ+スティーヴ・カレル)

184.海底炭鉱に生きる−池島からの報告(野崎健輔)

185.大きな石小さな夜(居田伊佐雄)

186.プレミアム10「この世界に僕たちが生きてること」(西川啓)

187.めぐみ−引き裂かれた家族の30年(クリス・シェリダン+パティ・キム)

188.18年目の学園祭〜大人計画フェスティバル(川村史世)

189.二十一世紀初頭 東京における最底辺生活者の記録(寺田靖範)

190.硫黄島からの手紙(クリント・イーストウッド)

191.人のかたち(能瀬大助)

2007年

192.ドスペ!「根絶!飲酒運転〜犠牲者の視界」(藤好暁ほか)

193.山形は白い国−岡本太郎のやまがた讃歌(岡田喜一郎)

194.中江兆民〜一粒の民主の種子を(松川八洲雄)

195.市川崑物語(岩井俊二)

196.決戦!女子寮対男子寮(園子温)

197.電波に聴く(白井茂)

198.日曜洋画劇場 40周年記念 淀川長治の名画解説(テレビ朝日)

199.9.11-8.15 日本心中(大浦信行+辻智彦)

200.全力坂(長嶺正俊ほか)

201.童貞。をプロデュース2 ビューティフル・ドリーマー(松江哲明)

202.東京都知事選挙 外山恒一候補の政見放送(テレビ朝日・NHK)

203.DEEP SEA(3D)(ハワード・ホール)

204.実録白川和子 裸の履歴書(曽根中生)

205.大人の科学マガジン Vol.15 ふろく・紙フィルム映写機(学研)

206.新しい包装(中野剛宣)

207.運命の一手〜渡辺竜王VS人工知能ボナンザ(萬はじめ+辻本強)

208.リンガー! 替え玉★選手権(バリー・W・ブラウスタイン)

209.俺は、君のためにこそ死ににいく(新城卓+石原慎太郎)

210.その時歴史が動いた 第289回「憲法九条 平和への闘争」(池田謙二+猪俣修一+北川朗)

211.若い心の詩(浜田英夫)

212.御巣鷹山(渡辺文樹)

213.ふるさとからくり風土記―八女福島の灯籠人形(松川八洲雄)

214.選挙(想田和弘)

215.歩く 東京―広島平和行進(板谷紀之)

216.独立宣言(梅澤佳寛)

217.NNNドキュメント'07「声の壁〜発言できない議員」(大脇三千代)

218.Cuba/Okinawa サルサとチャンプルー(波多野哲朗)

219.コマンダンテ(オリバー・ストーン)

220.五重塔はなぜ倒れないか(浅野光彦)

221.ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習(ラリー・チャールズ)

222.腹腹時計(渡辺文樹)

223.水になった村(大西暢夫)

224.一万年、後…。(沖島勲)

225.遭難フリーター(岩淵弘樹)

226.籠の中の緑(丸谷肇)

227.新宿ガムテープ道案内のこと(トリオフォー・山下陽光)

228.流血の記録・砂川(亀井文夫)

229.基地はいらない どこにも(小林アツシ)

230.デコチャリ野郎(村上賢司)

231.シッコ SiCKO(マイケル・ムーア)

232.NHKスペシャル「人事も経理も中国へ」(小澤泰山)

233.となりの801ちゃん(寺内康太郎)

234.拝啓総理大臣様(野村芳太郎)

235.人間劇場「八ヶ岳山麓 地下足袋をはいた詩人」(河内紀)

236.さよなら絶望先生(新房昭之)

237.ヒミコさん(藤原章)

238.映画の都 ふたたび(飯塚俊男)

239.バックドロップ クルディスタン(野本大)

240.反射スル眼(亀井武彦)

241.ミリキタニの猫(リンダ・ハッテンドーフ)

242.藝州かやぶき紀行(青原さとし)

243.ハダカの城〜西宮冷蔵・水谷洋一(柴田誠)

244.田中徳三監督 少年河内音頭取り物語(河内家菊水丸田中徳三)

245.日立マクセル DVD ずっとずっと。新留小学校篇(久山弘史+山田高之)

246.ウリハッキョ(私たちの学校)(キム・ミョンジュン)

247.にっぽんの現場「“天国への引っ越し”手伝います〜東京 大田 遺品整理会社(細田直樹)

248.FUCK ファック(スティーヴ・アンダーソン)

249.性のめざめ(国映ビデオ+奈良林祥)

250.中学生日記(山下敦弘+Q.B.B.)

