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2005-11-24 「おそらくDVDにならない迷作」ふたたび。

shimizu43102005-11-24

[][]『ラッキィ池田の振付仮面

1990年/53分/製作:パパドウ音楽出版+ポニーキャニオン

制作協力:シンエイアームズ/企画山田千代

プロデューサー:森亜野・石尾徹・男全修二/

監督:大嶋繁/脚本都築浩浦沢義雄

出演:ラッキィ池田小川範子鈴木晋介増田未亜

森口博子斉藤清六ルー大柴ジミー大西カーツ佐藤

関根勤宮沢りえ(声の出演)・かまやつひろし

A.シュワルツェネッガーのやかん体操宮沢りえカンフーダンスなど

人気CFの振付師として注目を集めたラッキィ池田。自らもタレントとして

ヴァラエティTVに神出鬼没、イマ最も'90年代的なアーティストであるとの

呼び声も高い。そのラッキィ池田企画段階から参加、主演、そして初の

歌も収録してしまったのがこのビデオ作品。その名も「振付仮面」。

なんでも踊りで解決しちゃう!?というスーパー・ポップ・ヒーロー物語

なのである。敵役を演じるのはムッシュかまやつ。歌で世界を征服しようと

企む謎の怪人、ハッピー・キリギリースである。彼によって夢と踊りを

失ってしまった人々を振付仮面は救うことができるのか?

ラッキィvsハッピー、踊りvs歌のメタミュージカルが君のモニター

激しくクネッチョする……!!


ファイティングテーマインチキじゃない」ラッキィ池田

主題歌「すてきな僕ら」ムッシュかまやつ

挿入歌「バンバンバン」ムッシュかまやつ

(以上、ビデオジャケットより)


神保町でゲット(300円)。

見るからにムダな企画。そしてムダに豪華なゲスト陣。

くだらないとわかりきっているせいか、意外と楽しめました(笑)

ラッキィさんの踊りを今あらためて見ると相当シュールですね。

徹底して意味のない踊り(関根勤さんに通じる芸風)が、

余計なドラマを省いてひたすら繰り出される展開にちょっと好感も…。

かつて猖獗をきわめた(!)キャラクターの貴重な映像資料と言えましょう。

(清六さんは当時既に出るだけで資料的価値がありましたが)

踊りの素晴らしさを力説する振付仮面に反論するムッシュのセリフ


「お前は知らないかもしれないけど

 オレは昔スタジオNo.1ダンサーズにいたんだよ。

 踊りは疲れるからヤだよ」


は、なかなか含蓄のあるセリフだと思いました。


余談としては監督の大嶋繁さん、

制作のシンエイアームズ所属のCMディレクターとして

観月ありさ出演の「キリン・シャッセ」などを手がけていましたが、

その他にも手塚眞作品のスタッフだったり(大学の同級生らしい)、

小林弘利氏の小説集英社コバルト文庫など)の挿絵担当していたり、

極め付けは「オノデンボーヤの歌」の作詞者だったりという

不思議な業績をお持ちです。

ラッキィ池田ラッキィ池田 2005/12/06 01:38 素敵なコメントありがとうございます!
今の妻にも「何これ?見ていて辛い」と
相手にされなかった、作品です。
僕本人、今もほとんどやっている事は
変わりませんので、当時はいかに世間が
こちらに近かったかがうかがえます。
今、企画したら誰が出演してくれるでしょうね?

43104310 2005/12/07 03:24 失礼な発言の数々、お許しください……。
でもやっぱり、発売当時より今見た方が面白く思えました!
おかげさまで「♪耳たぶ〜、耳たぶ〜」が頭の中で繰り返し再生されています。
ひょっとしたら10年くらいの周期でラッキィさんの時代が回ってくるんじゃないでしょうか?

2005-07-13 「未来」の今月号に注目!

shimizu43102005-07-13

[]頒布版『憲法万華鏡

頒価=製作実費のみ 1,000円(上映権付)

収録作品

本田孝義『うだうだと』

佐々木健&太田Doko『憲法9条いまこそ旬』

土屋トカチ『われたツメ』

齋藤茂樹+杉本健太郎『不可視オイディプス王

忍者ハッタリ君『伊東クン徴兵されるの巻』

GPPAC JAPAN/高部優子『紛争予防にGPPACと憲法9条

駒崎絵美あいまいな条文に喝!20条を国民はどう下す!?』

シグロ『映画 日本国憲法 予告篇』

池尾夢矢『紅葉と梅といのししと桜』

清水浩之『レギュラー3本』

土屋 豊『もしも、私が、天皇だったら』

岡澤 崇『統合・失調』

加藤久美子『信教の自由とヤスクニ〜あんにょん・サヨナラ 予告篇』

小林アツシ『最後のよりどころ』


侮れない作品が粒揃い!ホントですってば。

http://videoact.jp/3min/index.html

かわら版サイトーかわら版サイトー 2005/07/14 10:05 昨日は短篇調査団どころか、neoneo坐初体験の友人オンナノコちゃんを〈音楽の巻〉にお連れした。思いのほか、心の底の方から喜んでおりましたのでしみず氏にご報告。「楽しかった」「充実した一日の終わりを過ごせた」の連発で、私も、うれしかった。彼女は幼少期にヤマハでピアノレッスン経験があったとかで(私も上映後に知ったのですが)、それが妙な親近感になって、「neoneo坐に連れてきてくれてありがとう」という、最上級の御礼につながったようでした。だから、わたしもしみずさんにお礼を。。。「月に2回、短篇世界への誘い、ありがとうございます」
ちなみに、neoneo坐通信、かわら版最新号(7月号vol.5)にも、岡田秀則さんが科特隊「オカダ隊員」として、執筆してくださっています!ので、みなさん、こちらもよろしくです♪

しみずしみず 2005/07/14 18:26 そんなに楽しんでいただけたとは、ちょっと恐縮です…。
でも、お客さんがニコニコしてお帰りになる時が「短篇調査団」の醍醐味かも知れませんので、これからもヘンな映画を探していきたいと思います(謎の決意表明)。
neoneo坐通信かわら版、白黒印刷のハンデを逆手に取った(?)デザインの妙が素敵です。最近都内の意外なところに出没してますね。皆さんもぜひご一読を!

