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明日は聖バレンタインの日ですね。
我が家ではすでにバレンタインのショコラを頂きました。
ロイズ 生チョコレート[山崎シェリーウッド]
http://www.e-royce.com/items/nama/1189089_1207.php?index&tp=sc_limited_q
もうもうもうもうもうもうもうもうもうもうもうもう
もう最高!!!
こんなにおいしいバレンタインチョコラータは初めてです!!非常においしい!!
ジャパニーズウイスキーの中でも指折りの銘酒、サントリーウイスキー山崎のシェリーウッドで熟成したウイスキーをロイズ専用ヴァッティングしたというなんとも贅沢な一品。なんと美味しいのでしょうか!?
生チョコですからウイスキーボンボンではなく、生チョコレートに練りこんであるのですが、山崎のほのかなピート香と甘味がチョコレートと相まって大変な美味です。本来ウイスキーとチョコレートは相性がいいのですが、これはウイスキーとチョコレートのフュージョンですね!!フュージョン!ハッ!!
普通にチョコをつまみにするよりも何倍もおいしいです。来年もぜひこれがほしい!!!
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京都・同和「裏」行政──現役市会議員が見た「虚構」と「真実」 (講談社+α新書)
- 作者: 村山祥栄
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/12/21
- メディア: 新書
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村山祥栄『京都・同和「裏」行政 現役市会議員が見た「虚実」と「真実」』
これ、おもしろかったyo!!
京都市民必読の書!!
以下、ネタバレ。
京都市行政の裏を議員の独自の調査に基づいて、税金の無駄遣いや官官の癒着を暴きだした傑作です。
独自の調査といっても、京都市の交通局にアポなし突撃をしたり、施設にアポなし取材をしたり、事務所の前で張り込んで職員の出入りを調べたりとなかなか探偵みたいな調査の方法をしています。さらに旧同和地区やその近隣住民にアンケートを行い、住民の意識を浮き彫りにしています。
そこからわかるのは市からの優遇政策によって逆差別が発生した歴史と市職員のおかしな勤務実態や癒着ぶりです。
以前テレビ等で京都市環境局・交通局職員、市役所内部の職員の一連の不祥事が相次ぎましたが、どうやら著者が先頭に立って不正を暴いていたそうです。
同和問題というといろんな意味で興味関心を引くテーマですが、この本は差別の歴史がどうのこうとかグダグダ書いておらず、もっぱら京都市行政の批判になっている点で面白く読めました。
ちょうど京都市は2月17日に市長選挙があり、著者も立候補するそうです。京都市に税金を払っている身としては、行く末が気になるところですね。
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- 作者: E.H.カー,E.H. Carr,清水幾太郎
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1962/03/20
- メディア: 新書
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現役の時に読んでおきゃよかったと思った歴史学徒必携の書。
以下、ネタバレ。
歴史とは何かという歴史学をやる上での至上命題について、カーは「現在と過去との対話」と言っています。
対話ってなんだ?対話って2人いないとできないし、2人は話をすることで相互に影響し合うよね。影響しあってお互いが変わっていくってことだね。
彼氏彼女の事情だね。
歴史とは、彼氏彼女の事情である。
歴史家と歴史的事実の関係だってそうだね。男がたくさんいる女の中から特定の女を選ぶかのように歴史的事実を選ぶ。足利尊氏が幕府を開いたという事実と、上桂庄の農民が毎朝ご飯を食べていたことは両方とも事実だけど、歴史家が発見し整理するまでは歴史的事実にはならない。
極論を言えば歴史は歴史家が作るもの。そして歴史家も歴史的産物である限り、その時代その時代の社会的影響を受けているのであります。社会科学一般は人間関係を研究する科学ですけど、人間を対象にしているだけに、観察する側も観察される側の行動で影響されるし、観察される側も観察結果に影響されて行動が変わるんです。
まさに人間関係ですね。人と人が出会って相互に行動が変わっていく。
歴史学とはこういうことを研究する学問なんですね。
現在ってどんどん過去になっていきますよね。どんどん未来が現在になっていきますよね。
著者は「歴史とは現在と過去との対話」と言っていますが、本文の中で以下のように言い直しています。
歴史とは過去の諸事件と次第に現われて来る未来の諸目的との間の対話と呼ぶべきであったかと思います。
先々どうなるかということに対して、過去との関係で考察する。これってすごいことだと思います。