251.いのちの食べかた(ニコラウス・ゲイハルター)

252.ETV特集「愛と生を撮る〜女性映画監督は今」(森信潤子)

2008年

253.エラブの海(西尾善介)

254.バカロボ2007(土佐信道+山口洋輝)

255.ハナコサン(マキノ正博)

256.わたくしたちの小金井市(東映教育映画部)

257.68の車輪(森田実)

258.静かな空を〜横田基地による爆音被害をなくすために(小林アツシ)

259.ALLDAYS 二丁目の朝日(村上賢司)

260.たそがれ(いまおかしんじ)

261.NHKスペシャル「最期の願いをかなえたい〜在宅でがんを看取る」(八幡祐子)

262.NHKスペシャルミラクルボディー 第1回 アサファ・パウエル 史上最速の男」(小泉世里子)

263.ETV特集「小田実 遺す言葉」(大原れいこ)

264.生きていてよかった(亀井文夫)

265.ノンフィクション劇場「市民戦争」(土本典昭)

266.旅立ちの青春−九電技術研修生の記録(長井博)

267.バグダッド 青春グラフィティー The Boys from Baghdad High(Ivan O'Mahoney+Laura Winter)

268.十歳のきみへ〜いのちの授業(今泉文子+土本亜理子)

269.The Chaser's War on Everything「日本人“を”調査捕鯨 Harpooning Japanese」(オーストラリア放送協会)

270.喜劇 あゝ軍歌(前田陽一)

271.パレスチナ1948 NAKBA(広河隆一)

272.あたえられるか否か〜徳川埋蔵金120年目の挑戦(安部一世)

273.団地日和(仁田美帆)

274.船、山をのぼる(本田孝義)

275.花はどこへいった(坂田雅子)

276.アイムボカン〜地雷撤去という超セレブな夢(Chim↑Pom!!)

277.南京の真実 第一部 七人の「死刑囚」(水島総)

278.NNNドキュメント「兵士たちが記録した 南京大虐殺」(中村明)

279.津軽の地蔵(ジンジョ)さま(鈴木康敬)

280.茨の同盟(吉田和史)

281.色彩の記憶(御法川修)

282.緑の海平線〜台湾少年工の物語(郭亮吟+藤田修平)

283.中村三郎上等兵(中村のり子)

284.報道の魂「追悼 村木良彦 「あの時だったかもしれない」〜テレビにとって「私」とは何か」(是枝裕和)

285.わたしが子どもだったころ「hungry〜野村克也的飢餓人生」(五十嵐久美子)

286.200年後のゆりかもめ(cat2525jp)

287.ノモンハン/天皇伝説(渡辺文樹)

288.実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)(若松孝二)

289.宅建ダイナマイト受験ラジオ 第34回 横浜・黄金伝説(大澤茂雄)

290.ある機関助士(土本典昭)

291.靖国 YASUKUNI(李纓)

292.裁判長のお弁当(齋藤潤一)

293.ハイビジョン特集「わが家」(西川啓)

294.火垂るの墓(日向寺太郎)

295.NNNドキュメント'78「一幕一場・沖縄人類館」(森口豁)

296.ドキュメント沖縄「OKINAWA1948‐49:アメリカ人が写した人々の記録」(NHK沖縄)

297.日本のアウトサイダーアート 1「人のカタチ」(代島治彦)

298.ぼくらはもう帰れない(藤原敏史)

299.アクロス・ザ・ユニバース(ジュリー・テイモア)

300.いのちの作法〜沢内「生命行政」を受け継ぐ者たち(小池征人)

……そもそもは「ドキュメンタリー映画専門誌」という性格上

どうしても「敷居が高くなる」ことを予測して、

少しでもその敷居を下げよう!と企んで始めてみたんですが、

いやはや、下げ過ぎてしまいました(苦笑)

好き勝手なことを申し上げてご迷惑をおかけした作者の皆様に

お詫び申し上げます。

得たものとしては……………

ケータイで書けるようになったことでしょうか(とほほ)

2005-07-29 つい最近の話になってきました。

[]戦争・戦後映画60本ノック(7)