2005-03-18 第一回・おそらくDVDにならない迷作まつり。

shimizu43102005-03-18

[][]第一回・おそらくDVDにならない迷作まつり。

ビデオ屋さんでは中古VHSソフトのワゴンセールが

盛んですが、

「コレはぜっっったい!!DVDにはならない!!」

と断言したくなる、不良債権化したソフトたちの存在に注目しましょう!

買うなら今だ!!

(また無駄なことを…)


『エイズ〜間違いだらけのSEX知識〜』

1987年/30分 発売元:にっかつ 製作協力:フィルムキッズ

監督:廣木隆一 構成:多摩いづみ 出演:前川麻子 千田浩

監修&出演:増田豊先生(新宿東京病院長)

『彼女と彼はアツアツの婚約中…

 けれど最近話題のエイズが気になって妙によそよそしい2人。

 喫茶店のストロー、抱擁、キッス、SEXなどなど…

 こんなことで2人の熱が冷めてしまっては大変!

 コメディタッチのショートストーリーの合間に、

 TVで人気の新宿東京病院院長(医学博士)増田豊先生が、

 エイズに関する正しい情報・知識をわかりやすく解説。』

ビデオジャケットより)


村上賢司さんが地元の中古ビデオ屋さんで購入(100円とのこと)。

お借りしたら「返さなくてもいいです!」と言われました。

見てみると…うーむ、なんて投げやりなビデオだ(苦笑)

要するに「心配だったら検査に行け!」っていうだけのメッセージを、

「エイジさん(男の役名)、東北訛りだとエイズさん」のような

お寒いギャグのつるべ打ちで伝えてくれます。こりゃ100円でも高い。

ロマンポルノ末期の名作『母娘監禁・牝』(1987)が素晴らしかった

前川麻子さん(現・作家)、よくもまあ出演しました。お宝度満点。

ナウなヤングのシティライフを絵に描いたようなベッドルームに

コンドーム風船が飛び交うという、今となっては痛恨の演出も、

"シティ・ピンクの星"と謳われた廣木監督らしいなあ。

(『ロマン子クラブ』(1986)新宿にっかつで見ました…

 渡部篤郎さんが出てました…)


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『イデア』

1988年/90分 発売元:ポニーキャニオン 製作:ファイブ・エース

監督脚本:林海象 撮影:長田勇市

キャスト:清田益章 志賀一雅 白木麻弥 修健

トークゲスト:大島渚 中沢新一 ほか

『世界初!SFX映画を超えたサイキックエフェクツムービー』

ビデオジャケットより)

IDEA(イデア) [VHS]

IDEA(イデア) [VHS]

監督が『夢みるように眠りたい』(1986)で脚光を浴びた直後の作品。

要するに清田くん主演のスプーン曲げ実録ビデオですが、

わざわざ16ミリフィルムで撮影していることと、

「超能力コーナー」の合間に実験映画ビデオアートかという

謎のイメージシーンが挟まれているのが特徴でしょうか。

冒頭のスプーン曲げ、10分近い長回しでいつも睡魔に襲われます。

神保町駅近くの中古ビデオ屋さんで購入(500円)。


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『ゆきゆきて人間バズーカ 高野拳磁&サスケ・荒野の二丁拳銃』

1995年/60分 発売元:ダブルクロス 企画構成協力:紙のプロレス

監督:ザ・グレート・サスケ 主演:高野拳磁

『史上初!レスラーがレスラーを撮る!

 前代未聞の試合&バズーカ映像!!』

ビデオジャケットより)

「紙のプロレス」という雑誌、創刊当初は「本の雑誌」の影響大の

"何でもアリ雑誌"として猛烈に面白かったです。

プロレスラーも自分達もオモチャにする編集姿勢が素敵だったなー。

書評家の吉田豪さん、『東京ゾンビ』の漫画家・花くまゆうさくさんなど、

いろいろ面白い才能を輩出していました。

「紙プロ・映像版」みたいなこのビデオは…まあ、

題名(たぶん疾走プロは知らないでしょう)と人選が全てのような気も。

監督さんは現・岩手県議ですか)

『タイガーマスク』でお馴染みグレート・ゼブラ(中の人は…)が活躍する

ほのぼのした好篇です。新宿ツタヤで購入(200円)。


第二回につづく(つづくな)

matsuematsue 2005/03/19 03:11 僕もDVDにならないであろうVHSを集めています。主に企画AVですが。「ゆきゆきて人間バズーカ」懐かしい…。どこにでもあるけど、中身は見たことがないビデオ。まさに珍作。超能力つながりなら僕はタカツカヒカルを「北京原人」の監督が撮ったビデオがあります。こんなものを全国公開してたなんて…。第二回も期待しています。

しみずしみず 2005/03/19 03:37 コメントありがとうございます!廃盤企画AVの名作、ぜひ保護してください!冗談抜きで文化財保護活動だと思います。