デジゲー博 2015 いってきた

2015/11/15デジゲー博なるものがあったので去年に引き続き行ってみた。これは同人、インディーの即売会。まぁソフケとかMI68とかそういうものと同じ。

かなり久しぶりの秋葉原駅。男子トイレがすさまじく臭いのだが、換気扇ぶっ壊れてる感じかね、これ。もともと1カ所しか換気するところなさそうにみえたけど。あと、男子トイレではおなじみの大のほうは相変わらず並んでる。

同じ同人ソフト即売会でMI68との違いがどうたらとかTwitterでつぶやいてしまったので比較しないわけにはいかないだろう。

会場の雰囲気

前回までのMI68と比較するとやはり若い人が多い。20代もかなりいると思われる。MI68はレトロゲーイベントではないのだが、レトロゲー率がやはり高いので、ここは仕方がない所だろう。次回のMI68も多分年齢層は高めだろう。講演内容もあるかもしれない。そういやデジゲー博には講演はないな。そこが差別化か。

逆に若い人はMI68などのイベントで30年前のパソコンを一度は目にしてみたほうがいいかもしれない。クロック周波数が今のスマホの1/500とか、メインメモリがKBやMB単位で、数千分の一とかそういうので動かすわけだ。ハードディスクもない場合も多く、そもそもフロッピーディスクドライブすらない場合もある。

おっと、話がそれた。

会場の雰囲気は前回のイケイケなリア充のウェーイな雰囲気から一変して、いたってごく普通の即売会寄りになったと感じた。VR系や東方を前面に押し出してメディアや外人などが目立った去年と比べると明らかに違う。

また、完成してないものや遊べない、遊びにくいものがおおあった去年と違い、今年は感覚的なもので申し訳ないが、ちゃんと体験版を100円など有料配布していた。もちろん、無料配布しているところもあるが。

2D系も多めに感じたし、ちゃんとドット絵が多く感じられた。のっぺり系の絵や2Dではあっても物理演算でいかにもUnity等でこねくりまわしてつくった、3Dものとかそういうのもあるが、前回よりは2Dのゲームのほうが目立つ感じはあったと思う。これも感覚的なものでもうしわけないが、スマホ系はだいぶ減った感じもあった。

展示について

一般参加側から見てふと思ったことを。

スマホ用、DL専用はいい内容のものでもきつい

出店しているソフトはパソコン向けのほかにはやはりスマホタブレット向けのものも前回同様そこそこある。

スマホタブレット向けのものはどうしても一般のマーケットを通るため、ダウンロード専売になってしまうのでその場で購入とはなりにくい。残虐表現などきわどい描写も難しいだろう。

また、どうしても画面は小さく目立たない状態。
それに他人のタブレットスマホにタッチするというのもそこそこ躊躇しやすい。即売会ではやっぱりスマホ系の展示は終わっているというのは変わらない。かえるのは難しいだろう。

とはいうものの、食っていくためのプラットフォームとしてはここ以外現状無理といってよいのでこの即売会との相性の悪さは何とかしないと未来はない。

すでに何らかのソフトで成功していて、黙っていても客が群がる状態ならこの限りではないだろうが。

液晶品質大事

ディスプレイの種類は展示で重要な要素の一つ。テカテカ液晶はやはり圧倒的に目立つ。開発時は気に入らないとしても展示するならテカテカ液晶で13インチ以上はぜひともほしいところだ。これだけで印象が大きく変わる。同人でならともかく、インディーとして食っていくなら必須の装備といってよいだろう。

対応機種書いてないところ多すぎ

これは本当に困った。対応機種を書いてないところがものすごく多かった。これでは買いたくても買えない人も多いだろう。

インスト必要

一般参加者に触ってほしい、そう考えるなら口で説明するのではなく、紙に書いておいておくとよいと思う。
それだけでコントローラを手に持つ人は一気に増えるだろう。

基本操作が想像しやすい格闘であっても、コマンド表は必要だろうし、STGは大抵どこかかならず特殊な仕組みをみんなぶっこんでいるはずだ。
マニュアルがいらないと考えるのは作った本人だけ。なんでも仕組みを知り尽くしている本人はこのへん意外と気が付かないもの。

かわいいは正義

room6さんところはとにかくかわいいを前面に押し出していて雰囲気が良く、ここだけ別次元のように感じた。同人ソフトの即売会ではないが、ゲームレジェンドではこういう感じのブースがたくさんあるのでそういうのが好きな人はいってみるとよいだろう。

音楽の良さはアピールできない

聞いてもらわないといけないため会場のうるささ、隣のブースへの配慮などもあって音楽のアピールは向かない。ゲームという一つのジャンルであり、音楽専用のエリアなどに分けられているものでもないため、わざわざヘッドホンをするというのは手間であり、人が多ければ多いほど流れを止めてしまいやすくつらい。

戦利品

買ったのは今年も1つだけ。去年は体験版を買ったんだったかな。

OSENBEI

早寝早起き腹八分さんの横スクロールSTG。モノクロでゲームボーイを意識している感じだ。
プレイしていてやはりSTGはいい、作りたい!と、STGの全盛期をふと思い出すなどした。武装の法則性が全然わからないのでそこだけ聞きたいところ。

宣伝動画があるのでこれ見たほうが早い。
Windows版のほかMac版も収録されているのが珍しい所か。

CSCD 21.5

クリエイティブスタッフさんところのゲーム詰め合わせ。
無料。

大学のゲーム製作サークルらしい。うらやましい。自分も学生時代にそういうのやってみたかった。

次回は

次回があるかどうかはわからないが、今回の方向なら次回も参加してよいと思った。会場の雰囲気がよいほうに変わったと感じた。