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清水正ブログ

2016-04-09

高見沢摂子さんの絵

高見沢摂子さんの絵

今日は昨日に続いて再びあびこ市民プラザで開催されている展示会「第12回 デッサン・ド・ヌーヴ会展」に出かけた。高見沢摂子さんの絵を写真撮影するためである。昨日は高見沢さんと話すことができた。前回の展示会でも注目していたが、展示されている絵の中で最も挑戦的なオーラを放っている。立ち止まってしばし描かれた女を見る。世界に向けて開かれている。が、同時に閉ざしている。欲望と抑制がかろうじてバランスをとっている。挑戦的に見えるのは、私を丸ごと理解できる者などいないだろう、という思いを全身で表現しているからだろう。抱けるものなら抱いてみな、という大胆な挑戦があり、同時に深い絶望をも抱えている。吊り上って瞳を描かれていない女の白い空白な眼は、だがよく世界を見た目である。世界をよく見た瞳が、同時に世界に対して無関心を装っている。何か、とんでもない裏切りにでもあって、世界に参加することを躊躇しているかのようにも見える。瞳の描かれていない両目は女が空虚を抱きかかえていることを示しているが、この空虚は、何か熱いものを欲している。この女の欲求しているものを十分満たしてくれる者はいるのか。女は求めている。が、深くあきらめてもいる。こういう精神状態が続くと、誰しも道化を演じたくなる。この道化が化粧を落として鏡の前に立てば、孤独な白い目の女が現れる。


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2014-02-02

第十四回「モンステラアート展(油彩画)」

清水正への原稿・講演依頼は  qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp 宛にお申込みください。ドストエフスキー宮沢賢治宮崎駿今村昌平林芙美子つげ義春日野日出志などについての講演を引き受けます。


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四六判並製160頁 定価1200円+税


第十四回「モンステラアート展(油彩画)」を観る。あびこ市民プラザで二月五日まで開催している。


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受付をされていた川越淳子さん(右)と橋本由紀子さん



木村利加子さんの作品

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松本昭子さんの作品f:id:shimizumasashi:20140202131415j:image

及川政子さんの作品f:id:shimizumasashi:20140202131525j:imagef:id:shimizumasashi:20140202131533j:image


橋本由紀子さんの作品

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川越淳子さんの作品f:id:shimizumasashi:20140202132222j:image

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2014-01-18

柴田香蒲主催「第四回 いけばな小原流 柴田香蒲社中展 花のシンフォニー」を観る

本日はあびこ市民プラザで開催中の柴田香蒲主催「第四回 いけばな小原流 柴田香蒲社中展 花のシンフォニー」を観るあびこショッピングプラザの喫茶店で卒業論文を読む前に立ち寄ったのだが、展示作品に心動くものがあったので主催者の柴田香蒲さんにお話をうかがうことにした。生花も現代ではさまざまな実験的試みがされているようで、花、その他の素材もおとなしく花瓶におさまっているわけにはいかないようだ。花、葉、木などの素材が、〈いけばな〉という創造作品にまとめられている。さまざまな形の花瓶にさまざまな素材が組み合わされ、ひとつのまとまりのある世界が構築されている。作品を見ながら、絵画や他の造形芸術につながるものを感じた。同時に、生花という伝統に新しい風を送り込もうという主催者の革新的な情熱と創造力も感じた。開催日は本日と明日の二日間ということで、〈いけばな〉は瞬間的な芸術の一種であることもあらためて感じた。瞬間の永遠性を密かに願いながら何点かの作品を撮影したので紹介しておきたい。

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2013-09-16

結成四十周年 我孫子市書道連盟展

台風も通り過ぎたようなので、我孫子のエスパまで歩いてロッテリアでアイスコーヒーをすすりながら『浮雲』論を執筆。一時間ほど書いて我孫子市民プラザ・ギャラリーを覗く。 「結成四十周年 我孫子市書道連盟展」が開催されていた。観ていると、とつぜん「先生」と声をかけられる。誰かと思えばご近所の児玉さん。はじめ何のことやらわからなかったのだが、児玉さんは書家でこの展示会に出品していることが理解できた。児玉さんの作品を拝見しながら説明を聞く。その後、出品作品について説明を聞きながら、「我孫子市書道連盟」四十年の歴史についても話を聞くことができた。初代会長吉野青雨に触れたときに、「現在の会長さんはどなたなんですか」と質問した。すると児玉さんはさりげなく写真を指さされた。そこには現在の会長として児玉壽雲とあった。失礼ながら、児玉さんが会長を務められているとは存じなかった。雅号の壽雲は、初代副会長二階堂玉雲からいただいたということであった。わたしは高校時代の書道の先生から清水空雲という雅号をいただいた。空雲という名前をわたしは気にいっている。生意気な生徒で、なぜ書は黒い墨で書かなければいけないのだ、などと言っていたのだが、今は、書道教育に情熱をおしみなく注いでいた先生を懐かしく思い出す。f:id:shimizumasashi:20130916155138j:image

児玉壽雲氏とその作品

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2013-03-20

「横内明美・自選展」

いつの間にか春になった。散歩していると桜の花が目に入ってくる。ゆっくりと歩いて春の午後を満喫する。

あびこ市民プラザギャラリーに立ち寄ると「横内明美・自選展」が開催されていた。会場に入ったとたんに<横内明美ワールド>がまばゆいばかりに迫ってくる。久しぶりに芳しい芸術を体感する。感性が全開、頭脳も明晰になる。十七歳の時の自画像に何か惹かれるものを感じた。芸大入試前の作品もいい。古楽器奏者(吟遊詩人)を題材にした作品が多かったが、自在な精神、解放された精神が横溢している。マチス、シャガールに通ずる色彩、構図も連想したが、横内明美独自の世界が創出されていることは確かだ。形にこだわらない自在な精神が、独自の絵画時空を織りなしている。会場に置かれた何点かの彫像も心をなごます。赤子のような無垢と母性の豊饒、女性の聖性をそこはかとなく感じさせる。こういう塑像に囲まれ、まどろみの時をすごしたくなる。会場全体が詩情豊かな母性的な癒しの空間とも化している。パリを題材にしたパステルには透明感あふれるインテリジェンスが漂っている。ぜひ、横内さんにお話しを伺いたいと思ったが、残念ながらこの日はお会いすることができなかった。

受付のひとによれば、横内さんは我孫子在住三十年だそうである。横内さんの描く「手賀沼」は我孫子に生まれ育ったわたしには、斬新で、面白かった。手賀沼が一瞬にしてパリ風な化粧で、妖しい魅力を発揮している。それでいてやっぱり我孫子の手賀沼であることにちがいなく、横内さんの画力を感じた。f:id:shimizumasashi:20130320122411j:image

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