JSF 2.0の@ManagedProperty

http://blogs.sun.com/arungupta/entry/totd_49_converting_a_jsf

JSF1.2まではXML定義の大変さで簡易DIが事実上使い物にならなかったけど、2.0からは@ManagedPropertyが普通に使われるかも。

こうなってくるとWebBeansの出番は減りそう。EJB3.1では普通にwarにアーカイブされるようになるし、管理BeanにDIは手軽に出来るし。ほんとうはEJB liteのときだけはEJB自体にスコープ持ってくれるのが一番楽だけれども。というかInjectの方法統一して欲しいかも。

こんなアドバイスをしなければならないこと自体、実に情けないことです

下流から見たIT業界 SEとPG、どっちが頭がいい?(2)
http://el.jibun.atmarkit.co.jp/karyu/2008/10/sepg2-0e2d.html

さっそく画面デザインと機能仕様書が渡されました。画面は数カ所のセクションに別れ、サブミットボタンも数個あります。たいへんなボリュームなのにそれを3日で作れという。

 その結果PGはどうしていたかというと、COBOLと同じように、すでに誰かが作ったクラスを流用して手直しして使っている。1リクエストに対して1クラス、それも1メソッドにすべての機能をコーディングしていました。当然メソッドのステップ数は数百に及びます。クラス構成もオブジェクト指向もありません。ただひたすらに急いで作って動けばいいという作り方です。こんな作り方ではかえって工数がかかってしまうのですが、そんなことおかまいなしです。

これが普通だと思ってる人は多そう。

このような開発を強いられたのはこのときだけで、これ以後こんなタコ部屋開発は経験したことがありませんが、もしかしたらまだどこかで、外国人PGを集めて同じ様な作り方をしているところがあるかもしれません。

外国人どころか日本人で普通にあると思うけど。

ごく少数のPGは実装技術の重要性に気がついて実装セクションに残ろうとしますが、そんな「変わり者」のキャリアパスを許容してくれるのは、人件費に余裕のある大企業だけです。大きな会社では(SIer以外でも)IT関連部署に、いかにも「ハッカー」のにおいをぷんぷんさせた猛者がいたりするものですが、開発技術者の供給源である中小SIerでは、人員に余裕がなく、いつまでもPGとしてモラトリアムさせてもらえないのです。それでも実装作業に残りたいという人間は、契約社員になるか、わたしのような個人事業主になるしかありません。わたしが知っている中で優秀なPGと思えた人は、みな大企業の片隅で仙人のようになっているか、会社を飛び出して一匹狼になっている人でした。高度な技能の持ち主も、正当に評価されなければこのような生き方を選ばざるを得ません。

悲しいけど事実だよね。とりあえず大手にいる人は見といたほうがいいと思います。

時間がある人は(1)も。

こんなアドバイスをしなければならないこと自体、実に情けないことです。

最後の一行が涙を誘う。


[追記]

補足として、ちなみにVBが高度だとかJavaがどうだとかいう話はおそらく昔からプログラムやってきた人にしかわからないのかなと思う。コードが記述される箇所は基本的に一箇所で上からよんでいけばどうにでもなっていたのが、イベントドリブンで分散するようになって見通しが悪くなってしまって戸惑ったものだ。

C言語でイベントループ書いて、「ああ、だるい。オブジェクト指向でオブザーバパターンでもやるか」という流れのときの感覚というか。最初からJavaVBがあった環境で育った人にはこの部分がないだろうからわからんのだろうね。それにC言語は非常に言語仕様が小さいので他の言語と比べると敷居は低い(BASICからマシン語という流れを経験している人にとってアドレス計算は別に遠い世界の話ではない)からとか。


この記事が「あーわかるわかる」という人は紛れもなくおっさん技術者。