42『コーカサスの虜』

1996年・カザフスタン/監督:セルゲイ・ボドロフ

【ナミダ涙の内戦青春物語】

最近の戦争を舞台にした映画は?ということで、これはチェチェンで

捕虜になったロシア兵のお話。都会育ちの青年が、中世そのままのよ

うな村に囚われる様子は、ともすればタイムスリップ物に見えたりも

します…ん?『戦国自衛隊』?!そう言えば“内戦”って、日本史で言え

ば戦国時代のことなの?だったら西南戦争も?…大幅に脱線しました

が、主人公の身柄解放交渉に、彼のお母さんが直接現地に来る、その

距離感も面白かったです。

コーカサスの虜 [DVD]

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43『バトル・ロワイアル』

2000年・東映ほか/監督:深作欣二 原作:高見広春 脚色:深作健太

【「僕の中学時代も皆殺しでした」】

先日の事件*1の“参考映画”とする報道への反発を聞きませんが、制作発表時

「僕の中学時代も皆殺しでした」と語った深作監督の思いを、結局誰も

受け止めなかったってことですかね?なぜ彼が『ひめゆりの塔』でも

『白虎隊』でもなく『バトル・ロワイアル』を作ったのか?灯台に籠った

仲良しグループが自分可愛さに相討ちする場面で何を言いたかったのか?

「子供には理解できない」という声は、感受性の劣化を奨励していると

思いますが。

バトル・ロワイアル 特別篇 [DVD]

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44『パール・ハーバー』

2001年・アメリカ/監督:マイケル・ベイ 脚本:ランダル・ウォレス

【戦記アトラクション:ディズニー製】

さすがディズニー製、「カリブの海賊」「ホーンテッドマンション」

と同種の「パール・ハーバー」という名の大型アトラクションです。

『遊び方=アナタは米軍のパイロット、彼女は看護婦、恋あり三角関係

 あり日本軍の奇襲ありとイベント盛り沢山、敵を叩いて目指せ英雄!』

なんて立て札が入口にあるとピッタリ。主役たちが“観光地でハメを

はずす馬鹿ップル”みたいに見えるのも、これで納得です。真珠湾も

昭和も遠くなりにけり。

パール・ハーバー 特別版 [DVD]

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45『815』

2002年・東風/監督・脚本:中国正一

【防人VSミサイルの1000年戦争】

九州発・2時間半の大アングラムービー。デリヘル嬢・自衛隊・ヤクの

売人・ゲイ・在日などなど30人以上の雑多なキャラクターたちが繰り

広げる狂躁の終戦記念日。雑然とした現代日本の姿を、命中弾も不発弾

も合わせてひたすら発射され続けるエピソードの羅列で捉えようとする

エネルギーに圧倒されました。「北の国から」飛んで来たミサイルを

古代の防人が復活して迎え撃つというデタラメ極まる展開は拍手喝采

モノ。(neoneo 1号-2003.11.1-より)

東風HP→http://www3.to/tofu1997/


46『土徳 焼跡地に生かされて』

2003年/監督:青原さとし

【ホーム・ムービーが語る広島の面影】

広島市内のお寺の次男・青原監督の家族史が、原爆で死んでいった人た

ちの生活と、生き残った人たちの再起への足どりを発掘していく「壮大

なホーム・ムービー」。校長を務める学校の跡に血まみれのまま通い

続けた祖父・慶哉さんの真摯な姿や、家族を失った父・淳信さんを支え

た門徒代表・三浦のおじさんの言葉が、当時を知る人々から語られると、

見る側にも映像として立ち上がってきて、しみじみと泣けました。

面白い!(neoneo 1号-2003.11.1-より)

※明日・7月30日(土)の「ヒロシマ平和映画祭2005」、

そして8月7日(日)の東京「メイシネマ上映会'05夏」で上映されます!

詳しくは作品サイトへ→http://www33.ocn.ne.jp/~dotoku/


47『私たちは忘れない 感謝と祈りと誇りを』

企画・制作:日本会議英霊にこたえる会

【戦記アトラクション:日本製】

「日本最古の軍事博物館」遊就館で連日上映中。題名通りの内容です

が、「英霊たちを忘れるな!」というメッセージが、見る者の歴史観

の違いを超えて大変わかりやすく伝わります。うっかりすると戦争に

負けたことすら忘れてしまうほどで、館内の感想ノートには若者の字

で「かっこ良かった」と書いてありました。靖國神社の営業努力には

感心したので、イラクでの殉職者(とうとう出ましたね…)もキチンと

讃えてほしいです。だめ?(neoneo 4号-2003.12.15-より)

※靖國神社遊就館 http://www.yasukuni.or.jp/


48『靖国で会った人たち』

2003年・映画美学校/監督:藤森久嗣

【靖国には「体験世代」と「ファンタジー世代」がいらっしゃる】

お盆の東京と言えば今や風物詩とも言える小泉さんの靖国ゲリラ参拝。

今年の正月の「初詣ですから」はかなり秀逸な犯行声明?でしたが、

この作品は250万の英霊が冥る靖国神社に集まる軍人会・遺族会の人々

の、戦友や肉親を思う言葉を集め、政治やマスコミの世界でイメージ

だけが独り歩きしがちな「都心の異空間」を捉え直そうと試みます。

靖国無縁世代から出た「国立追悼施設」なる代替案にハッキリ否を

唱える彼らの姿に注目!(neoneo 12号-2004.05.01-より)

*1:去年の佐世保の事件のこと

2005-07-23 どっちを見るか…。

shimizu43102005-07-23

[]戦争・戦後映画60本ノック(6)

35『風の輝く朝に』

1984年・香港/監督:レオン・ポーチ(梁普智)

【恐怖の日本鬼子】

1941年、日本軍の香港攻略で運命を翻弄される三人組。まっすぐな暴れん坊

のカン、知略と侠気のフェイ、勝気なお嬢さんのナン。とびきり美男美女で

もない彼らの、とびきり激しい青春の日々が、とびきり悲しい結末を迎える

涙ナミダの名作。“暗黒の時代”をもたらした日本軍の非情さが否応なくドラ

マを盛り上げます。後年の『紅いコーリャン』『鬼が来た!』に至るまで、

中国人から見た「東洋鬼」は、日本人が見ても存分に怖いです…。


36『村と爆弾(稲草人)』

1987年・台湾/監督:ワン・トン(王童)

【民話調の厭戦】

『さよなら再見』『父さん』など、アンヴィヴァレントな対日感情を滲ませ

た台湾ニューウェーヴの中でも大好きな作品。日本統治下、村の畑に落ちた

米軍の不発弾。貴重な鉄を供出すればご褒美が貰えるらしいぞと、街まで運

んで行く兄弟の珍道中。爆弾を“宝物”扱いして記念写真まで撮る落語的展開

の裏に、徴兵で村を出て行った若者が白木の箱に入って帰還してくるという

時代背景も並走し、民話テイストの重喜劇が味わえます。

http://www.informatics.tuad.ac.jp/net-expo/asian-cinema/taiwan/film/ja/film10.html


37『ゴキブリたちの黄昏』

1987年・TYO=キティフィルム/監督・脚本:吉田博昭

【ゴキブリ民族の自惚れ史観】

ジャパン・バッシングが叫ばれた頃に狂い咲いた、究極の“自虐的”日本人

像。平和と繁栄を謳歌するゴキブリ社会が、家主=アメリカの気まぐれで

突然滅亡の危機に瀕するという“お伽噺”は、率直過ぎて笑うに笑えなかっ

たのか、評判はイマイチでした。久米宏似のゴキブリが司会を務める「終

戦記念日特番」で“私たちの今日の繁栄はアメリカさんのお蔭です”と感謝

するゴキブリたちに大笑いしたんですが…やっぱり笑えませんかねぇ?

ゴキブリたちの黄昏 [VHS]

ゴキブリたちの黄昏 [VHS]


38『ほしをつぐもの』

1990年・北野アツシエーション/監督・脚本:小水一男(ガイラさん)

【生き残った方の『火垂るの墓』】

ウチの父(愛称・fanta-G)は学童疎開先でのひもじさが忘れられず“食うに

困らないと思って”食品会社に就職したそうですが、その話を思い出した映

画。東京空襲の報を聞いた子供達が家族の安否を確かめようと疎開先を脱走

し山奥に迷い込む物語が、弟二人を連れた長男として見知らぬ土地で暮らし

た父の心細さを想像させ、40年後に蜘蛛膜下出血で倒れた主人公が「それ

でも米が好き!」と叫ぶ唐突なラストも、なぜか納得できました。

ほしをつぐもの [VHS]

ほしをつぐもの [VHS]


39『八月の狂詩曲』

1991年・黒澤プロ=Future Film Enterprise?/

監督・脚本:黒澤明/原作:村田喜代子

【日本に都合のよいガイジン】

そんなぁ、リチャード・ギアに謝られてもなぁ…結局、彼の役柄は“アメ

リカ”という記号に他ならず、その彼に先手を取られて“日本”が再び敗北

を喫しているのに、一体何人が気付いたか、作者はそこまで意図していた

か?意図しなくてもハッキリ敗北しちゃってますから、そこが最大の見所

かも。ああやっぱり日本人は拙い英語と愛想笑いでしか外人さんと向き合

えないのね、謝ったりするのもヘタなのね…ということがよく描けていま

すよ。

八月の狂詩曲 [DVD]

八月の狂詩曲 [DVD]


40『わたしのあしながおじさん

1993年/監督・脚本:安原伸

【戦争「映画」世代のアンサー】

戦争映画を観て育った世代の“アンサー”としての8mm自主映画。太平洋

戦争が40年以上も続く世界で、若い兵士が戦災孤児の少女の「あしなが

おじさん」になる物語…『火垂るの墓』の影響が大のアンハッピーエンド

に象徴される“学んだ知識としての戦争”の集積結果という意味では案外

『パール・ハーバー』も同類だったりして?焼跡の場面は『まあだだよ』

のオープンセットに勝手に侵入して(!)撮っただけあって、無駄に迫力満

点。

※セルVHS『国防挺身隊』に収録

(新宿ビデオマーケットや中野タコシェにあるはずです…)

ちなみに↓リアル国防挺身隊といえばこのヒトでしょう。

国防

国防


41『陽だまりの庭で』

1995年・フランス/監督・脚本:フィリップ・ド・ブロカ

【決戦下のルイス・キャロル?】

戦後50周年記念映画がドカドカ並んだ中でも笑えて泣ける貴重な存在。

花や動物を愛し、俗世間の戦争なんぞには目もくれなかった老教授が、

孫娘可愛さの余りフランス解放の戦いに身を投じる「強引なおとぎ話」。

孫を悲しませないためについた嘘が、雪達磨式にエスカレートしていく

バカバカしさに抱腹絶倒。この孫娘がまた反則的に可愛くて、頑固な

インテリのおじいちゃんを勇者に変身させるに足る「魔性」を、存分に

発揮してくれてます。

※ビデオ発売元:オンリー・ハーツ

2005-07-15 リアルタイムで見た時代になってきましたね。

shimizu43102005-07-15

[]戦争・戦後映画60本ノック(5)

28『NHK特集 東京大空襲』

1978年・NHK/構成:相田洋

【東京の傷痕】

小学生の頃に観て、もう怖くて怖くて…大空襲の翌朝、まだ煙が燻っている

ような焼跡で撮られた写真で構成されているのですが、その随所に横たわる

“丸焼き”の遺体は、正視するのが憚られる痛ましさ。被災から約30年経っ

てなお「○○さんは今でもあの辺りに近付かない」と証言するヒトが、自分

と同じ東京に住んでいることにも驚きました。今でもレンタルビデオ屋さん

に置いてあるこの作品、しかし借りる勇気がなかなか出ません…。

東京大空襲 [VHS]

東京大空襲 [VHS]

(上記写真の通り渋谷ツタヤで手に取ってみましたが、借りる勇気は…)


29『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』

1978年・オフィスアカデミー/監督:舛田利雄・松本零士

【激安自己犠牲大会】

『東京大空襲』にショックを受けた年の夏休みにはコレに泣かされてたんで

すから、まったくコドモだなぁ。中学生だった姉が女友達と行くのにくっつ

いて行ったんですが(渋谷文化会館…)劇場は女の子で満員!乗組員が次か

ら次へ壮烈な戦死を遂げるクライマックスに、もう客席は啜り泣きの嵐!

まるで“セカチュー”。でも、後で考えるとそんなに強い敵が誰だったかまる

で覚えてないんですよ(デスラー総統は味方じゃなかったっけ?)


30『ピカドン』

1978年・スタジオロータス/監督:木下蓮三

【"その瞬間"を目撃する10分間】

“その瞬間”人々はどのように殺されたのか?記録できない「被爆」の映像

表現として、この作品が他の映画とはっきり違うのは、アニメーション

いう「図解」に優れた手法で観客に“その瞬間”を目撃させてしまうこと。

10分の短編ながら観た人に一生消えないイメージを焼き付けるので、どう

しても敬遠されがちですが…木下蓮三さんは当時、朝の教育番組『カリ

キュラマシーン』でもシュール&グロテスクな味を醸し出してました。


31『族譜』

1978年・韓国/監督:イム・グォンテク 原作:梶山季之

【生まれて初めて見た韓国映画がコレですから】

NHKで放送されたので、これが最初に観た韓国映画。昭和14年の「創氏

改名」令により日本風の苗に改めることを強いられた地主が、一族の歴史を

記した家系図「族譜」を汚してしまったと、祖先に詫びながら自害する。

他国の文化の抹殺とはどういうことかが、当時の中学生にも理解できまし

た。今の“韓流”の盛り上がりは大いに結構ですが、単なるブームに終わら

ず、日本人に本当の意味での意識変革が起これば素晴らしいですねー。


32『子どものころ戦争があった』

1981年・松竹=ブンコープロ/監督:斉藤貞郎 脚本:鈴木尚之

【「萌え」系反戦映画】

学校の鑑賞教室で“観させられた”映画なのに、意外と覚えている同世代多

数。疎開先の祖母宅で「蔵に近付いたらいかん、オバケが出るから」と

言われた少年が見たものは…!と言ってもホラーではなく、ある少女との

出会いと別れの物語。結局のところ、色気づく年頃の男子(=私)に『戦争

はいけない』という意識を植え付けたのは「可愛い女の子に襲いかかる

悲劇」だったのかなー、なんて話を最近しました…いやぁお恥ずかしい。

子どものころ戦争があった [VHS]

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33『大日本帝国』

1982年・東映/監督:舛田利雄 脚本:笠原和夫

【関根恵子さんの説得力】

「大東亜戦争」の一部始終を3時間で語るので、どうしてもスター競演再現

ドラマ数珠つなぎになるのですが、最大の見所は関根(高橋)恵子さん!死に

急ごうとする旦那(あおい輝彦)を体当たりで押し倒し「お願いだから生きて

帰って!」と言われては、どんな目に遭ってもちゃんと帰ります。あらゆる

史実よりもリアリティの点で勝っていたのが「ワイドスクリーン一杯に飛び

出すおっぱい」というのも、それはそれで説得力ありました。

大日本帝国 [DVD]

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34『終りに見た街』

1982年・テレビ朝日/監督:田中利一 原作・脚本:山田太一

【日本的な、きわめて日本的な悪夢】

反核運動が盛り上がり『ザ・デイ・アフター』が話題になった頃に、不意討

ちのように現れた終戦特番ドラマ。ある日突然戦時下にタイムスリップした

細川俊之が、周りの人々に「この戦争は負けるからやめよう」と呼び掛ける

が誰も相手にしない…今のテレビからは想像しにくい大胆企画ですが、いわ

ゆる「夢オチ」のラストも強烈。未見の方のためにあえて書きませんが、

ヒントは題名と『ザ・デイ・アフター』…もうバレバレ?

akirawakisakaakirawakisaka 2005/07/15 21:51 あの、少し気になるのですが、『終りに見た街』の放映は1982年8月16日、『ザ・デイ・アフター』のアメリカでの放映は、1983年11月20日になっていますが。前後関係はこれでいいんでしょうか?細かいことですいません。
http://www.tvdrama-db.com/yamada_taichi/taiti_ya.htm#1980
http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD3827/comment.html

しみず感謝ですしみず感謝です 2005/07/16 00:13 いえいえ。なるほど…前後関係はその通りだと思います。
『ザ・デイ・アフター』の日本公開日は1984年1月14日、
『アトミック・カフェ』も1983年8月15日公開でした。
ご指摘ありがとうございました。下記のように訂正してみます。

反核運動が盛り上がりを見せた1982年の夏に、不意討ちのように現れた終戦特番ドラ
マ。ある日突然戦時下にタイムスリップした細川俊之が、周りの人々に「この戦争は
負けるからやめよう、逃げよう!」と呼び掛けるが誰にも相手にされない…今のテレ
ビからは想像しにくい大胆企画ですが、いわゆる「夢オチ」のラストも強烈。未見の
方のためにあえて書きませんが、ヒントは題名と『ザ・デイ・アフター』…もうバレ
バレ?

1982年といえば、東映の『大日本帝国』と『FUTURE WAR 198X年』に上映反対運動があったのを覚えています。キネマ旬報の「映画界10大ニュース」37位に、
「『大日本帝国』目標におよばず、『198X年』惨敗、右傾化映画にかげり」
とあって、その言葉遣いにもすでに<時代>を感じます。
24位には
「10フィート運動で反核記録映画『にんげんをかえせ』など完成、好稼動率を示す」
…ってコレ、両方とも山田和夫さんの投票だ!!
映画以外では、吉本隆明さんが<ブーム>に違和感を表明した『「反核」異論』が1982年12月刊行のようです。